汗の臭いがついた服、お洗濯で消臭・防臭しませんか?

汗の臭いがついた服、お洗濯で消臭・防臭しませんか?

汗臭くなってしまった衣類は、お洗濯で消臭・防臭ケアしませんか。特に「消臭効果のある柔軟剤」を使うと、お洗濯する時に衣類を消臭できるだけでなく、着ている間の汗のニオイもおさえてくれます。洗濯できない衣類には「布製品用除菌・消臭スプレー」が便利ですよ。

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衣類の汗のニオイ、消臭・防臭には柔軟剤がおすすめ!

暑くなると、衣類の汗の臭いが気になりますよね。せっかくキレイにお洗濯した服を着ても、会社に着くまでに汗びっしょり、外まわりの間にも汗びっしょり。1日に何度も汗をかく夏は、もう汗臭くなるのはあきらめるしかない!?

「衣類についた汗のニオイケア」というと、洗い方や洗剤の選び方が最初に頭に浮かぶと思いますが、実は、お洗濯の時に消臭・防臭効果のある「柔軟剤」を使うと、着ている間につく汗のニオイまでおさえることができるんです。柔軟剤を使った肌着と、柔軟剤を使っていない肌着で、汗をかいた時の消臭・防臭効果について、専門家によるニオイ判定の結果も公開します!

汗のニオイをケアする!お洗濯・衣類ケアの3つの方法

汗のニオイをケアするお洗濯・衣類ケアの方法をご紹介します。

方法1 消臭効果のある「洗剤」や「漂白剤」を使い、こまめに洗濯する

気温も湿度も高い夏は、汗や皮脂で汚れた衣類にいつも以上に菌が増殖し、ニオイが発生しやすい状態になっています。汚れやニオイは、時間が経つと落ちにくくニオイが残ってしまう場合がありますので、洗濯物をためこまず、できるだけこまめにお洗濯しましょう。お洗濯の時に、消臭効果のある洗剤や漂白剤を使うと、汗のニオイをすっきり落とすことができます。


ガンコなニオイが衣類にしみ付いて取れにくくなってしまったら、酸素系漂白剤を使って「つけおき洗い」をするのがおすすめです。

方法2 消臭・防臭効果のある「柔軟剤」を使う

柔軟剤というと、衣類の肌ざわりを良くするイメージがあるかもしれませんが、衣類につく汗のニオイや体臭などのニオイを消臭・防臭する効果があるものもあります。着用後の衣類を消臭するだけでなく、着用中のニオイもおさえることができます。お洗濯の時に使ってみましょう。

なお、柔軟剤には様々な香りがあり、香りの強さの感じ方は、お好みにより異なります。最近では、干して乾くと香りが残りにくいタイプの柔軟剤もありますので、柔軟剤の香りを残りにくくしたい場合はお試しください。

柔軟剤は、「柔軟剤自動投入口」にセットします。洗剤と混ざり合うと、お互いの効果を打ち消し合ってしまうので注意してください。

方法3 洗濯できない衣類には「布製品用除菌・消臭スプレー」を使用する

ジャケットやスラックスなど、家庭で頻繁にお洗濯できない衣類のニオイが気になる方もいると思います。
こまめにお洗濯ができない衣類には、「布製品用除菌・消臭スプレー」が便利です。帰ってきた時や、着る前に衣類にスプレーすることで、ニオイをすっきりと消臭することができますよ。再び着用する場合は、完全に乾いてからにしましょう。

実験!柔軟剤で汗のニオイを消臭・防臭できる?

ニオイをケアするお洗濯法の1つに柔軟剤をご紹介しましたが、「普段あまり柔軟剤を使わない」「消臭効果のある柔軟剤は使っていない」という方は、「本当に効果があるの?」と思われるかもしれませんね。
そこで、消臭・防臭効果のある柔軟剤を使って、実際にどのくらいニオイを消臭・防臭できるのか、実験してみました。

実験の手順は、以下のとおりです。

1. 肌着の半分だけに「消臭・防臭効果のある柔軟剤」を使う
新品の肌着を用意し、半分に切ります。洗濯の時、片側は柔軟剤を使わず、もう片側は、消臭・防臭効果のある柔軟剤を使います。乾燥後、2つを縫い合わせます。

1. 肌着の半分だけに「消臭・防臭効果のある柔軟剤」を使う

2. 男性4名が肌着を着て、汗をかく→乾かす→また汗をかく!
1の洗濯処理をした肌着を男性4名が着て、室温38℃、湿度40%の部屋で、20分間エアロバイクをこぎ、汗をかいてもらいました。
さらに、夏には何度も汗をかくことを想定して、汗をかいた肌着を脱いで一度乾かし、乾いたら着て、もう一度同じ条件下で20分間エアロバイクをこいで、汗をかいてもらいました。

2. 男性4名が肌着を着て、汗をかく→乾かす→また汗をかく!

3. 専門家が肌着のニオイを判定!
その後、ニオイの専門家2名が肌着の右半分と左半分のそれぞれのニオイをかぎ、「柔軟剤を使っていない方」と「消臭・防臭効果のある柔軟剤を使った方」で、どちらが臭いかを評価しました。

3. 専門家が肌着のニオイを判定!

結果は、消臭・防臭効果のある柔軟剤を使った肌着の圧勝!

