浴室のカビを予防する工夫とは?カビ対策の基本やカビの原因菌の除菌方法
お風呂のカビ予防対策のポイントの1つは水分や汚れを取り除くこと。お風呂上がりのちょっとしたひと手間がカビ予防につながります。2つ目のポイントはカビの原因菌の除菌。カビが見えないうちに浴室用防カビくん煙剤で浴室まるごと除菌しましょう。
カビ対策の基本!カビが生える原因を取り除く
カビは適度に暖かく、水分と栄養のある所が大好き。そんな条件がそろう浴室は、カビにとって住み心地の良い場所なのです。カビの原因菌は浴室のあちこちに潜んでいて、「温度・水分・栄養」の条件がそろうと、活発に増え始めます。
カビを防ぐには、「温度・水分・栄養といったカビの好む条件を取り除くこと」「カビの原因菌を除菌すること」がポイントになります。
浴室の「温度」と「水分」を取り除くには
外気温の影響も受けるので温度のコントロールはむずかしいですが、入浴後はできるだけ温度が下がるようにしたいですね。また、水分を取り除くには、「湿気」を追い出すだけでなく、「水滴」が残らないようにすることが、カビを防ぐためにとても大切なポイントです。
浴槽のフタをする
浴槽にお湯を溜めてある時は、入浴中以外は開けっ放しにせずフタをしておきましょう。湯気によって温度や湿度が上がるのを防ぐだけでなく、お湯の保温もでき、エコにもつながります。また、残り湯を洗濯に使う際にも、温かさが残っていれば、洗濯物の汚れも落ちやすくなります。
お湯のシャワーを浴室全体にかける
壁に水滴がついたままだと乾きにくいので、お湯のシャワーで水滴を流し落としましょう。
水のシャワーをかけるのはNG!
浴室のクールダウンのために、お風呂上がりに水のシャワーをかけている方も多いと思います。でも実は、水のシャワーをかけると浴室内に水滴が残りやすくなってしまい、逆にカビが生えやすい環境を作ってしまう場合があるのです。十分換気をすれば温度も下がりますので、お風呂上がりの水のシャワーは控えましょう。
十分に換気する
入浴後は、「換気扇をまわす」「窓を開ける」など、必ず換気をして、こもった熱気や湿気を追い出しましょう。その際、新しい空気が入ってこないと換気ができませんので、必ず通気口を確保してください。ドアの周辺にある通気口にゴミが溜まっていないかチェックして、汚れていたらゴミを取り除きましょう。
通気のため、ドアを少しだけ開けるのも効果的です。窓がある場合は、窓は両サイドから開けて空気の流れをつくるようにしましょう。
ちょっとひと手間。壁や床についている水滴をふき取る
壁や床に残っている水滴は、浴室用のスクイージーを使うと、とても簡単に水切りができます。
カビの「栄養」を取り除くには
からだから出た皮脂や垢などの汚れは、泡といっしょに飛び散って壁や床に付着しています。カビはこういった汚れを栄養にして増殖しています。汚れがつきやすい場所を知って、効率的にカビの「栄養」を取り除きましょう。
<汚れの要注意スポット>
洗い場の周辺の壁や床、汚れが流れ込む排水口周辺、からだを洗う時の肩の位置より低い所の壁は、汚れがつきやすい要注意スポットです。
また、盲点なのが壁の高い所。立ったままシャワーを浴びる家族がいる場合は、2mくらいの高さまで汚れがついていることもあります。
お湯のシャワーでしっかり汚れを流す
1日の最後には、壁や床や小物など浴室全体にお湯のシャワーを十分にかけて、飛び散った汚れをしっかり洗い流しましょう。
定期的に洗剤を使って汚れを落とす
壁や床についた汚れはお湯のシャワーをかけただけでは落とし切れないので、週に1回は浴室用洗剤を使って汚れを落としましょう。
壁は、浴室用洗剤をスプレーし、やわらかいスポンジで擦ります。床は、隅や排水用の凸凹の溝に汚れが溜まりやすいので、浴室用洗剤と浴室用のブラシを使ってしっかり落としましょう。
「カビの原因菌」は目に見えないうちに除菌
カビが生えるそもそもの原因となるのが、浴室のあちこちに潜んでいる目に見えない「カビの原因菌」。この原因菌が成長して黒カビになります。目に見えない原因菌のうちに除菌できれば、黒カビの発生を防ぐことにつながります。
浴室用の防カビくん煙剤を使う
「カビの原因菌」は目に見えず、どこにいるのかわからないので対処が難しいですよね。浴室用の防カビくん煙剤を使うと、除菌成分を含んだ煙が浴室の隅々まで行き渡って、浴室をまるごと除菌できます。
日々のちょっとした工夫でカビの生えにくい状態を手に入れ、嫌なカビ取り掃除から解放されましょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
吉井 和美
よしい かずみ
掃除用洗剤の製品開発を約15年、技術者向けの情報発信を約5年経験してきました。
これまでの知識を活かし、掃除に前向きに取り組めるようなコツやノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
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