野菜の上手な保存方法!カット後、下ごしらえ後、丸ごと、など状態別に紹介
野菜を買ってきたまま野菜室に入れると、すぐシナシナに...。冷蔵・冷凍ともに、「ジッパー付き保存バッグ」に入れるだけことで、乾燥や酸化、ニオイ移りを防ぎ、鮮度をキープできますよ。また、じゃがいもや玉ねぎは、夏以外は常温保存でも大丈夫。野菜によってベストな冷蔵・冷凍方法を知って、おいしく食べきりましょう!
それぞれの野菜に適した保存方法で、おいしく食べきる!
買ってきた野菜をそのまま冷蔵庫に入れておいたら、いつの間にかシナシナ! 使いきれない野菜をムダにしてしまった……。そんな経験はありませんか?
野菜の鮮度を保って長持ちさせるには、保存方法にコツがあります。毎日の料理でよく使う野菜について、最適な「冷蔵保存」と「冷凍保存」の方法を1つ1つ写真で解説します。
知っておきたい!「野菜の保存」の基本ポイント
生きている野菜の鮮度をキープし、おいしいまま保存するには、ポイントがあります。
野菜の保存のポイント
1.ジッパー付き保存バッグに入れる
野菜の乾燥や酸化、ニオイ移りを防ぐために、ジッパー付き保存バッグに入れて保存しましょう。
2.育った状態と同じように保存
野菜は、育った状態と同じようにして保存するのが長もちさせるコツ。例えば、葉物野菜やアスパラガスのように上に伸びる野菜は、「立てて」保存します。
3.適した温度で保存する
何でも「冷蔵庫の野菜室」での保存がベストというわけではありません。野菜に適した温度で保存しましょう。
4.冷凍は「生のまま」または「下処理して」
生のまま冷凍できる野菜は、食べやすい大きさに切って冷凍するのが簡単。そのままでは冷凍に向かない野菜は、塩もみする、ゆでるなど下処理をすると冷凍できます。
5.「天日干し」でもおいしさ長持ち
野菜は「天日干し」して水分を蒸発させると、うまみ・甘みが凝縮され、保存期間も長くなります。
野菜別の保存方法はコチラ!
※各カテゴリー内の野菜は「あいうえお順」に並んでいます。
<目次>
◇葉を食べる野菜
キャベツ ニラ 白菜 ほうれん草 水菜 レタス
◇実を食べる野菜
かぼちゃ きゅうり トマト なす パプリカ ピーマン ミニトマト
◇つぼみ・茎・芽を食べる野菜
グリーンアスパラガス ブロッコリー たけのこ
葉を食べる野菜
キャベツ
丸ごとの場合は、芯が水分を吸いやすいので、芯をくり抜いて水分を補って保存するのがポイント。カットすると断面から変色して鮮度が落ちるため、保存するときはできるだけ断面を増やさないこと。切ったものは早く使いましょう。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
芯の部分に包丁を入れてくり抜き、くり抜いた部分にぬらしたクッキングペーパーを詰めて、大きめのジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2週間
「カットしたもの」
切ったキャベツは切り口から乾燥し、また変色しやすいので、ぬらしたクッキングペーパーで切り口を包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2週間
「ひと口大に切って」
炒め物やサラダなどにすぐ使いやすいように、ひと口大に切り、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「みじん切りにして生のまま」
粗いみじん切りにして、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、水気をしぼって餃子の具材に/凍ったままお好み焼きなどの具材に
「ひと口大に切ってからさっと加熱して」
ひと口大に切り、さっと加熱したあとジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
さっと加熱するには、キャベツ(200g)を水でぬらした厚手のクッキングペーパーで包んで、600wで5分ほど加熱する、または沸騰した湯で1分半ほどゆでる。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、水気をとりあえ物やサラダに/凍ったまま炒め物や汁物に
ニラ
傷みやすく、ニオイも強いので、水分を補いながらジッパー付き保存バッグで保存。束のままだと折れて傷んだり、先端が乾燥したりするので、切って冷蔵・冷凍保存するのがおすすめ。
<冷蔵保存>
「食べやすい大きさに切って」
5~6㎝の長さに切り、ぬらしたクッキングペーパーで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「食べやすい大きさに切って」
洗って水気をふき、ザク切りにして、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
白菜
丸ごと買って外側からはがして使うと、傷みにくく、寒い季節なら常温で保存できます。縦にカットしたものは断面から鮮度が落ちるため、早めに使いきるか、冷凍がおすすめ。
<常温保存>
「丸ごと」
乾燥しないよう新聞紙に包んで、日の当たらない涼しいところに「立てて」常温保存。使う分だけはがし、根元でちぎる。残りは、外葉があれば、外葉をかぶせてから新聞紙に包む。
●保存期間の目安 涼しいところで3~4週間
<冷蔵保存>
「カットしたもの」
切った白菜は、ぬらしたクッキングペーパーで切り口を包み、ジッパー付き保存バックに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
「ひと口大に切って」
炒め物や漬け物などにすぐ使いやすいように、ひと口大に切り、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2~3日
<冷凍保存>
「ひと口大に切って」
ひと口大に切り、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、水気をしぼってあえ物やサラダに/凍ったまま炒め物や汁物に
「塩もみして」
