見直そう!毎日のセルフケア。正しい「歯みがき」と5つのポイント
歯科の受診や定期健診に行きづらい状況でも、お口の健康は守りたいですよね。そのためには、歯のみがき方など「毎日のセルフケア」をきちんと行いたいもの。みがき残しが多い場所を知って、ハブラシの毛先を正しく当ててみがく、歯と歯の間は「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使う、「タフトブラシ」も併用して汚れを落とすことなどがポイントです。
歯科の受診や定期健診に行きづらい状況でも、お口の健康は守りたいですよね。そのためには、歯のみがき方など「毎日のセルフケア」をきちんと行いたいもの。みがき残しが多い場所を知って、ハブラシの毛先を正しく当ててみがく、歯と歯の間は「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使う、「タフトブラシ」も併用して汚れを落とすことなどがポイントです。
口の中を清潔に保つには、ハブラシだけでなく「歯間清掃用具」を使うことも大切です。デンタルフロスは、歯と歯の間の隙間が狭い部分の清掃に適しています。初めての人には、奥歯にも使いやすい「Y字タイプ」がおすすめ。隙間が広い部分には「歯間ブラシ」を使いましょう。使用する部位(歯間の広さ)に合わせた「サイズ選び」が大切です。
きちんとみがいているのにむし歯ができてしまう方に、むし歯予防の新習慣としておすすめしたいのが「フッ素洗口」です。薬局やドラッグストアで購入できる「フッ素洗口剤」を少量口に含み、ブクブクうがいをして、吐き出すだけ!フッ素がお口の中のすみずみまで行き渡り、歯にしっかりとどまって、むし歯を予防できます。
「むし歯菌は親から子にうつる」という話を聞いたことがありますか?実はこれ、科学的根拠がある話なのです。むし歯菌がうつりやすいのは幼児期なので、特にご注意を。大人の口腔内環境を整えることも、子どものむし歯予防につながります。お口のケアをきちんとして、むし歯菌をうつすリスクを減らし、家族で歯の健康を守りましょう。
むし歯とは、歯垢の中の細菌が作る酸により、歯が溶けて穴があく病気です。むし歯菌など酸を作る「細菌」、「歯や唾液」、「細菌のエサとなる糖質」の3つの条件が重なると、歯が溶ける「脱灰」と、修復する「再石灰化」のバランスが崩れ、時間の経過と合わせ、むし歯が進行します。予防するにはフッ素が有効です。
多くのハミガキに配合されている「フッ素」。どのような効果があるか、知っていますか?フッ素には、再石灰化の促進や歯質強化など「むし歯予防」に役立つ3つの働きがあります。チューブや外箱の裏面の成分欄に、「フッ化ナトリウム」や「モノフルオロリン酸ナトリウム」と書かれていれば、その製品はフッ素配合ハミガキです。
毎日きちんとみがいていても、歯と歯の間にはハブラシの毛先が届きにくく、歯垢が残りがちなもの。そんな歯間をきれいにするには、デンタルフロスが効果的です。歯と歯の間に入れたら上下に動かし、隣り合った歯の両方の面をみがきます。初心者には「ホルダータイプ」が使いやすく、1日1回、就寝前の使用がおすすめです。
入れ歯には「汚れや細菌がつきやすい」「ニオイが吸着しやすい」「すき間に細菌が繁殖しやすい」などの特徴があります。清掃が不十分だと、入れ歯のニオイの原因に。部分入れ歯も総入れ歯も必ず外してから清掃し、「入れ歯洗浄剤」などを併用すると効果的。ブリッジのお手入れには、ハブラシだけでなく歯間ブラシ等を。
明治時代に登場し、オリジナリティあふれるパッケージデザインと啓発啓蒙活動で「歯みがき」という行為の習慣化の一翼を担った「獅子印ライオン歯磨」。そのパッケージデザインや商品に込められた想いなどをふまえて、"くらしの豊かさ"を高めてくれるようなハミガキを、東京デザイン専門学校の学生たちに考えていただくことに。未来のデザイナーの卵たちが考えてくれた作品は、どれも「こんなハミガキがあったら楽しそう!」と思えるアイデアばかりでした!
「根面う蝕(こんめんうしょく)」とは、歯の根元にできるむし歯のこと。不適切なブラッシングや加齢、歯周病などが原因で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出すると、そこに新たなむし歯のリスクが生じます。根面う蝕は進行が早く、歯を失うリスクも高いので、適切なブラッシングやフッ素配合ハミガキなどで予防しましょう。