「肌あれ」の原因と症状〜乾燥やストレスなどの様々な原因を解説〜
肌のカサつき、ザラつき、ニキビ、吹き出物などの「肌あれ」は、皮膚組織のもっとも外側にある角層がダメージを受けることで起こります。乾燥や寒冷、紫外線など外部からのダメージのほか、加齢による角層の機能低下、過度の洗浄、生理周期によるホルモンバランスの崩れ、栄養不足や睡眠不足、喫煙、ストレスなども原因になります。
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気分も落ちるイヤな「肌あれ」
皆さんは、「肌あれ」に悩まされていませんか？「肌あれ」とは、肌がカサついたり、ザラついたり、ニキビが出た状態のことをいいます。「肌あれ」の原因としては、乾燥や寒冷、紫外線などの外的な要因やホルモン分泌や生活習慣などの内的な要因によるものなどが考えられます。今回は、「肌あれ」の原因と症状について詳しくご紹介します。
「角層」がダメージを受けると肌あれに！
皮膚は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層に分かれています。
1番外側にある表皮は、さらに細かい層に分かれており、表皮のもっとも外側の層を「角層（角質層）」といいます。角層は、「角層細胞」と「細胞間脂質（セラミドなど）」からなり、水分を保つことで柔軟性を維持したり、皮膚内外の二方向性のバリアとしての機能を持っています。肌あれは、この角層がダメージを受けることによって起こります。
肌あれの「原因」
肌あれの「原因」としては、次のようなものがあります。
1.乾燥や寒冷、紫外線などの外部からのダメージ
角層は、「水分保持による皮膚の柔軟性の維持」と「皮膚内外の双方向のバリア」の大きな2つの機能があります。しかし、乾燥や寒冷、紫外線などの外部からのダメージを受けると、これらの機能が低下して肌あれが起こります。
2.加齢
角層の機能は加齢により低下します。特に、女性は皮脂腺の働きが20代中盤から衰えてくるため、皮脂不足による乾燥、つまり柔軟性の低下が起こり、肌あれにつながります。
3.過度の洗浄
過度の洗浄や洗浄力の強い洗浄料の使用により、皮膚にうるおいをもたらす皮脂や細胞間脂質が溶け出し、角層の水分量や柔軟性が低下して、肌あれが起こります。
肌あれの状態が続くと、ターンオーバー（皮膚の代謝サイクル）にも異常が起こり、角層が厚くなって、よりかたくキメの粗い肌になります。
4.生理周期
女性の場合、生理前から生理中の間は、肌あれを起こしやすくなります。また、ホルモンのバランスが崩れることによって皮脂分泌が促進され、ニキビができやすくなります。皮膚も過敏になり、じんましんやかぶれを起こしやすくなります。
5.栄養不足
偏った食事は、肌あれにつながりますので、栄養のバランスに気を付けましょう。
6.睡眠不足
睡眠中は皮膚の新陳代謝が活発に行われます。そのため、睡眠不足は、肌あれにつながります。
7.喫煙
喫煙は、毛細血管を収縮させるため、血液の循環が悪くなります。これが、ターンオーバー（皮膚の代謝サイクル）にも悪影響をおよぼして、肌あれが起こります。
8.ストレス
ストレスは、自律神経や免疫力、ホルモンの分泌などに対して、様々な悪影響をおよぼします。ストレスによってからだの免疫力が低下すると、ターンオーバー（皮膚の代謝サイクル）に異常が起こり、肌の水分保持機能やバリア機能が低下して、肌あれが起こります。
肌あれの「症状」
肌あれの「症状」としては、次のようなものがあります。
1.肌のカサつき
2.肌のザラつき
3.ニキビや吹き出物ができる
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。
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