ひと口大に切ってジッパー付き保存バッグに入れ、重量の2%程度の塩を加えバッグの中でもんで、しばらくおく。しんなりしたらしぼって水気をよく切り、空気を抜いて閉じて、冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、水気をしぼってあえ物やサラダ/細かく刻んで餃子の具材/凍ったまま炒め物や汁物に
「干して」
くし形にカットした(またはひと口大に切った)白菜を、ザルなどにのせて数時間~2日間、葉がしんなりするまで日に当てて干してから、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
ほうれん草
根から水を吸わせるとシャキッとするので、根元に水分を補って保存するのが最大のコツ! 時間のあるときにまとめてゆでて冷凍しておくと、サッと1品作れるので便利です。
<冷蔵保存>
「束のまま」
ぬらしたクッキングペーパーで根元を包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室へ。育った状態に近い形で保存するために、プラスチックの容器や上部を切った牛乳パックなどに「立てて」保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2週間
<冷凍保存>
「加熱して」
ぬらしたクッキングペーパーで包んで電子レンジで加熱するか、熱湯でさっとゆでたあと、食べやすい長さに切って水気をギュッとしぼり、ジッパー付き保存バックに入れて冷凍保存。なるべく重ならないように平らに並べると、冷凍後に取り出しやすい。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、水気をしぼってあえ物や炒め物に/凍ったまま汁物や炒め物
水菜
乾燥してしなびやすく、あまり日持ちのしない野菜。冷蔵する場合は全体に水分を補うため、切ってからぬらしたクッキングペーパーに包むのがおすすめ。
<冷蔵保存>
「食べやすい長さに切って」
洗って食べやすい長さに切り、ぬらしたクッキングペーパーに包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「食べやすい長さに切って」
洗って水気をふき、食べやすい長さにザク切りにして、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま汁物や煮物に
レタス
レタスは包丁(金属)を使うと、切り口が酸化して赤茶色になってしまうので、「手でちぎる」のがポイント。冷凍保存は、生食には向きませんが、加熱調理に使うならOK。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
芯の部分は手でちぎってくり抜き、乾いたクッキングペーパーで包み、大きなジッパー付き保存バックに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「ひと口大にちぎって」
食べやすい大きさに手でちぎって、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
実を食べる野菜
かぼちゃ
丸ごとなら長期保存できますが、カットすると種とワタの部分から腐りやすいので要注意。冷蔵・冷凍ともに、種とワタは取り除いて保存します。加熱してから冷凍しておいても便利。
<常温保存>
「丸ごと」
丸ごとの場合は、かごなどに入れて日の当たらない風通しのよい涼しいところで常温保存。
●保存期間の目安 涼しいところで2か月
<冷蔵保存>
「カットしたもの」
切ったものは、種とワタの部分を取り除き、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で4~5日
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
種とワタの部分を取り除き、使いやすい形に切って、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま煮物に/ポタージュなど、皮をむく場合は自然解凍してから
「加熱して」
食べやすい大きさに切って、ぬらしたクッキングペーパーで包んで電子レンジ600Wで100gあたり2分10秒を目安に加熱し、冷ましてからジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、サラダ、ポタージュに/凍ったまま煮物に
「干して」
8㎝幅くらいの薄切りにして、ザルなどにのせて数時間~2日ほど日に当てて干してから、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま煮物やソテーに
きゅうり
乾燥や湿気、低温に弱く、日持ちがしません。ほとんどが水分なので、みずみずしいうちに食べきるのがベスト。たくさんあって食べきれないときは、塩もみして冷凍できます。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
水気をふき取って1本ずつクッキングペーパーで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室へ。枝つきが上になるように、プラスチックの容器や上部を切った牛乳パックなどに「立てて」保存。
●保存期間の目安 冷蔵で3~4日
<冷凍保存>
「塩もみして」
薄く輪切りにしてジッパー付き保存バッグに入れ、重量の2%くらいの塩を加えバックの中でもんでしばらくおく。しんなりしたらしぼって水気をよく切り、空気を抜いて閉じて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、水気をしぼってあえ物やサラダに
トマト
完熟したトマトはやわらかく傷みやすいので、おいしいうちに早めに食べましょう。箱買いしたときは、冷凍保存がおすすめ。冷凍トマトは、加熱してトマトソースや煮込みにするのに最適です。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
水気をふき取り、ジッパー付き保存バッグの中にクッキングペーパーを1枚敷いてから、ヘタの部分を下にして並べて入れ、野菜室で保存。
