節電・節ガスの工夫&アイデア集!暮らしの中でできる節約術を総ざらい
電気代、ガス代の値上がりが、家計を圧迫している!そう感じる人は、暮らしの中のエネルギー消費を見直しませんか?お風呂のシャワー、エアコン、衣類乾燥機などを、無意識のうちに使い過ぎているかも!?ちょっとずつの工夫が、チリツモで大きな節約効果になりますよ。
<INDEX>
【電気代・ガス代事情】
【生活シーンや場所別のアイデア】
◇お洗濯
1.「すすぎ1回」のお洗濯にする 2.衣類乾燥機は、部屋干し4時間後にかける 3.浴室乾燥機は、温風を効率よく当てる ∟★こんなアイデアも!★ 「まとめ洗濯」にして、洗濯回数を減らす |
◇お風呂
1.湯ぶねのふたをして湯温をキープ 2.シャワーはこまめに止める 3.湯温と湯量の設定を季節ごとに見直す ∟★こんなアイデアも!★ ドライヤーをかける時間を短くする 入浴後に壁などの水切りをして、換気扇の作動時間を短くする |
◇トイレ
1.温水洗浄便座はふたをする 2.温水洗浄便座は温度設定を見直し、節電機能を活用 ∟★こんなアイデアも!★ 換気扇をこまめに掃除して換気効率をアップ |
◇キッチン
1.冷蔵庫内はすっきり収納 2.冷蔵庫の設定温度を適切にする 3.熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ 4.電子レンジを上手に活用して、時短&省エネ ∟★こんなアイデアも!★ 電子レンジの庫内をこまめに掃除する ガスの火を効率よく使い、加熱時間を短くする 5.炊飯器や電気ポットを長時間保温しない 6.食洗機は「まとめ洗い」にして回数を減らす ∟★こんなアイデアも!★ ガスコンロの換気扇を数か月に1回掃除する |
◇リビング
1.エアコンの温度設定は、夏は28℃、冬は20℃にする 2.エアコンのフィルターは、月に1~2回掃除する ∟★こんなアイデアも!★ 夏をできるだけ涼しく過ごすためのちょっとした工夫 冬はあったか下着や重ね着など、衣類で保温 3.使っていないテレビ、照明は消す 4.掃除機は短時間で効率よくかける ∟★こんなアイデアも!★ 買い替えドキがきたら、新しい家電は省エネタイプに |
【電気代・ガス代事情】
電気代、ガス代の値上がりが続いている!
電気代、ガス代の値上がりが続いています。電気とガスは生活のエネルギー源として欠かせないだけに、毎月の料金負担が増えるのはつらいですね。
- 1 東京電力エナジーパートナー株式会社プレスリリース「電気料金の燃料費調整について」から作図
- 2 東京ガス株式会社プレスリリース「原料費調整制度に基づくガス料金について」から作図
エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの大型家電や照明器具、ガスコンロや給湯器など、暮らしに電気やガスは欠かせない存在ですね。これらの使い方を見直してみませんか?日々の暮らしの中でできる節電・節ガス対策はたくさんあります!
