浴室乾燥機は干し方が肝心!洗濯物を短時間で乾かす&電気代も節約
「浴室乾燥機は、部屋干しより早く乾いて便利だけれど電気代が高い」「乾いていない衣類がある」などのお悩みの声も。早く効率よく乾かすには、「浴室の水分を除いて窓と扉を閉めること」「温風の当たる場所に厚手の衣類を干すこと」などコツがあります。乾燥時間を短縮できれば電気代の節約になり、毎日の乾かないイライラも解消しますよ。
浴室乾燥機で早く乾かすコツを知って、電気代やガス代も節約!
雨の日に部屋干しをすると、洗濯物で部屋が占領されてしまうし、生乾きのニオイも気になりますよね。そんな時、浴室内で洗濯物を乾かすことのできる「浴室乾燥機」は、とても便利です。
でも、「電気代が心配で使っていない…」「4時間も乾燥させたのに、バスタオルなど厚手の衣類が乾かない!」なんて方はいませんか?せっかく浴室乾燥機が設置してあるのに、使いこなせないのはもったいないですよね。
実は、浴室の使い方や、干し方のちょっとしたコツで、洗濯物が乾くスピードはアップするんです!今回は、洗濯乾燥機を効率よく使って、早く乾かすコツをご紹介します。
浴室乾燥機のメリット
洗濯物をスピーディーに乾燥させるには、浴室乾燥機だけではなく、洗濯乾燥機を使用する方法もあります。しかし、洗濯乾燥機は、素材によっては洗濯乾燥機を使用できなかったり、衣類が縮んだりすることがあります。
「浴室乾燥機」を使用すれば、乾燥時に衣類の縮みを心配して洗濯機から選別する必要もなく、全ての衣類を安心して乾燥させることができます。また、雨の日や花粉が飛ぶ時期でも洗濯物を浴室に干すことができるので、リビングが洗濯物で占領されることもありません。さらに、部屋干しよりも早く乾くので、菌の増殖が抑えられ、部屋干し臭なども抑制できます。
ただし、浴室乾燥機でも早くしっかり乾かさないと、生乾きのニオイが発生してしまうこともあるので、注意が必要です。
洗濯物を早く乾かす!浴室の使い方&効果的な干し方
浴室乾燥機を使う時に少しでも早く乾燥させるためのポイントは、2つ。
①浴室内の水分をできるだけ除くことと、②洗濯物に効率よく風が当たるように干すこと。
①浴室内の水分を除き、窓と扉を閉める
浴室内に水分があると、湿度が上がり、洗濯物の乾燥効率が悪くなってしまいます。浴槽にお湯が残っている場合は、フタをしっかり閉めるか、お湯を抜いてから浴室乾燥機を使用しましょう。
入浴の直後など、浴室の壁や床、天井が濡れている時は、タオルで軽くふき取るか、スクイージーで水分を落とすのがおすすめです。
また、温風が逃げないように、浴室の窓と扉は閉めておきます。乾燥中もなるべく開け閉めをしないようにすると、浴室内の温度を高くキープできます。
②-1:温風の当たる位置に厚手のものを干す
浴室乾燥機を使用する場合は、バスタオル、トレーナーなどの厚手の衣類は温風の吹き出し口に近い中央に、下着やTシャツなどの薄手の衣類は端に配置すると、効率よく乾かすことができます。また、衣類は5~10㎝ほど間隔をあけて干すと、風の通り道ができ、早く乾かすことができます。また、衣服の前と後ろがくっつかないようにすき間を作るようにしましょう。
衣類の吊り下げ用パイプは、1本しかないものと2本あるものがあります。
2本ある場合は、洗濯物が少ない場合でもパイプを2本とも使用し、洗濯物の間隔をあけて、洗濯物に風を当てる方が早く乾きます。
ただし、衣類の吊り下げ用パイプの留め具は、2本分あるものの、吊り下げ用パイプが1本のみしか持っていない場合は、洗い場側にパイプを設置して干します。
②-2:アイテム別に乾きやすい干し方にする
洗濯物はそれぞれの形や生地の厚みに合わせて、干し方を工夫すると、より早く乾かすことができます。ここでは、浴室乾燥機で「乾きにくい」という声の多い、3つのアイテムについて、干し方の工夫をご紹介します。
1.ワイシャツ・ポロシャツ
シャツやポロシャツはエリを立て、前身頃のボタンを外して内側に風を通すようにします。
ハンガーは肩幅の厚いものを使用することで、乾きやすくなります。
2.ズボン・ジーンズ
厚手のズボンやジーンズは、筒状に干すと、衣類の内部に風の通り道ができます。早く乾くだけでなく、型くずれ防止にもなります。
3.バスタオル
脱水後、洗濯機から取り出したタオルは、ふりさばいてから干すことで、水分量を減らすことができます。また、早く乾かすポイントは重なりを少なくすること。角ハンガーを使用する場合は、蛇腹(じゃばら)状にし、風の当たる場所に干しましょう。
浴室乾燥機の機能やコスパは?購入検討中の方もチェック!
浴室乾燥機が設置してあるものの、あまり使ったことがないという方や、購入を迷っている方もいるかもしれません。
ここでは、浴室乾燥機の機能や、電気代の目安についてまとめました。洗濯物を乾かす以外にもメリットはいろいろあるので、ぜひ活用してくださいね。
浴室乾燥機の種類
浴室乾燥機には、熱源によって「電気を熱源とした電気ヒーター式やヒートポンプ式」と「ガスを熱源とした温水式」の2種類があります。
また、設置方法も「天井埋込形」と「壁取付形」の2種類があります。「壁取付形」は主に、すでに使っている浴室に後付けする場合に選ばれています。
また、浴室乾燥機は、衣類の乾燥機能だけではなく、以下のような機能が付いているものがほとんどです。
●予備暖房(浴室を暖め、冬の入浴時のひんやり感をやわらげる)
●涼風(浴室を涼しくする風を送る)
●換気・24時間換気(浴室の湿気を除いて乾かす)
電気代はどのくらい?
一般的にガス式より高いといわれている電気式の場合、消費電力が1.25kWの製品で2時間半~4時間の自動乾燥運転で、電気代は1回あたり約84~135円。毎日1カ月間使用すると約2300~4200円程度になります。
(浴槽にお湯が残っていてフタがあいている場合、浴室の壁・天井・床が濡れている場合、洗濯物量が多い場合には、3~4時間の運転で十分な乾燥ができない場合もあります。)
雨の日に限定して使うのであれば、さらに電気代はかかりません。
浴室乾燥機能を使う前に、カビ対策を
キレイに見えても、カビは目に見えない原因菌の状態で浴室に潜んでいます。
カビのない清潔な空間で衣類を乾燥させるために、浴室用の「防カビくん煙剤」を使用し、浴室全体のカビの発生を防ぐのがおすすめです。
洗濯時には、除菌または抗菌効果のある洗剤を
部屋干しする時や浴室乾燥機を使用する時は、洗濯の際に、除菌または抗菌効果のある洗剤や柔軟剤、除菌・抗菌効果のある液体酸素系漂白剤を使用すると、生乾き臭の原因となる菌の増殖を防ぐ働きがあります。
じめじめした梅雨時にも、洗濯物がカラッと気持ちよく乾くと、ストレスがないですよね。浴室乾燥機を効果的に使って、電気代は賢く節約しながら、快適なお洗濯ライフを楽しみましょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
大貫 和泉
おおぬき いずみ
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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