熟していない青いトマトは、ザルなどにのせて日の当たるところに置き、赤くなるまで追熟させてから冷蔵保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2日(完熟)~1週間
<冷凍保存>
「生のまま丸ごと」
洗ってヘタを取り、水気をふいてから、ジッパー付き保存バッグに丸ごと入れて冷凍保存。凍ったまま水につけると、つるっと皮がむける。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 皮をむいてから凍ったままトマトソースや煮込み料理、スープに
「生のまま刻んで」
へたを取って横半分に切り、種を除いてから粗くみじん切りにして、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。小分けにしながら使えるので便利。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったままトマトソースや煮込み料理、スープ、パスタに
「干して」
くし形に切って種を除き、ザルなどにのせて数時間~2日ほど日に当てて干してから、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物、煮込み料理、パスタなどに
なす
なすは水分が多く傷みやすいので、早めに食べきりましょう。切ったときに種が黒くなっていたら古くなった証拠!生のままでの冷凍は食感が変わるので、おすすめしません。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
水気をふき取り、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2~3日
<冷凍保存>
「加熱して」
生のままでの冷凍には向かないので、食べやすい大きさに切って油で軽く炒め、冷ましてから、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
パプリカ
丸ごとなら10日はもちますが、カットしたものは切り口から傷みやすいので、早めに使います。細切りにして冷凍するとやわらかくなるので、生のままでもそのまま食べられるうえ、炒め物やスープにサッと使え、彩りもよくなるので便利。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
水気をふき取り、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で10日
「カットしたもの」
切ってしまうと傷みやすいので、ヘタと種を取り除いてラップなどで包み、野菜室で保存し、早めに使い切る。
●保存期間の目安 冷蔵で2~3日
<冷凍保存>
「生のまま切って」
ヘタと種を取り除き、使いやすい形に切って、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
凍らせると内部の繊維が壊れるので、解凍するだけでやわらかくなり、そのまま食べられる。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、水気をふいてサラダやあえ物に/凍ったまま炒め物や汁物に
ピーマン
丸ごとの状態で保存するほうが、日もちします。皮にハリのある新鮮なうちに食べるのがおすすめ。細切りにして冷凍すると、おべんとうの炒め物など少量ずつ使うおかず用に便利です。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
水気をふき取り、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2〜3週間
「カットしたもの」
切ってしまうと傷みやすいので、ヘタと種を取り除いてラップなどで包み、野菜室で保存し、早めに使い切る。
●保存期間の目安 冷蔵で2~3日
<冷凍保存>
「生のまま切って」
ヘタと種を取り除き、使いやすい形に切って、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物に
ミニトマト
トマトはヘタの周辺から傷み始めるので、ヘタを取りきれいに洗ってから保存します。凍ったものを水にさらすとつるっと皮がむけるので、煮込み料理にどうぞ。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
ヘタを取り、その周辺が傷んでいないかチェックしながら洗い、水気をふいてから、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2~3日
<冷凍保存>
「生のまま丸ごと」
洗ってヘタを取り、水気をふいてから、ジッパー付き保存バッグに丸ごと入れて冷凍保存。凍ったまま水につけると、つるっと皮がむける。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま皮をむいてトマトソースや煮込み料理、スープ、パスタに
つぼみや茎を食べる野菜
グリーンアスパラガス
上へ伸びる野菜なので、立てて保存するのがポイント。根元の切り口から乾燥しやすいので、水分を補って保存します。新鮮なうちに食べるか、食べきれないときは冷凍もOK。
<冷蔵保存>
「束のまま」
根元をぬらしたクッキングペーパーで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室へ。育った状態に近い形で保存するために、プラスチックの容器や上部を切った牛乳パックなどに「立てて」保存。
●保存期間の目安 冷蔵で3~4日
<冷凍保存>
「生のまま切って」
ピーラーで根元の固い部分の皮をむき、食べやすい大きさに斜め切りにし、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
「加熱して」
ピーラーで根元の固い部分の皮をむき、ぬらしたクッキングペーパーで包んで電子レンジ600Wで100gあたり1分30秒を目安に加熱し、冷ましてからジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、サラダなどに/凍ったまま炒め物や肉巻きに
ブロッコリー
