顔のつっぱり、乾燥が気になる!顔の乾燥の原因とスキンケア対策
肌がつっぱったり、化粧ノリが悪くなったり、顔の乾燥が気になったりしませんか?空気の乾燥や加齢だけでなく、マスクの着用も肌の乾燥の原因になります。対策は、ズバリ保湿!話題のヘパリン類似物質についても説明します。
コロナ禍以降*で、見た目年齢が変化!?
(*新型コロナウイルスまん延以降(2020年4月以降))
皆さんは、ご自分の「見た目年齢」を実年齢と比べてどう感じていますか?
実は、コロナ禍以降でご自分の見た目年齢が変化したかどうかを聞くと、「実年齢よりも老けて見える」と感じるようになった女性が全体の4割以上もいました。「若く見える」と感じるようになったと回答した16%と比較すると、とても多いですね。
- ライオン調べ、20~50代女性 1,000名、2021年
また、老けて見える原因について聞いてみると、「乾燥している」がトップとなり、「顔の乾燥」は見た目年齢にも大きな影響を与えていると考える女性が多いことがわかりました。
- ライオン調べ、20~50代女性 1,000名のうち、「実年齢より老けて見えると感じる」と回答した407名、2021年
マスクによる乾燥トラブルも増えている
いろいろ対策しているのに、顔の乾燥が気になる…と感じている人は、コロナ禍で毎日着用するようになった「マスク」も原因の1つかもしれません。マスクは感染症対策として重要アイテムですが、マスクによるこすれや、マスクの着脱による急激な温度・湿度変化により、肌は乾燥しやすい状態になりがちです。
毎日マスクを着けることで、「肌の状態が悪くなった」と感じている女性は9割もいました(下記グラフ左)。また、顔の乾燥について聞いてみると、7割以上が「乾燥がひどくなった」と答えています(下記グラフ右)。
- ライオン調べ、20~50代女性 1,000名、2021年
「顔の乾燥」4つの主な原因と対策
ここでは、顔の乾燥の主な原因と対策についてご紹介します。
主な原因は、「空気の乾燥」「紫外線ダメージ」「過度の洗浄」「加齢」の4つが考えられます。ここから1つずつ説明します。
顔が乾燥する主な原因と対策
1.空気の乾燥
特に秋から冬にかけては気温とともに湿度も下がって乾燥します。最近は、夏でもエアコンを常につけていることで、肌が乾燥していることも。加湿器を使う,エアコンの風が直接当たらないようにするなどの対策が必要です。
2.紫外線ダメージ
紫外線を過度に浴びるとバリア機能が低下して、肌のうるおいが失われます。日焼け止めを塗る、帽子や日傘を活用するなど、紫外線ケアをおすすめします。
3.過度の洗浄
クレンジングや洗顔時にごしごしこすって洗うと、摩擦で肌を傷つけて肌の乾燥の原因に。また、過度の洗浄や洗浄力の強い洗浄剤を使うことで、皮脂や細胞間脂質が溶け出し、乾燥を招くこともあります。お肌にやさしいクレンジング剤や洗顔剤を使って、やさしいタッチで洗いましょう。
4.加齢
肌の機能は加齢により低下します。特に、女性は皮脂腺の働きが20代中盤から衰えてくるため、皮脂不足により乾燥状態に。十分な保湿を心がけることが大切です。
ほかにも、「ホルモンバランスの乱れ」「過労やストレス」「偏った食生活」なども肌の乾燥の原因になります。休息をしっかり取って、栄養バランスよく食べることも忘れないでくださいね。
マスクを外しての生活に備えて、肌の保湿を心がけよう
ここで、乾燥した肌がどのような状態になっているのか、おさらいしましょう。
肌の表皮の最も外側の層を「角層」といい、角層は、「角質細胞」と「細胞間脂質(セラミドなど)」からなります。健康な肌では、角質細胞が隙間なく並んでいて、肌内部にある水分が出るのを防ぎ、うるおいのある肌を保つとともに、外部刺激から肌を守る「バリア機能」を担っています。
しかしながら、肌が乾燥すると角層の「バリア機能」が衰え、外部からの刺激を受けやすくなり、角質細胞に隙間ができて肌の水分が蒸散しやすい状態に。ますます乾燥が進み、悪循環に陥ります。
<「健康な肌」と「乾燥した肌」はどう違うの?>
早くマスクを外して生活したい一方で、5割以上の女性が、マスクを外すと顔の「肌あれが見えてしまうこと」を不安に感じています。
マスクを外しての生活に備え、ていねいな保湿をして、肌の乾燥対策をしておきたいですね。
今注目の「ヘパリン類似物質」で肌にうるおいを!
肌の乾燥が気になり始めたら、一番の対策は「保湿」です。
保湿成分にもいろいろありますが、今注目されているのが「ヘパリン類似物質」。ヘパリン類似物質は、体内にある「ヘパリン」という物質と似た成分で、保湿効果があります。このヘパリン類似物質の「肌のラメラ構造の修復」と「うるおいの抱え込み」の2つの働きで、肌の乾燥の予防をしてくれるのです。
<ヘパリン類似物質の2つの働き>
肌の乾燥が気になる時には、こまめなスキンケアをして、マスクを外した時にも健やかな肌でいたいですね!
スキンケアをしていてもカサついてしまう乾燥肌には、市販の治療薬を使うのも1つの方法です。市販の治療薬を使っても症状が改善しない場合は、早めに専門医を受診してください。
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。
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