その胸やけ、実は「逆流性食道炎」かも!?症状と原因をチェック!

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LION ヘルスケアマイスター

山岸 理恵子やまぎし りえこ

健康・美容
その胸やけ、実は「逆流性食道炎」かも!?症状と原因をチェック!

その胸やけは「逆流性食道炎」かも?問診表をチェック

日々の生活の中で、胸やけや胸のつかえ感、胃から口の中に酸っぱいものが上がってくる感覚がある…といったことはありませんか?

「早食い」や「食べ過ぎ」などが原因で一時的にそういった症状が出ることはありますが、頻繁に起こる、もしくは症状が続くようなら「逆流性食道炎」の可能性があるので要注意。

胸やけなどの自覚症状がある人は、まず「逆流性食道炎」の問診表(Fスケール)を使ってチェックしてみましょう。

Fスケール問診票

あなたは以下にあげる症状がありますか?
ありましたら、その程度を記入欄の数字(スケール)に〇を付けてお答えください。

    Fスケール問診表M.Kusano et al.: J.Gastroenterol.,39,888(2004)より一部改変

質問1~12までの回答スコアを合計して、8点以上であれば逆流性食道炎の可能性が高いといえます。

ライオンが20~60代の男女33373名を対象に、この「Fスケール」を使った調査をしたところ、全体の37%が「逆流性食道炎」の疑いがあり、中でも20代女性は52%、30代女性47%と、40代男性36%や50代男性33%と比較しても、意外にも若い女性に多いことがわかりました。

では、「逆流性食道炎」とは、一体どんな病気なのでしょうか。

「逆流性食道炎」とその症状

「逆流性食道炎」は、強い酸性の「胃液」や消化途中の「胃の内容物」が食道に逆流する「胃食道逆流症(GERD)」のうち、食道の粘膜に炎症が起こった状態。食道に炎症がない場合は「非びらん性逆流症」と診断されることもあります。

代表的な症状は胸やけで、胃からのどで突き上げるような感じや、食道のあたりにチリチリ感があります。また、口やのどに酸っぱい胃液がこみ上げてくる「呑酸(どんさん)」という症状もみられます。

胸のつかえや胸の痛み、時には食物がのどまで逆流して、のどの痛みや吐き気が起こることもあります。

「逆流性食道炎」の原因は、食生活の乱れや老化

通常、食道と胃の境目は、食べ物を飲みこむとき以外は「下部食道括約筋」という筋肉で閉じられていて、胃の内容物が逆流して食道が傷つかないようになっています。また、食道の蠕動(ぜんどう)運動によって、逆流が起こったとしても、すぐに逆流した物を胃に押し戻すことができます。

ところが、なんらかの理由によってこうした逆流防止機能が弱まったり、胃酸の分泌が活発になると、胃酸の逆流が起こり、その結果「逆流性食道炎」が発生することがあります。主な原因には、以下のことがあげられます。

●食べ過ぎ、脂肪やたんぱく質の多い食事の摂り過ぎなど、食生活の乱れ
●アルコールや喫煙
●肥満、妊娠、猫背、ベルトの締めつけ過ぎなど腹部の圧迫
●加齢による筋力の低下や、食道の蠕動運動の低下

「逆流性食道炎」はもともと日本人には少ない病気といわれてきましたが、食生活の欧米化と高齢化にともない、日本でも多くみられるようになってきました。また、ストレスや生活リズムの乱れも一因になります。

食事や生活習慣を見直そう。「逆流性食道炎」予防のポイント

「逆流性食道炎」は、普段の食事の摂り方や生活習慣を見直すことで予防できます。具体的に、以下のことに気を付けて生活するといいでしょう。

「逆流性食道炎」予防のポイント

食べてすぐ横にならない

食後2~3時間は正常な状態でも胃の内容物が逆流しやすいので、横になったり、前かがみの姿勢をとらないようにしましょう。

食べ過ぎ、飲み過ぎは禁物

一度に大量の食べ過ぎや、アルコールの飲みすぎは、「下部食道括約筋」の閉まりを悪くさせ、胃酸の分泌量も増えて、胃液が逆流しやすくなります。

年末年始などのパーティーシーズンは特に、はめを外しすぎないよう、腹八分目を心がけましょう。

刺激物や脂っこいものは控える

熱過ぎるもの、酢や柑橘類、香辛料、脂っこいものや甘いもの、消化の悪いもの、アルコール、コーヒー、炭酸飲料などは胃液の逆流を招きやすいので、摂り過ぎないようにしましょう。

補正下着やべルトで締めつけ過ぎない

ベルトなどでお腹を締めつけ過ぎると、腹圧が上昇して胃酸が逆流しやすくなります。腹部を圧迫するような下着や服装は避けましょう。

市販薬で不快な症状が和らぐことも

胃酸の逆流などによる、胸やけなどの不快な症状は、市販の胃腸薬でおさまることもあります。「胃酸をおさえる成分」「胃酸を中和する成分」「粘膜を保護する成分」が入っているものがおすすめです。

ただし、症状が改善しない場合は、かかりつけの医師や内科医に相談しましょう。

胸やけや食道のあたりの不快感は「ただの食べ過ぎだろう」とそのままにしてしまいがちですが、症状を自覚したら、早めに対処してくださいね。

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