つぼみの緑が濃く、茎の切り口に「す」が入っていないものを選びましょう。根元に水分を補って保存すると長持ちします。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
根元をぬらしたクッキングペーパーで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で立てて保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2週間
「小房に分けて」
小房に分けて、茎は皮をむいて食べやすい大きさに切り、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で4~5日
<冷凍保存>
「生のまま」
小房に分けて、茎は皮をむいて食べやすい大きさに切り、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
「加熱して」
小房に分けて、ぬらしたクッキングペーパーで包んで電子レンジ600Wで100gあたり1分40秒を目安に加熱し、冷ましてからジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、サラダやあえ物に/凍ったまま炒め物や汁物に
たけのこ
4~5月が旬の生のたけのこは、ゆでたてが格別の味わい。ただし、掘ってから時間がたつと、かたくなってえぐみが出てしまうので、なるべく買ったその日のうちにゆでましょう。
<冷蔵保存>
「生からゆでて」
すぐにゆでて皮をむき、ジッパー付き保存バッグに入れ、全体がつかるように水を入れる。倒れないように浅い容器で受けて野菜室、または冷蔵室で保存。毎日水を取りかえる。
●保存期間の目安 冷蔵で3~4日
たけのこのゆで方
(1)穂先を4~5㎝ほど斜めに切り落とす。
あとで皮がむきやすいように、縦に深さ1㎝の切り込みを入れておく。
(2)大きななべに入れ、かぶるくらいの水を注いで、アク抜きのために米ぬか1/2~1カップ、赤とうがらし1~2本を加える。※米ぬかがなければ、水を米のとぎ汁にする。
(3)落し蓋をして中火にかけ、煮立ったら、吹きこぼれない程度に火を弱め、静かに煮立たせながら1時間ほど煮る。
(4)太い部分に竹串を刺して、スッと通ればゆで上がっているので、火を止め、ゆで汁につけたまま完全に冷ます。この間にさらにアクが抜ける。
(5)冷めたら水にとってよく洗い、切り込みから指を入れて皮をむく。
<冷凍保存>
「食べやすい大きさに切って」
ゆでたたけのこは、薄切りや細切りにし、水けをよく拭いてジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。だし、みりん、しょうゆで濃いめに調味して煮てから冷凍してもよい。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物、煮物に
根菜
かぶ
葉をつけたままにすると、葉が水分を吸って鮮度がおちるので、買ってきたらすぐに切り離します。葉の部分も栄養価が高いので、ムダにせず炒め物や汁物などの料理に使いましょう。
<冷蔵保存>
「葉を切り落として」
葉つきのものは、葉を切り落としてジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。葉は傷みやすいので、切り落としたらすぐに炒め物や汁物などに使う。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
生のままの冷凍には向かないので、ゆでてからなら冷凍保存OK。
葉もゆでてから刻んで冷凍しておくと、汁物や炒め物に便利。
ごぼう
ごぼうは皮の香りが命。泥つきのほうが、香りがよく、乾燥しにくいので常温で鮮度を保てます。泥はたわしやスポンジのかたい面で簡単に洗い落とせるので、選ぶなら泥つきがおすすめです。
<常温保存>
「泥つきのもの」
長くて立てられないときは切り分け、紙袋に入れるか、新聞紙に包んで、日の当たらない涼しいところで常温保存。
●保存期間の目安 涼しいところで2か月
<冷蔵保存>
「洗ったもの」
洗ったごぼうは水気をふいて、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のまま切って」
皮を洗って使いやすく斜め切りにし、水にさらしてアクを抜き、水気をふいてジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま煮物や汁物に
「加熱して」
皮を洗ってささがきや細切り、薄切りなどにし、水にさらしてアクを抜き、さっとゆでる。水気を切って冷まし、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったままきんぴらごぼうや、煮物、汁物、炊き込みごはんに
大根
葉が水分を吸うと鮮度が落ちるので、葉を切り離して保存します。1本を使いきれないときは、ひと口大に切る、すりおろす、輪切りにして干すなどして、冷凍するのがおすすめ。
<冷蔵保存>
「葉を切り落として」
葉つきのものは、葉を切り離して、長いものはジッパー付き保存バッグに入る長さに切り、野菜室で保存。葉は傷みやすいので、炒め物や汁物などで早めに使う。
●保存期間の目安 冷蔵で1~2週間
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
いちょう切りなど食べやすい大きさに切って、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま煮物や汁物に
「すりおろして」
すりおろし、軽く水気をきってから、ジッパー付き保存バッグに平らに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、そのまま、またはあえ物に/凍ったままみぞれ煮や汁物に
「干して」
1.5~2㎝厚さの輪切りにし、ザルなどにのせて数時間~2日ほど日に当てて干してから、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったままソテーや煮物に
※「大根」についてもっと知りたい方はこちら!
