歯周病の予防に!セルフチェックとケアのポイント

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LION オーラルケアマイスター

平野 正徳ひらの まさのり

歯周病の予防に!セルフチェックとケアのポイント

「自分が歯周病」と気づいている人は、意外と少ない!

「歯周病とよく耳にするけれど、自分には関係がない病気」と思っていませんか?
実は、成人の約8割は歯周病※1といわれ、多くの人に関わりがある病気です。ところが、ライオンの調査※2によると自分が歯周病と自覚している人は約3割に過ぎません。

歯周病は、症状が進むまではなかなか自覚しにくい病気なので、気付かないうちにひどくなるケースが少なくありません。放っておくと、歯が抜け落ちてしまうことも……。

そこで今回は、「歯周病に気付くためのセルフチェック法」と、歯周病対策に有効な「セルフケアのポイント」を紹介します。ぜひ毎日のケアに取り入れて、大切な歯を歯周病から守りましょう!

  • ※1:厚生労働省、歯科疾患実態調査、35~49歳、2011年
    ※2:ライオン調べ、n=607、35~49歳、2017年

鏡を使って!歯ぐきのセルフチェック

毎日鏡で自分の顔は見ていても、歯ぐきまでよく見ている方は少ないのではないでしょうか?歯ぐきの健康状態は、目で見たり指で触って観察することができます。歯みがきの時に、鏡を使って自分の歯ぐきの状態をチェックしてみましょう。

資料提供:(公財)ライオン歯科衛生研究所

歯周病の予防に役立つ!セルフケアの7つのポイント

歯周病は、歯と歯ぐきのすき間(以下、歯周ポケット)にできた歯垢(歯周病プラーク※3)が原因です。その中には「歯周病菌」が潜んでおり、菌が出す毒素などによって、歯ぐきなどの歯周組織に炎症が起こります。ですから、歯周病の予防には、「歯周ポケットをキレイにすること」が大切です。以下のポイントを参考に、歯周病ケアを行いましょう。

  • ※3:歯周ポケット内の歯垢(歯周病菌を含む菌の集合体)
       本記事では歯周ポケット内にできた歯垢を「歯周病プラーク」と記載します

歯周病セルフケアのポイント

1.「歯と歯ぐきの境目」を重点的にブラッシングする

歯周ポケットをキレイにするには、「歯と歯ぐきの境目を意識してみがくこと」がポイント。ハブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、軽い力で小刻みに動かしてみがきましょう。

2.歯周病ケアに適した「ハブラシ」を使用する

下の写真のように、毛の先端が細く加工された「超極細毛のハブラシ」は、歯周ポケットにも毛先が届きやすいのがメリット。狭い部分の歯周病プラークもしっかり落とせて歯周病ケアに役立ちます。
また、奥歯はハブラシが届きにくく、みがき残ししやすい場所です。ヘッドが薄いハブラシなら、奥歯の歯周ポケットにも届きやすいのでおすすめです。

<ハブラシによる毛先の違い>

<ハブラシの毛先が歯周ポケットに入る様子>

※非線形有限要素法によるハブラシの毛先挙動解析結果(ライオン調べ)

3.奥歯の奥や歯並びが悪い部分は、「タフトブラシ」でみがく

奥歯の奥や歯並びの悪いところなどハブラシの届きにくい場所の歯周ポケットをキレイにするには、ヘッドが小さい、「超極細毛のタフトブラシ」が便利。みがきにくい場所にも毛先がラクに届き、通常のハブラシでみがき残した歯周病プラークをピンポイントでかき出します。

<ハブラシとタフトブラシの、ヘッドの大きさの違い>

<タフトブラシの使い方>

鏡を見ながら、奥歯の奥や歯並びが悪い部分の歯と歯ぐきの境目に、毛先を45度の角度で当て、歯ぐきに沿ってやさしく小刻みに動かしてみがきましょう。

では、タフトブラシの上手な使い方を動画で確認してみましょう。

4.デンタルフロスや歯間ブラシで歯と歯の間を清掃する

歯と歯の間の歯周ポケットも歯周病プラークが残りやすい部分です。ハブラシだけでなく「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使えば、より効果的に歯周病プラークを除去できます。
お口の状態に合わせ、次のように使い分けます。

