にんじんはレンジでチンして冷蔵・冷凍保存!簡単下ごしらえと時短おかず

にんじんはレンジでチンして冷蔵・冷凍保存!簡単下ごしらえと時短おかず

β-カロテンなど栄養たっぷり、彩りも鮮やかなにんじんは、ピーラーで「ひらひら」にしたり、スライサーで「せん切り」にしてから、レンジでチン!して冷蔵庫や冷凍庫へ。ちょこっと手を加えれば、サラダや卵とじ、炒めもの、汁物に早変わりで、とっても便利です♪

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にんじんはレンジでチンして保存すれば、料理のレパートリーが広がる!

にんじんは、カレー、シチュー、肉じゃがにしか使わない。「1袋3本入り」のにんじんを買ってきたものの、全部使い切れずに冷蔵庫の隅でしなしなに…なんてことありませんか?
最近のにんじんは、甘くて、おいしく、β-カロテンなどの栄養がたっぷり。しかも食卓を鮮やかに彩る、キレイなオレンジ色。「あと1品欲しい…」という時に活用しない手はありません。もっとレパートリーを増やして、無駄なく使いたいですよね。

そこで今回は、ちょっと欲しい時にすぐに使える、にんじんの下ごしらえテクニックをご紹介。
ピーラーで「ひらひらにんじん」にしたり、スライサーなどで「せん切りにんじん」にしてから、電子レンジでチン!するだけ(詳しい作り方はこちら)。

にんじんはレンジでチンして保存すれば、料理のレパートリーが広がる!

この下ごしらえした「レンチンにんじん」を冷蔵庫や冷凍庫にストックしておけば、帰宅後の慌しい夕食作りや忙しい朝のお弁当作りに大助かりです!

「レンチンにんじん」の作りおきで副菜1品がすぐできる!

「レンチンにんじん」は、1本分や1/2本分など、1回に使う分量ずつジッパー付き「保存バッグ」に入れて冷蔵保存、または冷凍保存しておくのが便利!

「レンチンにんじん」の作りおきで副菜1品がすぐできる!

例えば以下のように、「炒め物」「卵とじ」「サラダ」「汁物」などに展開すれば、「1袋3本入り」のにんじんも、1週間で使い切れますよ。

<レンチンにんじんの使い方 早見表>

「メインのおかずはがんばって作ったけど、副菜まで手が回らない!」「いつも同じ副菜ばかり!」。
そんな時に、「レンチンにんじん」を活用してみてください。ちょこっと手を加えるだけで、彩りも栄養もある1品がすぐに作れます。

「レンチンにんじん」は冷蔵も冷凍もできるので、「週の前半用は冷蔵、週の後半用は冷凍」など、使い分けてもいいですね。

冷凍した場合は、鍋やフライパンにそのまま「ポン!」

冷凍した場合は、鍋やフライパンにそのまま「ポン!」

冷凍した「レンチンにんじん」は、汁物や煮物にそのままポン!と入れるだけ。炒め物でも、解凍せずにそのまま使えます。
また、サラダやあえ物で食べたい時は、電子レンジで解凍・加熱してから使いましょう。

「レンチンにんじん」は「ぬらくるチン」でもっとカンタン&おいしく!

「ぬらくるチン」とは、フェルトタイプのクッキングペーパーを使って「ぬらして・くるんで・チン」すること。

にんじんのようにかたい根菜を電子レンジで加熱する時は、水でぬらしたフェルトタイプのクッキングペーパーでくるむと、外側・内側からの「Wスチーム効果」で、加熱ムラが少なくなります。
また、加熱中に出てくる余分な水分もクッキングペーパーが吸ってくれるので、ベチャっとしません。
ラップをしてチンするより、おいしさに差が出るのでぜひお試しください!
作り方は以下のとおりです。夕食の調理のついでや週末の時間のある時に、パパッと作っておくのがおすすめです。

1. にんじんを切る

にんじん1本(約150g)を水洗いし、皮をむいてから切ります。
薄切りにする「ひらひらにんじん」にはピーラー(皮むき器)を、「せん切りにんじん」にはスライサーなどを使うと、すばやく、しかも均一の薄さや細さに切れるので便利です。