大根をおいしく食べ切る!冷凍保存のテクニック
にんじん
先端から乾燥しやすく、水分があっても傷むので、クッキングペーパー+ジッパー付き保存バッグでの保存がおすすめ。食べやすい大きさに切って保存しておくと、すぐに1品できるので調理の時短に役立ちます。
<冷蔵保存>
「丸ごと」
乾いたクッキングペーパーで1本ずつ包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で2週間
「食べやすい大きさに切って」
皮をむいて輪切りやいちょう切りなど食べやすい大きさに切り、乾いたクッキングペーパーで包んで、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。バッグから出して、そのままクッキングペーパーをぬらせば、電子レンジで加熱もできます。
●保存期間の目安 冷蔵で2~3日
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
いちょう切りやせん切りなど、食べやすい大きさに切り、生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
「加熱して」
ピーラーで薄切りや細切りにし、ぬらしたクッキングペーパーで包んで電子レンジ600Wで100gあたり2分20秒を目安に加熱し、冷ましてからジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、サラダやあえ物に/凍ったまま汁物や炒め物に
※「にんじん」についてもっと知りたい方はこちら!
あと1品に役立つ!「レンチンにんじん」の冷蔵・冷凍ストックで時短おかず
れんこん
切り口が空気にふれると変色してしまうので、カットしたものはなるべく早めに食べましょう。冷凍する場合は、水にさらしてアクを抜く、下ゆでする、などの下処理を。
<冷蔵保存>
「カットしたもの」
切ったものは、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。または、密閉容器に入れて水に浸して保存すると、長持ちする。
●保存期間の目安 冷蔵で4~5日(切ってバッグで保存の場合)/冷蔵で2週間(水に浸した場合、水は1~2日毎に交換)
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
半月切りやいちょう切りなど食べやすい大きさに切り、水にさらしてアクを抜き、水気をふいて生のままジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
「加熱して」
半月切りやいちょう切りなど食べやすい大きさに切り、水にさらしてアクを抜き、さっとゆでてザルに上げる。水気を切って冷まし、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
ねぎ類
玉ねぎ
通年ある皮つきの玉ねぎは、涼しい時期には、冷蔵庫に入れる必要はありません。皮をむいたり、切ったりしたら、野菜室へ。料理に使いやすい形にしてから冷凍しておいても便利です。
<常温保存>
「丸ごと」
紙袋やネットに入れて、風通しのよい涼しいところで常温保存(夏場の気温が高い時期は、野菜室へ)。
春に出回る新玉ねぎは傷みやすいので、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 涼しいところで2か月
新玉ねぎは野菜室保存で1週間
<冷蔵保存>
「皮をむいて丸ごと」
皮をむいてジッパー付き保存バッグに入れ、野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
「食べやすい大きさに切って」
薄切りやくし形切りなど食べやすい大きさに切って、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で3~4日
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
薄切りやくし形切りなど食べやすい大きさに切って、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
「加熱して」
薄切りにした玉ねぎをぬらしたクッキングペーパーで包み、電子レンジ600Wで100gあたり1分を目安に加熱し、冷ましてからジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったままカレーやスープに
長ねぎ
1本そのままでは長くて冷蔵庫に入れにくいので、保存バッグに入る大きさに切って冷蔵保存がおすすめ。冷凍の場合は、いろいろな切り方にしておくと、料理の幅が広がります。
<常温保存>
「泥つきのもの」
新聞紙などで包んで、日の当たらない涼しいところで常温保存。
●保存期間の目安 涼しいところで1か月
<冷蔵保存>
「洗ったもの」
ジッパー付き保存バッグに入るくらいの長さに切り、バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
ぶつ切りや小口切りなど調理しやすい形に切り、水気をふき取り、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま汁物や炒め物に
万能ねぎ
傷みやすいので、水分を補って冷蔵保存します。冷凍する場合は、まとめて小口切りにして保存袋に入れておくと、薬味に、料理の彩りに、少量ずつでもサッと使えます。
<冷蔵保存>
「適当な長さに切って」
5~6cmの長さに切り、ぬらしたクッキングペーパーで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のまま小口切りにして」
洗って水気を拭き、小口切りにして、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に/自然解凍し、薬味として
いも類
里芋
里芋は「低温」と「乾燥」が苦手。泥つきのほうが乾燥しにくく、常温で日もちがします。冷凍する場合は、生のままか、電子レンジで加熱してからでも、その後の調理が簡単!
