常備食材(ご飯、パン、麺類、油揚げ、豆腐など)の上手な冷凍・冷蔵保存法
常備しておきたい食品は、「最適な方法」でできるだけ長くおいしく保存したいもの。炊いたご飯は、温かいうちに小分けにしてラップに平らに包み、冷めてから保存バッグに入れて冷凍するのが正解。傷みやすい油揚げは、油抜きをしてから、切ってジッパー付き食品保存バッグに入れて冷凍しておくと、すぐに使えて便利です。
常備しておきたい食品は「最適な方法」で保存しましょう
冷凍して常備しておくと便利なご飯やパンなどの「穀類」や、油揚げなどの「大豆加工品」。ひと手間かけて保存しておくことで、毎日の食事作りがラクになります。
「穀類」「大豆加工品」「卵」の保存のポイント
1.ラップをしてからジッパー付き保存バッグへ
食材の乾燥や酸化を防ぐために、ラップをしてからジッパー付き保存バッグに入れます。ニオイ移りを防ぐ効果もあります。
2.卵は冷蔵保存が基本
卵の保存は冷蔵が基本です。冷凍する場合は、「いり卵」や「錦糸卵」などに調理するなど下処理が必要です。
「ご飯」「パン」「麺類」「もち」の保存方法
「ご飯」は炊いたあと長時間炊飯器で保存しておくより、冷凍して保存したほうがおいしく食べられます。「パン」も冷蔵保存では乾燥してしまうので冷凍保存がおすすめです。「もち」は種類によって保存方法が異なります。
ご飯
<冷凍>
温かいうちに、1食分ずつ小分けにしてラップに薄く平らに包み、冷めてからジッパー付き保存バッグに入れ保存します。温かいうちにラップに包むことで、ほどよい水気が残り、解凍した時にふっくらと仕上がります。
<解凍>
電子レンジで解凍、または凍ったまま加熱調理します。
・保存期間の目安…4週間
パン
<冷凍>
食パンやフランスパンなどは食べやすい大きさに切ってから、1食分ずつ小分けにしてアルミホイルで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて保存します。
<解凍>
凍ったまま加熱、または自然解凍します。
アルミホイルで包んだままトーストすると、水分が逃げずおいしく食べられます。焼き目をつけたいときは、トースター内である程度解凍してから、アルミホイルをはずして、トーストします。
・保存期間の目安…4週間
麺類(うどん・そばなど)
<冷凍>
茹でたものは、厚手のクッキングペーパーなどで水気を取ってからジッパー付き保存バッグに入れ、密封して保存します。
<解凍>
凍ったまま加熱調理、または電子レンジで解凍します。
・保存期間の目安…4週間
もち
<冷凍>
食べやすい大きさに切ったもちを1個ずつラップで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて保存します。
<解凍>
自然解凍、または凍ったまま加熱調理
・保存期間の目安…4週間
1個ずつ個別の袋に入って売られている切りもちは、常温でも保存ができるものがあります。もちの袋に書かれている保存方法に従ってください。
「油揚げ・厚揚げ」「豆腐」「卵」の保存方法
「油揚げ・厚揚げ」「豆腐」「卵」などはあまり冷凍に向いていないので早めに食べることがおすすめです。どうしても冷凍したい場合のポイントをご紹介します。
油揚げ・厚揚げ
<冷凍>
油揚げや厚揚げは袋から出して、1枚ずつラップに包み、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存します。解凍後の調理を考え、油抜きをして切ってから冷凍しておくと便利です。
油揚げや厚揚げを電子レンジで「油抜き」をする場合は、水でぬらした厚手のクッキングペーパーで包み、耐熱皿にのせてラップをかけずに加熱しましょう。
・加熱時間の目安…1枚(30g)で30秒(レンジ強500W)、または20秒(レンジ強600W)
<解凍>
油抜きをしていない場合は、厚手のクッキングペーパーで包んでから電子レンジ解凍します。解凍しながら油抜きができます。
油抜きをした場合は、凍ったまま加熱、または電子レンジで解凍します。
・保存期間の目安…4週間
豆腐
<冷蔵>
使いかけの豆腐はパックから出し、保存容器に新しい水を入れて保存します。
・保存の目安…豆腐につけられている消費期限の表示を参考に、できるだけ早く使
<冷凍>
豆腐は冷凍すると水分が抜けるので冷凍には向きません。解凍するともとの状態には戻りませんが「凍み豆腐」という形で味わうことができます。
「凍み豆腐」にする場合は水気を拭き取り、厚さ約1cmに切ります。ラップを敷いた金属製トレイに1枚ずつバラバラにおいて上からラップをかけて冷凍庫へ入れます。凍ったら、ジッパー付き保存バッグに移して冷凍保存しましょう。
<解凍>
そのまま加熱調理(煮ものや炒り煮など)します。
・保存期間の目安…4週間
卵
<冷蔵>
卵は冷蔵保存が基本です。冷蔵室の卵ケースに入れる時は、卵のとがった方を下にして入れます。卵は殻の気孔から雑菌や、ほかの食材の臭いを吸収しやすいため、たくさん買った場合はパックのまま保存しましょう。
・保存の目安…卵につけられている賞味期限の表示を参考に、できるだけ早く使う
<冷凍>
卵は冷凍に向いていませんが、全卵をときほぐすか、卵白だけにすれば冷凍できます。また、錦糸卵やいり卵などにしてから冷凍すると、使う時に便利です。
「生卵」の場合は、全卵をときほぐし、卵白はそのまま容器に入れて冷凍します。「錦糸卵」「いり卵」の場合は、フライパンから取り出してよく冷まし、ジッパー付き保存バッグに移し冷凍保存します。
<解凍>
自然解凍します。「錦糸卵」「いり卵」を炒め物に入れる場合は、凍ったまま加熱調理します。
・保存の目安…4週間(生卵、加熱ともに)
冷蔵・冷凍保存に向かない「調味料」
みりんや油は、冷蔵・冷凍保存に向きません。みりんは、低温にしておくと糖分が固まり、分離したようになってしまいます。また、油も白っぽくにごり、固まってしまいます。どちらも日の当たらない冷暗所に保存しましょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
杉本 美穂
すぎもと みほ
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
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