「肌あれ」の正しい予防法
私たちの肌は、毎日の生活のなかで知らず知らずのうちにダメージを受けていますが、肌あれは予防することができます。肌あれを防ぐには、乾燥や紫外線などから肌を守ることに加え、常に肌を清潔な状態に保つことが必要です。また、健康な肌のためには、毎日の食事も重要。栄養バランスの摂れた食事を摂りましょう。
「肌あれ」は予防できる
「肌あれ」を防ぐには、乾燥や紫外線などから肌を守ることに加えて、常に肌を清潔な状態に保つことが必要です。洗顔後は、水分や油分で肌を十分うるおしましょう。また、健康な肌をつくるには、栄養バランスのとれた食事が大切です。今回は、「肌あれ」の正しい予防法を学びましょう。
「乾燥」や「紫外線」などから肌を守る
肌あれを防ぐには、「乾燥」や「紫外線」などの外部からの攻撃に対して、肌を守ることが大切です。
乾燥が原因の場合は、室内の加湿を十分に行いましょう。また、お肌にしっかり水分を与えるために、洗浄後は、化粧水などで皮膚の水分を補い、オイルやクリームで保湿しましょう。
紫外線が原因の場合は、日焼け止めを使用したり、衣服や日傘などで肌を守ったりするようにしてください。特に、紫外線量が多くなる4月~9月は気を付けましょう。
「栄養バランスのとれた食事」を摂る
皮膚は、血液の状態や栄養素の消化、吸収、貯蔵、排泄といった一連の体内環境が整えられることによって、健康状態を保っています。
肌に良いからという理由で、野菜や果物だけを多く食べる食事法は、必要栄養成分の不足や新陳代謝に必要なエネルギー不足を招くことになります。「栄養バランスのとれた食事」で、肌あれを予防しましょう。
皮膚に必要な栄養素とその働きは、次のとおりになります。
1.たんぱく質・アミノ酸
皮膚の細胞を正常に働かせるためには、たんぱく質やアミノ酸を十分に摂取することが大切です。肌の弾力を保つコラーゲンの主な原料は、アミノ酸であるグリシンとプロリン、アラニンです。
良質のたんぱく質やアミノ酸を多く含む食品には、魚、肉、牛乳、卵、大豆、大豆製品などがあります。
2.ビタミンB群
ビタミンB群が不足すると、皮膚に炎症が起こったり、脂っぽくなったり、ニキビや吹き出物ができやすくなります。なかでもビタミンB2とビタミンB6は、皮脂の分泌を調整したり、脂肪やたんぱく質の代謝を促進したりする働きがあります。ビタミンB2、B6を多く含む食品には、レバー、卵、大豆、乳製品などがあります。
3.ビタミンC
シミやそばかすなどの原因となるメラニン色素の生成をおさえ、コラーゲンの形成と維持を調節する働きがあります。また、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンを生成したり、皮膚の形成に必要な鉄分の吸収を助けたりする働きもあります。
ビタミンCを多く含む食品には、柑橘類、イチゴ、アセロラなどの果物類や、ブロッコリー、赤ピーマン、小松菜などがあります。
4.ビタミンA
保湿成分の生成を助け、皮膚を含む上皮組織を維持・増殖する働きがあります。ビタミンAが不足すると、乾燥肌やサメ肌の状態となります。
ビタミンAを多く含む食品には、かぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜などがあります。
5.ビタミンE
皮膚の血行を促進する働きがあります。また、皮脂の酸化を防ぐ抗酸化剤としての効果もあり、肌あれの予防に大きな役割を果たします。
ビタミンEを多く含む食品には、小麦胚芽、植物油、大豆製品、ナッツ類、卵などがあります。
6.ミネラル
亜鉛や鉄などは、皮膚の増殖や機能維持に必要不可欠な栄養素であり、銅はコラーゲンの生産を助けるのに必要な栄養素です。
亜鉛や鉄を多く含む食品には、レバーや魚介類などがあり、銅を多く含む食品には、豆類やプルーンなどがあります。
7.食物繊維
食物繊維不足による便秘も、皮膚状態に大きな影響をおよぼします。便秘になると、老廃物が腸内にたまり、腸の粘膜がそれを再吸収してしまうため、これが肌あれにつながります。
食物繊維を多く含む食品には、ごぼうやれんこんなどの根菜類、豆類、海藻類などがあります。
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。
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