<常温保存>
「泥つきのもの」
紙袋に入れるか、新聞紙に包んで、日の当たらない涼しいところで常温保存。
●保存期間の目安 涼しいところで2~3週間
<冷蔵保存>
「洗ったもの」
水気をふき取り、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
皮をむいて調理しやすい形に切り、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま煮物や汁物に
「加熱して」
皮をむいて調理しやすい形に切り、ぬらしたクッキングペーパーで包んで電子レンジで100gあたり2分を目安に加熱し、冷ましてからジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま煮物、汁物に
じゃがいも
冷蔵庫で保存する方も多いですが、「低温」を嫌うので、芽が出やすい暑い時期以外は常温で保存するのがベストです。生のままの冷凍は向きませんが、ゆでてマッシュポテトにすれば冷凍もOK。
<常温保存>
「丸ごと」
紙袋に入れるか、新聞紙に包んで、日の当たらない涼しいところで常温保存。夏の気温が高い時期は野菜室へ。
●保存期間の目安 涼しいところで3か月
<冷凍保存>
「加熱して」
皮をむいてつぶしやすい大きさに切って、ぬらしたクッキングペーパーで包んで電子レンジ600Wで100gあたり2分を目安に加熱する。ジッパー付き保存バッグに入れ、つぶしてマッシュポテトにし、冷ましてから平らにして冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、サラダやコロッケのたねに/凍ったままポタージュに
山芋・長芋
丸ごとであれば常温保存できますが、カットしたものは切り口から傷むので、野菜室へ。たくさんある場合は、食べやすい大きさに切る、すりおろす、などして冷凍しておくと便利です。
<冷蔵保存>
「カットしたもの」
ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のまま食べやすい大きさに切って」
皮をむいて細切りや半月切りなど食べやすい大きさに切り、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、あえ物に/凍ったまま汁物に
「すりおろして」
皮をむいてすりおろし、ジッパー付き保存バッグに平らに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 自然解凍し、とろろごはんやとろろ汁に
きのこ
えのきだけ
根元を切り落とし、ほぐしてから冷蔵または冷凍しておくと、サッと使えます。水分がつくと傷みやすくなるので、汚れはふき取るなどして、洗わずに保存するのがポイント。
<冷蔵保存>
「根元を切り落とし、ほぐして」
石づきのついた根元を切り落とし、食べやすい大きさにほぐして、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のままほぐして」
石づきのついた根元を切り落とし、食べやすい大きさにほぐして、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
しいたけ
石づき(軸の先端のかたい部分)を切り落とし、冷蔵または冷凍を。きのこは冷凍すると組織が壊れて加熱したときにうまみが出やすくなるので、新鮮なうちに冷凍保存するのがおすすめ。
<冷蔵保存>
「石づきを取って」
石づきを取って水気をよくふき取り、軸のついている方を上にして、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のまま石づきを取って」
石づきを取って水気をよくふき取り、軸のついている方を上にして、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。調理しやすい形に切ってから冷凍してもOK。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
しめじ
汁物や炒め物にポン!と入れやすいように、石づきを取ってほぐして保存しましょう。冷凍保存の場合は数種類のきのこをミックスしておくと、使うときに便利です。
<冷蔵保存>
「食べやすい大きさにほぐして」
石づきを取り、ほぐして小房に分け、ジッパー付き保存バッグに入れて野菜室で保存。
●保存期間の目安 冷蔵で1週間
<冷凍保存>
「生のままほぐして」
石づきを取り、ほぐして小房に分け、ジッパー付き保存バッグに入れて冷凍保存。
●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったまま炒め物や汁物に
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
杉本 美穂
すぎもと みほ
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
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