「Y字型デンタルフロス」の使い方とポイント
歯と歯の間はハブラシの毛先が届きにくく、よくみがいたつもりでも歯垢が残りがち。デンタルフロスの使用者はライオンの調査では約2割ですが、実は毎日の歯みがきの必需品です。Y字型デンタルフロスは、奥歯にも使いやすいのが特徴。歯と歯ぐきの間にスッと入るところまで入れ、上下に動かし隣り合った歯の両面をみがきます。
「デンタルフロス」の使用者は約2割
皆さんは、普段から「デンタルフロス」を使用していますか?
ライオンの調査※1によるとデンタルフロスの使用者は約2割と少なく、うまく使えずに続かない方も多いようです。そんなデンタルフロスも使い方のコツを知れば、簡単に使うことができます。今回は、デンタルフロスの使い方とポイントをご紹介します。
- ※1 ライオン調べ、3ヵ国オーラルケア意識調査、各国15-69歳男女、1200名、2013
デンタルフロスの「使用」が大切な理由
写真はハブラシだけで歯をみがいたあとの歯の歯垢を染め出したものです。良くみがいたつもりでも、歯と歯の間に歯垢が残りやすいことがわかります。歯と歯の間はハブラシの毛先が届きにくいので、むし歯や歯周病の原因となる歯垢を残さず落とすにはハブラシだけでは不十分。そのため、デンタルフロスの「使用」は欠かせないのです。
デンタルフロスの「種類」
デンタルフロスには、「ロールタイプ」と「ホルダータイプ」の2つの「種類」があります。
ロールタイプは、必要な長さ(40センチ位が目安)にフロスを切り取り指に巻きつけて使用するタイプ、ホルダータイプは、ホルダーにフロスが取り付けられているタイプです。前歯に使いやすい「F字型」と、挿入しにくい奥歯にも使いやすい「Y字型」があります。
初めて使う方には操作のやさしいホルダータイプがおすすめです。
デンタルフロスの「使い方」
ここではY字型のデンタルフロスの「使い方」をご紹介します。
1. デンタルフロスを歯にあてる
歯と歯の間にデンタルフロスをあてます。
2. 歯と歯の間に入れる
ゆっくり横に動かしながら、歯と歯の間に入れます。
3. 上下に動かす
中まで入ったら、上下に動かし、隣り合った歯の両方の面をみがきます。
4. 横に動かしながら取り出す
取り出す時も、ゆっくり横に動かしながら取り出します。
Y字型デンタルフロスの使い方を「動画」で確認
オーラルケアの基本は、歯垢を残らず落とすことです。歯と歯の間の掃除には、デンタルフロスを使いましょう。以下の「動画」で正しい使い方を確認してみましょう。
Y字型デンタルフロスを使う時の「ポイント」
以下に、Y字型デンタルフロスを使う時の「ポイント」についてご紹介します。
1. ゆっくり横に動かしながら入れる
歯と歯の接している部分(コンタクトポイント)を通過する時、勢いよく入れると歯ぐきが傷ついてしまいます。ゆっくり横に動かしながら入れます。
2. 糸を歯と歯の間にスッと入れる
デンタルフロスの糸を歯と歯ぐきの間にスッと入るところまで入れ、歯垢を落とします。
3. あいている指を歯やあごに固定する
あいている指を歯やあごに固定すると、フロスを動かす指が安定します。
「歯と歯の間」は重点的にキレイに!
歯垢が残りやすい「歯と歯の間」は、むし歯や歯周病になりやすい場所です。
デンタルフロスを使って歯と歯の間もキレイにしましょう。毎日継続して使うと効果的です。
この記事を作成・監修した
マイスター
オーラルケアマイスター
平野 正徳
ひらの まさのり
オーラルケア関連の基礎研究ならびに開発研究に20年以上携わってきました。 これまで得た知識と経験を活かして、歯とお口の健康に関する情報をお伝えします。
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