【生活シーンや場所別のアイデア】
お洗濯
1.「すすぎ1回」のお洗濯にする
洗濯機は、購入時はすすぎが2回や3回に設定されているものが多いです。「すすぎ1回」でOKな洗剤を使って、洗濯機の設定も変えれば、洗濯機の稼働時間を短くできて節電につながります。また、節水にもなりますね。
<「すすぎ1回」のお洗濯の手順>
1 洗剤のすすぎ回数を確認する
洗剤の容器の裏面に「すすぎ1回OK」のマークや「すすぎ1回」という文字が入っている洗剤を使いましょう。
2 洗濯機を手動で「すすぎ1回」に設定する
すすぎ2回や3回の初期設定から、「すすぎ1回」に設定の変更が必要です。機種によって変更方法が違うので、取扱説明書をご確認ください。
ちなみに、「ためすすぎ」よりも、給水しながらすすぐ「注水すすぎ」のほうが使用する水量が多くなるため、節水するには「ためすすぎ」をおすすめします。設定変更ができる機種の場合は、すすぎ回数を変えるときに、ついでに見直してみるのもいいですね。
2.衣類乾燥機は、部屋干し4時間後にかける
洗濯物を乾かすのに便利な衣類乾燥機ですが、長時間かけると、電気代がかさんでしまいます。とはいえ、部屋干しだと、生乾きのニオイが気になりますね。
実は「部屋干し臭」は、干して約5時間以上たった頃から発生するといわれています。そのため、おすすめは「部屋干し4時間~4時間30分 + 乾燥機30分」という合わせワザ。この方法なら、乾燥機にかける時間をぐっと短縮できて、嫌なニオイも抑えられます。
<衣類乾燥機で節電する乾かし方>
1 部屋干しを4時間~4時間30分
洗濯物があとちょっとで乾きそうというタイミング(目安としては4時間〜4時間30分経過したころ)まで、部屋干しします。
2 衣類乾燥機に30分かける
部屋干しした衣類から、生乾きの洗濯物だけを乾燥機に30分程度かけ、完全に乾燥させます。
乾燥機の電気代は、例えばフェイスタオル3kgを乾燥するには約3~4時間かかり、1回約105円のコスト。毎日使えば、ひと月あたり約3150円かかります(ライオン調べ※1)。乾燥機にかける時間を30分にすれば、稼働時間が約7分の1になります。年間だと3万円以上の節約になりますね。
- 1 フェイスタオル 3kg の乾燥に関して、B 社の電気衣類乾燥機での消費電力量は 3.39kWh。1kWh 単価を31円として、3.39kWh×31円により算出。ひと月分の合計については、105円×30 日として算出。
3.浴室乾燥機は、温風を効率よく当てる
梅雨や雨の日、花粉の時期などに活躍する浴室乾燥機。電気代やガス代を抑えるためには、余分な水滴を除き、洗濯物の風通しをよくする工夫が必要です。
<浴室乾燥機でより早く乾かすコツ>
1 浴室内の水分を除き、窓と扉を閉める
浴室内に水分があると、湿度が上がってしまいます。水滴はタオルでふく、スクイージーで水切りするなどしましょう。浴槽にお湯が残っている場合は抜くか、ふたを閉めて。
また、温風が逃げないように、窓やドアは閉めます。
2 洗濯物に効率よく温風を当てる
温風が当たる位置に厚手のものを干します。
シャツは、エリを立て、前身頃のボタンを外して内側に風を通します。
ズボンやジーンズは、筒状に干して、衣類の内部に風を通します。
バスタオルは、重ならないように蛇腹(じゃばら)状に干します。
ちなみに、早く乾かすためには「柔軟剤を使う」というテクもあります。乾きにくいバスタオルも、柔軟剤を使って脱水直後の水分量を減らすと速乾性がアップするので、試してみてくださいね。
★こんなアイデアも!★
「まとめ洗濯」にして、洗濯回数を減らす
衣類についた汚れは、時間が経つほど変質して落としにくくなってしまうので、できるだけ早く洗うことをおすすめします。ただ、「少量の洗濯を2回するよりも、1回にまとめて節電したい」という声も。そんな時は、以下の点に注意してください。
<「まとめ洗濯」のポイント>
●詰め込み過ぎず、洗濯機の容量の7割程度までを目安にする
●衣類の汚れや菌が気になる時は衣料用酸素系漂白剤を活用する
- 漂白剤を使用する時は、必ず洗濯表示を確認し、使用できるかどうかを確認してください。
お風呂
1.湯ぶねのふたをして湯温をキープ
家族が入浴する間隔があいてしまうと、湯ぶねのお湯を追い炊きすることになり、ガス代がかさんでしまいます。
できれば、家族が時間を置かずに入浴するのが理想的ですが、むずかしい場合は、湯ぶねにふたをすると、お湯が冷めにくくなります。
Check!節約データ
2時間の放置により4.5℃低下した湯(200ℓ)を追い炊きする場合(1回/日)
年間で ガス38.20m3の省エネ/約6190円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
家族がバラバラに入浴する家庭では、カビや汚れが付きやすいという悩みも聞きます。
湯ぶねにふたをすると、浴室の湿気や汚れの飛散を抑えることになるので、カビ予防にもつながりますよ。
2.シャワーはこまめに止める
シャワーを止めるのがめんどうで、出しっぱなしにしたまま、頭や体を洗っていませんか?シャンプーで頭を洗う間、ボディソープで体を洗う間など、こまめにシャワーを止めれば、ガス代の節約になります。
手元でオンとオフの切り替えができるボタンが付いたシャワーヘッドも便利。シャワーヘッドを交換する場合は、検討してみてください。
Check!節約データ
45℃の湯を流す時間を1分間短縮した場合
年間で ガス12.78m3の省エネ/約2070円の節約
年間で 水道4.38m3の節水/約1140円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
3.湯温と湯量の設定を季節ごとに見直す
浴槽に湯を張る時は、いつも「自動」ボタンを押すだけで、一年中同じ湯温と湯量の設定になっている人も多いのでは?