実験の結果、4枚の肌着いずれも「柔軟剤を使っていない方」が臭いという判定でした。

<消臭・防臭効果のある柔軟剤を使用した肌着のニオイ実験結果>

<消臭・防臭効果のある柔軟剤を使用した肌着のニオイ実験結果>

お洗濯の時に柔軟剤を使うのは、とっても手軽な方法。
消臭・防臭効果のある柔軟剤は、着ている間についてしまう汗のニオイまでおさえることができるので、同じ衣類を一日中着ていても快適です。
夏の衣類のニオイ対策に、まさにうってつけといえるでしょう。

実際に「消臭・防臭効果のある柔軟剤」を使った方からは、「1日着た服を脱いだあとも臭くない」「汗のニオイがおさえ込まれている感じがした」「夫の洗濯物が臭くなくなった」等の感想が得られました。

お洗濯の時、柔軟剤をプラスするだけで汗のニオイがおさえられ、快適になるなら、使わない手はありませんね。

汗のニオイ、男性は気にしています!

気になる汗のニオイ。男性本人は、自分の汗のニオイがかなり気になっているようです。ライオンでは、2050代の既婚男性200名に「夏の汗のニオイ」についてアンケートを行いました。

<既婚男性の年代別・自分の汗のニオイの気になり度>

<既婚男性の年代別・自分の汗のニオイの気になり度>

  • ※ライオン調べ、200名、2017

20代の若い世代では約9割、3040代では約8割、50代でも約7割が、自分の汗のニオイを気にしていました。
中には、「飲み会で女性に嫌な顔をされた」「他人が臭いと思ったら自分だった」「妻や子どもに汗臭いと言われ、かなりへこんだ」などのエピソードも。
自分では汗臭いと思っていなくても、同僚や家族からズバリ指摘されてしまうとショックなようです。

男性が実践しているニオイのケア

では、汗のニオイ対策として、男性は日々どんなケアをしているのでしょうか?
アンケートによると、汗ふきタオル、制汗剤、汗ふきシートを活用する人が多数いることがわかりました。ニオイが気になるものの、特に何もしていない人も23%いました。
また、体の汗はこまめにふいているものの、汗のニオイがしみ込んだ衣類の消臭については、気にしている人は少数でした。

<男性が実践している夏の汗のニオイ対策>

<男性が実践している夏の汗のニオイ対策>

  • ※ライオン調べ、複数回答可、200名、2017

汗のニオイをケアする理由としては、「自分が不快だから」(39%)が多数でした。
ほかにも、「社会人として当然の身だしなみだと思うから」(37%)や「まわりの人を不快にするから」(34%)、「まわりから清潔感がないように思われるから」(32%)、「まわりに良い印象を与えたいから」(26%)という理由も多くありました。
周囲への気遣いはもちろん、ニオイをケアすることが自分自身のイメージアップにつながると考えているようです。

もっと汗のニオイをケアしたいという男性は約6割!

「汗のニオイをもっとケアしたいですか?」という質問には、約6割の男性がYESと回答しています。

<汗のニオイをもっとケアしたいか>

汗のニオイをもっとケアしたいか

  • ※ライオン調べ、200名、2017

汗をかくことは健康上、必要なことですが周囲の人に汗のニオイをどう感じられているかは気になりますよね。
ニオイのケアは色々とできることがあります! 体の汗をこまめにふくケアだけでなくお洗濯で衣類を消臭・防臭しておくと、いざ汗をかいても安心できますね。

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消臭・防臭ってどんなメカニズムなの?

消臭・防臭を実現する4つの代表的メカニズム

気になるニオイを消す方法は、主に4つあります。柔軟剤や洗剤などの日用品では、これらの中から複数の消臭方法を組み合わせることで、複合的なニオイの消臭を実現しています。

物理的消臭

洗濯時に汚れとともにニオイ成分を除去したり(図1)、ニオイ成分を吸着して空気中に飛散しないようにして嫌なニオイを感じさせなくする(図2)消臭方法です。後者の代表例には「炭」があります。「炭」は、ニオイ成分を取り込んで放さない性質を持っています。

「炭」は、ニオイ成分を取り込んで放さない性質を持っています

生物的消臭

ニオイ成分を作り出す微生物(菌は微生物の一種)にアプローチする消臭方法です。除菌によって菌を除去したり、抗菌によって菌の増殖を抑制します。汗のニオイや部屋干し臭などの、菌由来のニオイの発生を抑えることができます。洗剤の場合、除菌または抗菌効果のあるものが、柔軟剤の場合、抗菌効果のあるものがあります。
柔軟剤の場合、商品パッケージに「抗菌」などの記載があれば、抗菌効果があります。

柔軟剤の場合、商品パッケージに「抗菌」などの記載があれば、抗菌効果があります

化学的消臭

ニオイ成分と消臭成分を化学反応させ、臭わない(もしくは臭いの少ない)物質に変える消臭方法です。柔軟剤では、消臭成分がニオイ成分を無臭化することで、着用中の嫌なニオイを防臭しています。化学反応は、アルカリであるアンモニア(尿などに含まれるニオイ成分)を、酸であるクエン酸と反応させる中和反応などが代表例です。

ニオイ成分と消臭成分を化学反応させ、臭わない(もしくは臭いの少ない)物質に変える消臭方法

感覚的消臭

ニオイ成分を除去したり変化させるのではなく、別の物質を用いて、イヤなニオイを感じにくくさせる消臭方法です。例えば、良い香りや強い香りで、悪臭を感じないようにするマスキングと呼ばれる方法のほか、人間の嗅覚メカニズムに働きかけて消臭する方法もあります。

この記事を作成・監修した
マイスター

片木 徹也

お洗濯マイスター

片木 徹也

かたぎ てつや

洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。

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