1. にんじんを切る

ひらひらにんじん(左)・せん切りにんじん(右)

2. ぬらしたクッキングペーパーで包む

フェルトタイプのクッキングペーパーを水でぬらして軽くしぼり、にんじんを包んで耐熱皿にのせます。量が多くて1枚で包みきれない場合は、2枚使って上下からはさんでください。

2. ぬらしたクッキングペーパーで包む

3. 電子レンジで加熱する

電子レンジ(600w)で約2分30秒加熱します(1本150gの場合。2本300gなら約5分加熱)。「ひらひらにんじん」でも「せん切りにんじん」でも、加熱時間は同じです。

3. 電子レンジで加熱する

「レンチンにんじん」を冷蔵・冷凍保存する時のコツ

「レンチンにんじん」は、1回分に小分けをしてジッパー付きの保存バッグに入れて、数日で使う予定があるなら冷蔵保存、すぐに使わない場合は冷凍保存しておきましょう。

以下に、おいしさをキープして、使いやすく保存するコツをまとめました。

1 加熱後は、よく冷ましてからジッパー付き「保存バッグ」に入れる

2 保存期間は、冷蔵で3日、冷凍で2週間を目安に

3 冷凍する時は保存バッグに「平らに」「薄く」入れる
薄く平らにして入れると熱が伝わりやすいので、より速く冷凍できます。そのまま加熱する時にも火通りが良く、調理時間を短縮できます。少しだけ使いたい時にも、手で折って取り出せます。

4 冷凍する時は霜がつきにくくなるように、できるだけ空気を抜く
水の中に入れたバッグを手で押さえながら封をすると、簡単に空気が抜けます。

5 保存バッグが大きい時は半分にたたんでから冷凍すると、1袋で2回分になる

「レンチンにんじん」でメイン料理もすぐできる!

「レンチンにんじん」は、皮をむいたり切ったりする必要がないので、帰宅後、急いで夕食を作りたい、働く女性にもぴったり。副菜だけでなく、メイン料理にもなるのです。今回は「ひらひらにんじんの豚肉巻き」のレシピをご紹介します。

ひらひらにんじんの豚肉巻き

にんじんというと脇役のイメージですが、こんな風に肉巻きに使うと、ボリュームが出て主役級に!彩りが良く、栄養も満点なおかずです。

ひらひらにんじんの豚肉巻き

<材料(2人分)>
豚ロース薄切り肉 6枚
ひらひらにんじん 1本分(150g)
塩、こしょう、小麦粉 各少々
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ2
サラダ油 小さじ1

<作り方>
(1)豚肉は3枚ずつ、端が少し重なるように縦長に置き、塩、こしょう、小麦粉を振り、「ひらひらにんじん」を半量ずつのせて包む。

(2)フライパンにサラダ油を中火で熱し、肉の巻き終わりを下にして並べる。全面に焼き色がついたら少し火を弱め、しょうゆ大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ2を加え、中火に戻してたれをからめながら焼く。

生のまま残っていると調理が面倒になるにんじんですが、レンチンの「下ごしらえ」がしてあるだけで、副菜に、主菜に、アレンジ自在!レパートリーがぐ~んと広がりますよね。
オレンジ色がキレイだから、「色が地味になっちゃう」という献立やお弁当も、彩りが鮮やかになります。
ぜひ、今日の「あと一品!」に、「レンチンにんじん」を役立ててくださいね。

TEACH ME, MEISTER!
教えてマイスター!

レンチンにんじんは「ラップして冷凍」ではダメなの?

ラップは空気を通すため、保存バッグの方がおいしく鮮度を保てます

下ごしらえした野菜を、ラップに包んで冷凍している方も多いですよね。ラップは樹脂の厚さが薄いので、微量ですが空気を通します。そのため、長く保存すると霜がつきやすく、庫内のニオイも移ってしまいます。

ジッパー付き「保存バッグ」は、厚みがあり空気を通しにくいので、食材の乾燥や酸化、ニオイ移りを防いで保存することができます。

この記事を作成・監修した
マイスター

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。

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