
衣類の黒ズミ・黄ばみの落とし方|原因は洗濯物の「詰め込み洗い」だった⁉
衣類のくすみ・黒ずみの原因は、実は繊維の奥に蓄積した皮脂汚れ。「皮脂汚れに効果の高い液体洗剤」を使って「詰め込み洗いをせず」、洗濯機の容量の7割程度で洗って汚れ残りを防ぎましょう。目立つ汚れには「液体洗剤を直接塗布」して洗濯機へ入れます。すでにできてしまったくすみや黒ずみにはつけおき洗いが有効です。
衣類の黒ズミ・黄ばみの原因は繊維の奥に蓄積される汚れ
毎日きちんと洗濯しているつもりなのに、いつの間にかくすんだり黒ずんだりしてしまうタオルやバスタオル、Tシャツ、肌着。
その原因のひとつは「洗濯しても落としきれずに残ってしまう目に見えない、繊維の奥に蓄積する皮脂汚れ」。皮脂汚れが酸化して黄ばみになり、さらにホコリなどがつくと黒ずみになります。
また「洗濯中に一度落とした汚れが他の衣類などに付着する再汚染」なども黒ずみの原因となります。一見キレイなタオルや肌着も実は、洗濯で落としきれない汚れが、繊維の奥で蓄積しはじめています。
黒ズミ・黄ばみの原因のひとつは「詰め込み洗い」
繊維の奥に汚れが蓄積する原因のひとつは「詰め込み洗い」です。ライオンの調査によると既婚女性の約7割の人が詰め込み洗いをしていることがわかりました。通常、1回分の洗濯物は洗濯機の容量の7割程度にするのが理想ですが、洗濯機に洗濯物を入れすぎている方が多いようです。
「詰め込み洗い」をすると洗濯中の衣類の動きが悪くなり「洗浄力が低下」する
洗濯機に衣類を適量入れれば、洗濯物はきちんと洗濯機の中で攪拌(かくはん)され、汚れ落ちも良くなります。しかし、「詰め込み洗い」をすると衣類の動きが悪くなり、洗浄力が低下します。
下記の動画は、「詰め込み洗いをした時」と「洗濯物を7割程度入れ洗濯した時」の洗濯機の中の衣類の動きの違いをみたものです。
<洗濯物容量別の洗濯機内の洗濯物の動き>
汚れをしっかり落とすには「洗剤の汚れを落とす力」だけではなく「洗濯機の機械力」が必要です。
いくら洗剤や漂白剤を使っても、詰め込み洗いにより「洗濯機の機械力」が機能しなければ、汚れをしっかり落とすことができないため、汚れが蓄積し衣類のくすみや黒ずみの原因になってしまいます。
「黒ズミ・黄ばみを予防する」お洗濯の方法
黒ずみはできてしまうと、落とすのがとても大変。「毎日のお洗濯で汚れ残りゼロ」を目指してお洗濯することを心がけましょう。
1.「詰め込み洗い」をしない
洗濯物は洗濯機の容量の7割程度におさえましょう。
2.「皮脂汚れに効果の高い液体洗剤」を使う
くすみ・黒ずみの原因となる皮脂汚れに効果の高い液体洗剤を使いましょう。
3.目立つ汚れには「液体洗剤を直接塗布」してから洗濯機へ
エリ・袖口の汚れ、タオルの手垢などの汚れの気になる部分には、液体洗剤を直接塗布してから洗濯機へ入れましょう。洗濯機に入れる洗剤は、塗布した分を差し引いた量を入れます。
この3つのポイントをおさえて、汚れ残りゼロを目指しましょう。
すでにできてしまったくすみや黒ずみはつけおき洗いで落としましょう。詳しくはこちらをご覧ください。
この記事を作成・監修した
マイスター

お洗濯マイスター
大貫 和泉
おおぬき いずみ
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。
母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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