冬は熱めのお湯に浸かりたいとしても、暑い夏は、湯温を少し下げても快適なはず。季節によって設定をこまめに調節するのがおすすめです。
★入浴後のこんなアイデアも!★
ドライヤーをかける時間を短くする
あらかじめ髪をタオルドライしておくと、ドライヤーをかける時間を短縮できます。タオルドライは、タオルで髪を包み込むようにして軽く叩くようにし、水分をしっかり吸わせましょう。ドライヤーをかける時間を短縮しようと、髪にドライヤーを近づけて熱風を1か所に当て続けると髪が傷む原因につながるので、ドライヤーは髪から15cm以上離して使うといいですね。
入浴後に壁や床の水切りをして、換気扇の作動時間を短くする
浴室の換気扇は電気で動いているため、換気扇の作業時間を短くすれば、無駄な電気を使わなくてすみます。お風呂上がりには、壁や床の水分をタオルでふいたり、スクイージーで水切りしたりしましょう。
また、換気扇が効率よく作動するためには、換気扇や通気口の掃除も大切です。
<換気扇のお掃除方法>
- 衣類乾燥機能付きや暖房機能付きなど、様々なタイプがありますので、取扱説明書でお手入れ法をご確認ください。
1 換気扇のブレーカーを切る
2 掃除機でホコリを吸う
カバーの外側から掃除機でホコリをキレイに吸い取ります。カバーやファンが外せる場合は、部品で手を傷つけないように掃除用手袋をはめてから外し、内部のホコリも掃除機で吸います。
3 ふき掃除をする
浴室用洗剤をつけた布でカバーやファンをふき掃除し、その後、水ですすいで絞った布で水ぶきします。カバーやファンを外した場合は元に戻して終了です。
- 24時間換気は室内環境維持のために必要な機能です。掃除の時以外は止めないでください。掃除の時に止めたら再度ONにすることを忘れないようにしましょう。
- 高い位置での作業になるので、足元にお気を付けください。また、ホコリが上から落ちてくる場合があるので、眼鏡やマスクの着用をおすすめします。
<通気口の掃除方法>
浴室のドア周辺には通気のための隙間が空いています。効率よい換気のために、この隙間は重要なので、こまめにお掃除しましょう。隙間にも入る小さいブラシなどで、そこに詰まった汚れをかき出すように取り除きます。
また、カビは、適度に暖かく水分と栄養のある所を好みます。
浴室の水分を取り除くことや、換気扇が効率よく作動するようにすることは、カビ予防にもつながります。
トイレ
1.温水洗浄便座はふたをする
つい面倒だからと、便器のふたを開けたままにしていませんか?開けたままにすると、便座の温度が下がってしまい、元の設定温度に戻すときに余計に電気がかかってしまいます。使用後、便器のふたをしめることで熱が逃げず、節電につながります。
Check!節約データ
便座のふたを閉めた場合と、開けっぱなしの場合の比較(貯湯式)
年間で 電気34.90kWhの省エネ/約1080円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
2.温水洗浄便座は温度設定を見直し、節電機能を活用
温水洗浄便座を使用している家庭では、いつも付けっぱなしの状態で、気にかけずに放置していませんか?便座や洗浄水の設定温度は、季節によって見直しましょう。
また、最近の温水洗浄便座には、「おまかせ節電」や「スーパー節電」などの機能が付いているので、生活スタイルに合わせて活用してみて。
また、旅行や出張で長期間使わない時は、便座の運転をオフに。
Check!節約データ
便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)(冷房期間はオフ)
年間で 電気26.40kWhの省エネ/約820円の節約
洗浄水の温度設定一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)
年間で 電気13.80kWhの省エネ/約430円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
★こんなアイデアも!★
換気扇をこまめに掃除して換気効率をアップ
トイレの換気扇は、つい存在を忘れがち。でも、衣服の上げ下げ、トイレットペーパーを取り出すなどの作業をするので、ホコリが発生しやすい場所。ふと見上げたら、換気扇にホコリがびっしり!ということもあります。換気扇の作動効率を良くするためにも、こまめに換気扇を掃除するのがおすすめです。
<換気扇のお掃除方法>
- いろいろなタイプの換気扇があるので、掃除の前に取扱説明書を確認してください。
1 換気扇のブレーカーを切る
2 掃除機でホコリを吸う
