「歯ぐき」が下がる思わぬ原因!歯ぐきにハリを保つためのセルフケア

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LION オーラルケアマイスター

平野 正徳ひらの まさのり

「歯ぐき」が下がる思わぬ原因!歯ぐきにハリを保つためのセルフケア

実はお肌と似ている!「歯ぐき」の成分とおとろえるメカニズム

肌にハリがなくなった、化粧のりが悪いなど、年齢とともにお肌に関する悩みは増えていくもの。お肌の主成分であるコラーゲンが、弾力やハリに影響を与えていることは広く知られています……が、実はそのコラーゲンが「歯ぐき」でも重要な成分であることをご存知ですか?

もし、最近なんだか“歯ぐきが下がってきた”と感じている人がいたら、それはコラーゲンが関わっているかもしれません。今回ご紹介するのは、そうした歯ぐき下がりのメカニズムと、歯ぐきのおとろえを防いで健康な歯ぐきを保つためのセルフケアです。

多くの人が感じている?“歯ぐきのおとろえ”

気持ちの上ではまだまだ若い!と思っている方でも、年齢を重ねるにつれて少しずつ体力や気力はおとろえ始めます。実はこれ、歯ぐきについても同じことが言えるのです。ライオンが行った調査※1では、歯周病予防を意識している30代~60代の女性の約60%は歯ぐきの状態を気にしており、その中で最も多いのが「歯ぐきが下がってきた」でした。

  • ※1 ライオン調べ n=2000、30~69歳女性、2014年

歯ぐきは、実はコラーゲンが主成分って本当?

私たちの身体の約60%は水分ですが、それを除いた残りの半分は肌、筋肉、血液などを構成するタンパク質でできています。肌の主要な成分としてコラーゲンというタンパク質は有名ですが、このコラーゲンは肌にハリや弾力を与える役目を果たしています。

実は、歯ぐきに弾力を与えているのもこのコラーゲンが関係しています。歯ぐきが下がる主原因は炎症による歯槽骨の吸収ですが、コラーゲンの減少も歯ぐき下がりの原因になります。

歯ぐき細胞の活性化が大切

歯ぐきの組織は外界に接している上皮組織と、その下の結合組織の2層構造になっています。コラーゲンは結合組織に存在する歯ぐき細胞の1つである線維芽細胞(結合組織の歯ぐき細胞)によって作り出されます。

しかし、この結合組織の歯ぐき細胞が、加齢によりおとろえたり、歯周病原因菌が出す毒素などで傷つけられると、コラーゲンの再生にダメージが生じてしまいます。そこで重要なのが、結合組織の歯ぐき細胞を活性化させることです。

歯ぐきのおとろえが気になる人へ。歯ぐきケアをLet’sトライ

セルフケアで取り入れたい結合組織の歯ぐき細胞を活性化させる成分って?

結合組織の歯ぐき細胞を活性化させる成分に「アラントイン」があります。アラントインは、ハンドクリームやアトピー性皮膚炎向けの塗布剤などに配合されていますが、歯ぐきにおいても結合組織の歯ぐき細胞を活性化して、コラーゲンを作り出す手助けをし、歯ぐき組織を修復する作用があります。歯ぐきのおとろえが気になる方は、アラントインが配合されたハミガキを使うといいでしょう。

セルフケアで取り入れたい「歯ぐきマッサージ」

左・歯ぐきにも毛先が当たっている様子 / 右・凸型設計のハブラシ

歯ぐきのおとろえが気になる方は、歯ぐきをマッサージするのもよいでしょう。

歯ぐきマッサージは、歯周ポケットをケアするブラッシングで行うことができます。歯周ポケットをケアするブラッシングは、ハブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度であて、小刻みにみがくのがポイントですが、そうすることで、同時に毛先が歯周ポケット周辺の歯ぐきにあたり、マッサージされるのです。

ハブラシは歯周ポケットと周辺の歯ぐきに毛先がフィットしやすいよう、ブラシ面が凸型に設計されたものがおすすめです。中央の毛が歯周ポケットの奥まで入って汚れをかき出し、外側の毛が歯ぐきに同時にあたってマッサージできます。みがき方は動画をご覧下さい。

歯周ポケットのケアに適したみがき方

毎日のケアにプラスしたいナイトケア

普段の歯みがき習慣にプラスできる就寝前のナイトケアを紹介します。

結合組織の歯ぐき細胞を歯周病の炎症などから守るため、歯ぐきの上皮組織のケアにも気を配りましょう。

健康な歯ぐきは、上皮組織の歯ぐき細胞同士がしっかり結合していて、歯周病原因子が内部に侵入しにくい抵抗力の高い状態にあるのに対して、おとろえてきた歯ぐきでは、上皮組織の歯ぐき細胞同士の結合がゆるみ、歯周病への抵抗力が低い状態になってしまっています。結合組織の歯ぐき細胞を歯周病の炎症などから守るため、歯ぐきのケアにも気を配りましょう。

<健康な歯ぐき>

<衰えてきた歯ぐき>

最新のライオンの研究※2で、ビタミンEに上皮組織の歯ぐき細胞の結合を強化し、病原因子の侵入を阻害する効果があることがわかりました。就寝中は唾液の分泌量が減少しているため、歯周病菌が繁殖しやすい環境になります。寝ている間中ビタミンEが歯ぐきにとどまりやすいように設計されたハミガキを就寝前にご使用いただくと、細胞の結合を強めて歯ぐきの抵抗力を高め、歯周病の予防に効果的です。

  • ※2 Journal of Periodontal Research 2016 doi:10.1111/jre.12367

いかがでしたか?歯ぐきも肌と同様におとろえていくもので、その原因はコラーゲンが関係していることがわかりました。歯ぐきがなぜおとろえるのかということを知り、日頃からきちんとしたケアを行うことが大切です。毎日の歯ぐきケアで、歯ぐきを若々しく健康に保つようにしましょう。

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