冬こそお風呂場のカビ対策!春以降に備えて黒カビを予防しよう

冬こそお風呂場のカビ対策!春以降に備えて黒カビを予防しよう

冬でも浴室のカビは生えていること、知っていますか?入浴すると浴室の湿度が上がりカビにとって好条件に!色が薄く目立たない冬のカビは、対策をしないと春以降に一気に黒カビに。冬のうちに、見えないカビまでしっかり防カビしておくのが安心です。

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冬の浴室にもカビはいる!見えていないだけ

皆さんは浴室のカビを見つけて、不快に感じたことはありますか?
梅雨時にはよく見かけるカビも、冬には出会うことが少ないので、「寒い季節は安心」と思っている人が多いかもしれません。
しかし、ライオンで家庭の浴室のカビの状態を調査したところ、冬にカビが生えていないわけではなく、生えてはいるもののカビだと気が付いていない状態だったということがわかりました。

検証実験:冬のカビは梅雨時のカビよりも薄い色をしている!

梅雨を想定した温度(25℃)と冬を想定した温度(16℃)でクロカビを10日間培養し、状態を観察しました。その結果、カビの広がり方やボリュームに大きな差はありませんでしたが、冬のカビは梅雨時のカビよりも色が薄く、気付きにくい状態であることが分かりました。

<梅雨時と冬季のカビの培養結果>

梅雨時と冬季のカビの培養結果

なぜ冬でもカビがいるの?

温度・湿度が低い冬でも、カビが生えているのはなぜでしょうか。

冬の温度・湿度でもカビは育つ

冬の浴室は温度が低いといっても、黒カビが生育する温度(約5~35℃)ではあるので、カビは「生きている状態」だといえます。

<浴室の1日の温度変化(イメージ図)>

浴室の温度変化

※梅雨時と冬季、各々28日間の実測値(ライオン調べ)に基づき作図

また、湿度について見てみると、冬でも入浴時には飽和状態の湿度99%に達します。「黒カビの増殖しやすい条件である湿度85%以上」になっている時間を比べても、冬と梅雨時ではあまり差はないのです。

<浴室の1日の湿度変化(イメージ図)>

浴室の湿度変化

※梅雨時と冬季、各々28日間の実測値(ライオン調べ)に基づき作図

冬の「寒さ対策」で、浴室の温度は意外と高くなりがち?!

冬は、春~秋よりも入浴時間が長くなりがちな上、寒さ対策として「浴室暖房をつける」「浴槽のフタを開けておく」「入浴前に熱いシャワーを出しておく」「ドアの通気口を閉める」など、浴室内を暖める工夫をしている人も多いのではないでしょうか。浴室の温度が高い時間が長くなれば、カビにとっても増殖しやすい環境といえそうです。

冬はカビ対策がおろそかになる

浴室に黒カビが生えやすいと感じる梅雨時には、半数以上の人がカビ対策をしています。ところが、秋~春にかけては約2割程度。カビ対策の頻度や念入り度も、ガクンと落ちていました。

<浴室のカビ対策(カビ取りやカビ予防)を実施している季節>

浴室のカビ対策 季節

  • ※ライオン調べ 、20~69歳男女500名、2024年

冬の見えにくいカビが、春以降の気温上昇で黒くなる!

冬のカビ対策をおろそかにして、そのまま春になって気温が上昇してくると、色が薄かったカビが黒くなり「黒カビ」として目に見えるようになってしまいます。

検証実験:温度が上がるとカビは黒く色づく!

冬には色が薄く見えにくかったクロカビが、春以降に温度が上がるとどう変化するか実験をしてみました。以下の実験では、冬を想定した温度(16℃)で3日培養したあとに、そのままの温度でさらに2日培養した場合(右上)と、梅雨を想定した温度(25℃)に上げて2日培養した場合(右下)を比べています。

実験の結果、冬の温度で色の薄かったクロカビは、温度が上がることで黒く色づくことが確認できました。

<冬季から温度が上昇したときのカビ培養結果>

カビの培養

冬のカビ対策で、春の黒カビを予防しよう!

冬に生えている色の薄いカビが、気温上昇とともに一気に黒くなるのを防ぐためには、冬からのカビ対策が肝心です。冬でも、換気をする、定期的なお掃除をするなど、基本のカビ対策を続けましょう。

冬こそやっておきたい!カビ対策

1.入浴後は換気扇をまわし、十分に換気する

冬は夏よりも換気時間が短い人が多いようですが、しっかりと換気して、こもった熱気や湿気を追い出しましょう。寒さ対策でドアの通気口(ガラリ)を閉めている場合は、通気口を開けてから換気することを忘れずに!通気口にゴミが溜まらないように、掃除も大事です。

2.浴槽にお湯があるときはフタをする

湯気が浴室中に広がると、温度・湿度・汚れまで飛散してしまうため、入浴後はフタをするようにしましょう。

3.入浴後は浴室全体にお湯のシャワーをかける

1日の最後には、壁や床など浴室全体にお湯のシャワーをかけて、汚れを洗い流しましょう。冷水のシャワーは水滴が残りやすくなるので、お湯を使う方がおすすめです。

4.1週間に1回は、浴室用洗剤で壁や床をお掃除

壁や床の汚れはお湯のシャワーだけでは落とし切れません。週1回は、浴室用洗剤をスプレーし、スポンジやブラシで掃除しましょう。

浴室掃除

浴室掃除

5.高い所の水滴はワイパーでふき取る

天井や、壁の高い所に結露で水滴がついている時は、そのままだとカビの原因につながるので、結露用ワイパーやフローリングワイパーでふき取ります。

6.2か月に1回「おふろの防カビくん煙剤」で除菌する

見えにくい冬のカビは、どこを狙って掃除すればいいかわからず、対策がむずかしいものです。その点、「おふろの防カビくん煙剤」は、見えにくいから気付かないカビの原因菌を、手の届かない天井や換気扇の奥まで除菌できることがメリット。除菌成分の銀イオンの煙が浴室中に広がっていくので、浴室をまるごと除菌することができ、簡単に、効率よくカビ対策ができます。

防カビくん煙剤

防カビくん煙剤

「おふろの防カビくん煙剤」の防カビ効果は約2か月間持続するので2か月ごとに定期的に使うのがおすすめです。冬のうちに天井まで浴室まるごと除菌して、春以降の温度が上がる季節に備えましょう。

  • ※防カビ効果は浴室の環境により異なります。

※1 ここから先は外部サイトへ移動します。価格やサービス内容については、各サイトに記載されている内容をよくお読みになり、ご自身の責任でご利用ください。

※2 通販限定販売品は、「取扱店舗を探す」ではご案内しておりませんのでご了承ください。

この記事を作成・監修した
マイスター

吉井 和美

リビングケアマイスター

吉井 和美

よしい かずみ

掃除用洗剤の製品開発を約15年、技術者向けの情報発信を約5年経験してきました。
これまでの知識を活かし、掃除に前向きに取り組めるようなコツやノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。

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