カバーの外側から掃除機でホコリをキレイに吸い取ります。カバーやファンが外せる場合は、部品で手を傷つけないように掃除用手袋をはめてから外し、内部のホコリも掃除機で吸います。
3 ふき掃除をする
ふき取り掃除ができるトイレクリーナーでカバーや内部をふき掃除します。カバーやファンを外した場合は元に戻して終了です。
- 高い位置での作業になるので、足元にお気を付けください。また、ホコリが上から落ちてくる場合があるので、眼鏡やマスクの着用をおすすめします。
キッチン
1.冷蔵庫内はすっきり収納
冷蔵庫に食品をたくさん詰め込み過ぎると、冷気の流れが妨げられることに。また、食品を探すのに手間取って、扉の開閉に時間がかかると、冷気が逃げてしまいます。
節電のために、冷蔵庫内の収納を見直してみましょう。
<冷蔵庫のすっきり収納のコツ>
1 詰める食品は6~7割にする
収納量の目安は、庫内スペースの6~7割程度。隙間があることで冷気の流れが良くなり、効率よく冷やすことができます。
Check!節約データ
詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較
年間で 電気43.84kWhの省エネ/約1360円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
2 食品の定位置を決める
食品をすぐに探せるので、扉の開閉時間を最小限にできます。
3 トレイや保存バッグを活用する
トレイを使って収納すると、奥の物をスッと引き出せます。また、保存容器を積み重ねたり、ジッパー付き保存バッグを立てて入れたりすると、探し物が迷子になりません。
4 在庫リストを貼る
冷蔵庫のドアなどに、保存している物の在庫リストを貼っておけば、ムダな扉の開閉を減らせます。
2.冷蔵庫の設定温度を適切にする
冷蔵庫の温度が低く、冷やしすぎると、そのぶん電気を多く消費してしまいます。室温が低い冬は「強」を「中」にするなど、季節によって調節する工夫で、節電することができます。
Check!節約データ
設定温度を「強」から「中」にした場合(周囲温度22℃)
年間で 電気61.72kWhの省エネ/約1910円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
3.熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ
熱いものをそのまま冷蔵庫に入れ、庫内の温度が上がってしまうと、元の温度に戻すために電気を使うことになります。また、周囲の食品の温度を上げて、傷みを早める原因にもなります。残ったおかずや作り置きおかずは、室温まで冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
4.電子レンジを上手に活用して、時短&省エネ
ガスコンロ調理の「ガス代」vs電子レンジ調理の「電気代」。どちらがお得か、考えたことはありますか?実は、電子レンジを上手に活用すると、ガス代より電気代の方が安くすむ場合があります。
料理の下ごしらえなどで野菜をゆでるときに、鍋でたっぷりの湯を沸かすより、電子レンジを活用するのがおすすめです。時短にもつながりますよ。
<レシピの一例>
●温野菜サラダ
お好みの野菜を、ぬらした「リード クッキングペーパー」でくるんで、電子レンジで加熱すると、水分をほどよく補って、上手に加熱できます。(野菜100gの場合、電子レンジ600Wで約2分加熱が目安)
●里いものそぼろ煮
里いもは皮を厚めにむいて、食べやすい大きさに切りそろえてから、下ゆでする代わりに、ぬらした「リード クッキングペーパー」にくるんで、電子レンジで加熱(里いも300gの場合、電子レンジ600Wで約6分加熱が目安)。その後、鍋で他の材料や調味料と一緒に煮ます。この方法なら、吹きこぼれの心配もありません。
Check!節約データ
100gの食材を、1Lの水(27℃程度)に入れ沸騰させ煮る場合と、電子レンジで下ごしらえをした場合(食材の量等により異なります)(360日、1日1回)
果菜(ブロッコリー、かぼちゃ)の場合
年間で ガス9.10㎥(約1470円)から電気15.13kWh(約470円)に変えると⇒約1060円の節約
根菜(じゃがいも、里いも)の場合
年間で ガス9.48㎥(約1540円)から電気22.01kWh(約680円)に変えると⇒約950円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
★こんなアイデアも!★
電子レンジの庫内をこまめに掃除する
電子レンジを効率よく作動させるために、こまめに庫内の掃除をしましょう。
<電子レンジ庫内のお掃除方法>
- 掃除の前に取扱説明書を確認してください。
