お洗濯頻度は週1?月1?意外に汚れるシーツの洗い方と干し方
「シーツの洗濯頻度」はライオンの調査によると「冬は月1回」という人が最多ですが、1週間の使用でも意外に汚れがついていますので、できるだけこまめに洗いましょう。洗濯表示を確認し、目立つ汚れに前処理をしたら洗濯機へ。汚れた部分を下にして入れると洗浄力アップ。干す時は物干し竿を2本使ってM字干しすると早く乾きますよ。
シーツのお洗濯頻度はどのくらい?みなさんに聞いてみました
お日様をたくさん浴びた洗いたてのシーツに横になる。気持ち良いですよね。みなさんはシーツをどのくらいの頻度でお洗濯していますか?汗やニオイが気になるけれど、干す作業や洗ったシーツを布団にかける作業を考えるとついつい先延ばしにしてしまう方も多いのでは。20~50代の 女性757名を対象にシーツをどのぐらいの頻度でお洗濯しているのか、調査してみました。
- ※ライオン調べ、SA、n=757、インターネット調査
その結果、冬は「月1回くらい」がもっとも多く、次に「2週間に1回くらい」「週1回くらい」が多いことがわかりました。中には「週2回以上」と頻繁にお洗濯している方や逆に「年間通して1、2回くらい」の方も見られました。お洗濯頻度にはかなり個人差があるようです。
シーツには意外と汚れが付着している
シーツの汚れは、なかなか目には見えませんがどこにどのように汚れがついているのでしょうか。特殊な試薬を用いて、1週間使用したシーツの汚れを可視化してみました。
- ※冬(2月)に新品のシーツを使用し、実験者が自宅で長袖・長ズボンを着用して就寝。1週間シーツを使用したあと、特殊な試薬で染色。
結果を見ると、1週間しか使用していなくても、汚れが広範囲についていることがわかりました。汚れは、頭から足の部分にかけて見られ、特に足の部分の汚れが目立っていました。洗濯頻度が少ない場合や汗をかくことが多くなる夏場にはもっと多くの汚れがつくことが考えられます。
※ただし、汚れの量は、使用する寝具やパジャマ、個人差、及び就寝する場所の環境等によっても変わります。
シーツについた汚れは、放っておくと黄ばみになったり、ニオイの元となったり、ダニを引き寄せたりするといわれています。なるべくこまめに洗って清潔な状態を保ちましょう。
しっかり汚れを落とすシーツの洗い方
次に、シーツの洗い方をご紹介します。
洗濯表示を確認して洗剤を選ぶ
シーツについている「洗濯表示」を確認します。タグの注意書きも確認して、適切な洗剤を選びましょう。
旧絵表示 | 洗濯表示 | おすすめの洗剤 |
---|---|---|
洗濯機による洗濯ができる。 洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい。 |
洗濯機で洗濯処理ができる 洗濯機で弱い洗濯処理ができる |
一般衣料用洗剤 |
洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる | おしゃれ着用洗剤 |
|
弱い手洗いがよい(洗濯機は使用できない)。 | 手洗いができる |
洗剤の中には漂白剤入りのものがありますが、下記の記号(漂白処理ができない)がある場合には、「漂白剤入りの洗剤」は使用できませんのでご注意ください。
目立つ汚れには前処理を
シミや黄ばみなど、シーツに汚れが目立つ場合には、洗濯機に入れる前に前処理をしましょう。
<部分的に目立つ汚れがある場合>
部分的に目立つ汚れには、液体洗剤や液体酸素系漂白剤を塗布します。
<血液汚れには注意!>
シーツの血液汚れに液体酸素系漂白剤を使用する場合、そのまま汚れにつけてしまうと、変質してかえって取れにくくなります。しっかり水で汚れを洗い流してから漂白剤をつけるようにしましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
「血液汚れ」をキレイに落とす方法
<黄ばみなど、広範囲に汚れている場合>
皮脂による黄ばみなど、広い範囲に汚れがついている場合には、濃い目の洗剤液と液体酸素系漂白剤で30分~2時間程度、「つけおき洗い」すると汚れが落ちやすくなります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
衣類をしまう前に白いワイシャツの「黄ばみ」を予防
洗濯機でお洗濯
1. 洗濯表示と洗濯機の取扱説明書をチェック
シーツの洗濯タグに下のような表示がある場合には、洗濯機の「手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コースなどの弱水流コース」を選んで洗いましょう。洗濯機によってコース名や洗い方が変わりますので、ご自宅の洗濯機の取扱説明書をご確認ください。
洗濯表示 | 旧絵表示 |
---|---|
2. 「洗濯ネット」にシーツを入れる
洗濯表示のタグに、「洗濯ネット使用」の注意書きがある場合や、シーツのしわが気になる場合には、たたんで洗濯ネットに入れます。汚れている面が表に出るようにたたみましょう。
<洗濯ネットに入れるときのたたみ方の一例>
汚れがたくさんついている足元の汚れが落ちやすいたたみ方の一例をご紹介します。
(1)上下を1/8ずつ折ります。
(2)表が出るように左右1/4ずつ真ん中に向けて折ります。
(3)縦に折ります。
(4)Zの字のように、じゃばら状に折ります。
3. 洗濯機にシーツを入れる
洗濯機は、パルセーター(回転板)に近い位置のほうが機械力が強く、洗浄力もより高くなります。下のイラストのように、汚れている部分を下にして洗濯機に入れます。
4. 洗濯機をスタートさせる
洗濯機にシーツを入れたら、適切な洗濯機のコースを選んで、洗剤投入口に洗剤を標準使用量セットします。汚れが気になる場合には、液体酸素系漂白剤を漂白剤専用投入口に入れましょう。
また、シーツをやわらかくなめらかに仕上げたい時や、しわが気になる時には、柔軟剤を使用します。この時、消臭効果のある柔軟剤を使うと、気になるニオイも抑えることができます。
シーツが早く乾く干し方
洗い終わったら、洗濯機からすみやかに取り出して干します。シーツは、大きくて乾きにくいですが、干し方の一工夫で乾くスピードを早められます。
<屋外干しの場合>
物干し竿を2本使って「M字干し」すると、早く乾きます。
<部屋干しの場合>
角ハンガーや数個のハンガーを並べた上からシーツを覆うようにかけると、真ん中に空洞ができて風の通りが良くなり、早く乾きます。
また、何枚か洗って干す場所がない時などには、角ハンガーに「じゃばら干し」するとコンパクトに干すことができます。さらに扇風機を使うと、乾きが早くなります。
洗いたての清潔なシーツで気持ち良く眠れるよう、天気予報が晴れマークなら、少し早起きしてシーツのお洗濯をしてみませんか。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
片木 徹也
かたぎ てつや
洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
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