・歯と歯のすき間が狭い部分→デンタルフロス
・歯と歯のすき間が広い部分→歯間ブラシ

デンタルフロスには、大きく分けて、持ち手に糸が取りつけられているホルダータイプと、必要な長さのフロスを切り取り、指に巻きつけて使用するロールタイプの2種類があります。

歯間ブラシの材質は大きく分けてゴムタイプとナイロンタイプがあります。「歯間用ジェル」などを合わせて使うとより効果的です。また、歯間ブラシは使用する部位(歯間の広さ)に合わせた「サイズ選び」が大切です。目安は、歯と歯のすき間にスッと抵抗なく挿入できるサイズです。ご自分に適したサイズがわからない場合は歯科医院で相談すると安心です。

5.歯周病ケアに適した「ハミガキ」を使用する

歯周病は、歯周病菌が出す毒素などで歯周組織に炎症が起こる病気です。歯周病(歯肉炎・歯周炎)予防のためのハミガキは、歯周病プラークの中に潜む歯周病菌を殺菌する成分に加え、歯ぐきのはれや出血を抑えたり組織を修復したりするなど、歯ぐきに作用する成分も配合された製品を選びましょう。

6.寝る前には「デンタルリンス」を使用する

寝ている間は唾液の分泌が減り、口の中の細菌が増殖しやすくなります。就寝前には殺菌剤入りの「デンタルリンス」の使用がおすすめです。寝ている間に口腔内の細菌が増殖するのを抑えてくれます。

7.「生活習慣」を見直して改善をする

食生活や睡眠も影響する歯周病は、生活習慣病ともいわれます。以下のように毎日の習慣を見直すことで、歯周病の発症や進行を防ぎましょう。

●喫煙は歯周病リスクを高めます。禁煙を心がけましょう。
●食習慣を見直して、栄養バランスのとれた規則正しい食生活を心がけましょう。
●十分な睡眠をとり抵抗力をつけましょう。
●軽い運動や音楽を聴くなどリラックスすることを心がけ、できるだけストレスをためないようにしましょう。

定期的に「歯科医院」で歯ぐきをチェックすることも大切

歯周病は、症状が進むまでなかなか自覚しにくい病気です。症状に気付いていなくても、もしかすると歯周病が進んでいるかもしれません。歯科医院で歯ぐきの状態をチェックしてもらい、歯石の除去や正しいブラッシング法のアドバイスなどプロのケアを受けましょう。健診の間隔は、歯ぐきの状態、歯垢や歯石のつきやすさなど、人によって違いますが、少なくとも1年に2~3回 は歯科医院を受診するようにしましょう。

自分はまだまだ歯周病じゃないから大丈夫、と思っていても、もしかしたら歯周病が進行いる可能性も。歯科医院で行うプロケアと自身で行うセルフケアをしっかり実践することで、歯周病の初期段階である歯肉炎なら、セルフケアでもとの健康な歯ぐきに戻すことが可能です。毎日のチェック&ケアで、歯ぐきの健康を保ちましょう!


教えて マイスター

「喫煙」と歯周病って関係あるの?

喫煙者は「歯周病」にかかりやすい

一般的に、喫煙者は、「タバコ」を吸わない人に比べて「歯周病」にかかりやすいといわれています。またタバコの本数に比例して、歯周病が重度になりやすいこともわかっています。

原因は「ニコチンなどの有害物質」

タバコに含まれる「ニコチンなどの有害物質」が血管を収縮させたり、タバコの不完全燃焼で生じる一酸化炭素が血中のヘモグロビンと結合したりすることで、歯ぐきに栄養や酸素が届きにくくなります。その結果、歯周病にかかりやすくなるのです。

「歯周病菌」を増殖させることも

喫煙すると、歯ぐきの細胞の活動が弱まったり、唾液が出にくくなって口の中の細菌が増殖しやすくなるため、「歯周病菌」を増殖させる要因にもなります。

「禁煙」は歯周病予防の第一歩

タバコは、歯周病の最大のリスクファクターです。お口の健康のためにも、タバコは吸わないことが望ましいでしょう。

参考情報:日本歯周病学会禁煙推進パンフレット、「タバコと歯周病のない世界を目指して」

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