●ガンコな汚れはふやかして落とす
1 マグカップに水を入れて加熱する
マグカップに水を入れて、蒸気が出るまで十分に加熱します。
2 汚れをふやかす
電源プラグを抜き、扉を閉めたまま20分ほどおいて汚れをふやかします。
3 やわらかい布でふきとる
●「回転トレイ」は外して洗う
回転トレイなどの外せる部品は、食器用洗剤とやわらかいスポンジで洗います。
ガスの火を効率よく使い、加熱時間を短くする
ガスコンロを使う時、何でも強火にかけたり、鍋が水で濡れたまま火にかけたりしていませんか?日々のちょっとした習慣を変えるだけで、無駄なガスを使わないですみます。
<ガスコンロでの節ガスの工夫>
●炎が鍋からはみ出さないように調節する
●鍋の外側についている水滴はふいてから、火にかける
●お湯を沸かすときは、給湯器のお湯を利用する
5.炊飯器や電気ポットを長時間保温しない
炊飯器や電気ポットの「保温」機能は便利ですよね。ただ、長時間保温すると、それだけ電気を使うことになります。場合によっては、保温はせずに、必要な時に温め直しする方が、電気代がかからないこともあるので、要注意です。
●炊飯器の「保温」の場合
4時間以上の保温をする場合は、電子レンジで温め直しする方が良いというデータもあります。
Check!節約データ
- 資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」を元に作図(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
すぐに食べない場合は、冷凍するとおいしさをキープできます。
ポイントは、炊きたての温かいうちに、1食分ずつラップに包むこと。冷めてから、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存します。凍ったまま電子レンジで解凍すれば、ふっくらしますよ。
●電気ポットの「保温」の場合
低温設定にしたり、電源を切ったりして、必要な時に再沸騰させた方が、節電になる場合があります。
Check!節約データ
電気ポットに満タンの水2.2ℓを入れ沸騰させ、1.2ℓを使用後、6時間保温状態にした場合と、プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の比較
年間で 電気107.45kWhの省エネ/約3330円の節約
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
6.食洗機は「まとめ洗い」にして回数を減らす
とても便利な食洗機ですが、手洗いとは違い、電気を使います。食器の量が少ない時は、まとめ洗いにして回数を減らす、節電コースなどの適切なコースを選択する、といった工夫で節電できるといいですね。
★こんなアイデアも!★
ガスコンロの換気扇を数か月に1回掃除する
換気扇の油汚れを放置してしまうと、こびりついて落とすのが大変になり、換気効率も悪くなってしまいます。数か月に1回くらいを目安に掃除しましょう。
<ガスコンロの換気扇のお掃除方法>
- プロペラファンやシロッコファンなどいろいろなタイプの換気扇があるので、掃除の前に取扱説明書を確認してください。
1 換気扇の電源を切り、部品で手を傷つけないように掃除用手袋をはめる
ファンやフィルターなど取り外せる部品を取り外します。
2 部品を取り外す
ファンやフィルターなど取り外せる部品を取り外します。
3 洗剤をスプレーする
傷や汚れがつかないようシンクや調理台などに新聞紙を敷き、外した部品を並べ、レンジ用洗剤をまんべんなくスプレーして2~3分おきます。
4 汚れをふき取り、水洗いする
汚れが浮いてきたら、古布などでふき取ります。水洗いして乾かし、元に戻せば終了です。
リビング
1.エアコン設定は、夏は室温28℃、冬は室温20℃が目安
環境省では、快適性を損なわない範囲で省エネルギーを目指すために、室温の目安は、夏は28℃、冬は20℃を推奨しています。この推奨温度はエアコンの設定温度ではなく室温の目安なので、エアコンは室温を意識しながら、無理のない範囲で温度設定をしましょう。
Check!節約データ
外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合(使用時間:9時間/日)
年間で 電気30.24kWhの省エネ/約940円の節約
外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)
年間で 電気53.08kWhの省エネ/約1650円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
2.エアコンのフィルターは月に1~2回掃除する
エアコンのフィルターが目詰まりしたまま使っていると、冷暖房の能力が低下し、電気代の無駄につながってしまいます。月に1~2回、フィルターのホコリを除去するお掃除をしましょう。
<フィルターのお掃除方法>
- 掃除の前に取扱説明書を確認してください。
1 運転を止め、電源プラグを抜く
2 フィルターを引き出す
前面パネルを開けて、フィルターを引き出します。
3 ホコリを吸い取る
掃除機で、表面についたホコリをていねいに吸い取ります。
Check!節約データ
フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較
年間で 電気31.95kWhの省エネ/約990円の節約
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/)
室外機のまわりには物を置かず、風通しをよくすることも忘れずに。
★こんなアイデアも!★
暑さ対策・寒さ対策のためにはエアコンを適切に使うことをおすすめしますが、それ以外に、日常の工夫でできる、暑さ対策・寒さ対策をご紹介します。
夏をできるだけ涼しく過ごすためのちょっとした工夫
夏の暑さ対策は、室内の日差しや風をコントロールする、衣類選びや着こなしを工夫する、便利な「ひんやりグッズ」も活用するなど、すぐできる工夫がたくさんあります!
<室内の工夫>
●遮熱カーテンやすだれを活用する
●風通しをよくする(風が通らない場合は、扇風機やサーキュレーターを活用する)
●ミントなどの香りや風鈴の音を楽しむ
<衣類や寝具の工夫>
●手・腕・足を露出する
●シャツの襟元を開けるなど衣類の中に風が通るように着る
●吸水速乾効果のあるインナーを着用
●パジャマや寝具を夏仕様にする
<ひんやり感,さっぱり感を感じる工夫>
●手足を水につける
●ボディ用冷却シート、汗ふきシート、おしぼりを活用
冬はあったか下着や重ね着など、衣類で保温
衣類を暖かく着こなすには、以下のようなポイントがあります。外出時はもちろん、室内が寒く感じる時にも取り入れてみてください。
また、洗濯の時に柔軟剤を使うと、フリース地やネル地のように空気を多く含みやすい生地の場合、ふんわりと厚みが増して、保温効果がアップします。
3.使っていないテレビ、照明は消す
テレビや照明は、ついつけっぱなしにすることが多いのではないでしょうか。長時間使うと電気代がかさんでしまうので、使っていないときは消して節電しましょう。
<テレビの工夫>
●見ていないときは消し、主電源をOFFにする
- 主電源を消すと予約録画や番組表の自動ダウンロードができない場合があるので、取扱説明書を確認してください。
●画面は明る過ぎないように設定を変更する
<照明の工夫>
●使っていない部屋の照明は消す
●掃除をして照明の汚れを落とす
●白熱電球や蛍光灯を使っている場合は、LED照明に交換する
4.掃除機は短時間で効率よくかける
掃除機をかけるときは、先に部屋を片付けておけば、掃除機を付けたまま中断する時間が省けます。パック式掃除機の場合は、パックをこまめに交換すると、効率よくゴミを吸引できます。
また、掃除機に頼るだけでなく、フローリングワイパーやほうきも活用すると良いですね。
★こんなアイデアも!★
買い替えドキがきたら、新しい家電は省エネタイプに
最新の家電は、消費電力を最小限に抑えるように設計されたものが多いので、買い替えると効率よく節電できて、電気代がお得になる場合が多いですよ。省エネ性能は、家電製品に表示されている「統一省エネラベル」でも確認できます。
参考:一般財団法人 家電製品協会「省エネ家電deスマートライフ」(https://shouene-kaden2.net)
電気代やガス代の節約と聞くと、我慢を強いられるイメージがありますね。でも、実際にやってみると、どれも簡単で無理なく続けられることばかり。改めて気付いたことや、新しい発見があったら、ぜひ試してみてくださいね!
この記事のアイデアを試してみた感想や、使って良かったライオン製品、自分なりの工夫など、コメントでぜひ教えてくださいね(Lidea編集部)
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
吉井 和美
よしい かずみ
掃除用洗剤の製品開発を約15年、技術者向けの情報発信を約5年経験してきました。
これまでの知識を活かし、掃除に前向きに取り組めるようなコツやノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
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