食洗機(食器洗い機)が手洗いとは違うポイントと、食洗機では洗えないもの
「食洗機(食器洗い機)」が手洗いと違うポイントは、「洗浄液を噴射する力で洗う」「高い温度で洗う」「洗剤の成分が違う」の3つ。手洗いでは洗いにくい、目が細かいおろし器や茶こし、形が複雑な急須や絞り器・泡立て器、奥まで手が届きにくいグラス、油がギトギトの魚焼きグリルの受け皿などは、「食洗機」で洗うのが便利!
「食洗機(食器洗い機)」とは
「食洗機」は気になるけど、「本当に便利なものなのか」がわからず、買うのを迷っている方も多いのでは?そこで今回は、食洗機とはどんなものかをご紹介します。
すでにご自宅にお持ちの方も、この基礎知識があると、もっと上手に使いこなせるかもしれません。
「食洗機」と「手洗い」の3つの違い
「食洗機」は、「手洗い」とは違う部分がたくさんあります。以下に、どのような違いがあるのかご紹介します。
1. 洗浄液を噴射する力で洗う
汚れを落とすには、力が必要です。手洗いでは洗浄成分を含んだスポンジでこすって洗うのに対し、食洗機ではノズルの穴から勢いよく噴射される洗浄液が、汚れを直撃して洗います。
2. 手洗いよりも高い温度で、洗う時間も長い
通常、手で洗う時は、お湯を使う場合でも手がつけられる40℃程度までしか温度を上げられません。一方、食洗機では、機種や運転コースによって異なりますが、通常60~80℃くらいの温度で洗浄します。
また、手洗いでは1つの食器を洗うのにかける時間は数十秒ですが、食洗機の場合は、食器をまとめて一度に洗うので洗う時間も長くなります。
3. 洗剤の成分が違う
一番大きな違いは、泡立ちです。手洗い用の食器用洗剤は良く泡立つようにつくられていますが、食洗機の専用洗剤は泡が立たないようにつくられています。
なぜなら、食洗機の中で泡が立つとそれがクッションになり、噴射力が弱まってしまうからです。また、泡が庫内いっぱいに広がると、機種によっては作動を中止したり、故障の原因になったりするおそれもあります。従って、手洗い用の食器用洗剤は、食洗機には使えません。
また、食洗機用の洗剤には、洗浄中の温度や洗浄時間の長さを活かして汚れを効果的に落とす様々な成分、例えば汚れを分解する酵素や、ガラスや食器のくもりを取る成分など、手洗い用にはあまり含まれない成分も入っています。
食洗機で洗うと「便利なもの」
スポンジが引っかかったり、手が届かなかったりと、手洗いではなかなか上手く洗えないものがあります。以下のものは、食洗機で洗うと、とても便利です。
目が細かくて洗いにくいもの
おろし器、すり鉢、ザル、茶こしなど
形が複雑で洗いにくいもの
急須、絞り器、泡立て器、フードプロセッサーの刃など
奥まで手が届きにくいもの
細長いグラスなど
油がギトギトして触りたくないもの
油こし器、かすあげ、魚焼きグリルの受け皿など
食洗機が使えるかをチェック
材質や耐熱温度によっては食洗機が使えないものがあるので、洗うものの注意書きを確認してください。
食洗機で「洗えないもの」
食洗機はとても便利ですが、万能というわけではありません。
熱などに弱い以下のようなものは、食洗機で洗えません。
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食洗機を使い始めた「理由」は?
「経済的なメリット」を理由に購入した人も!
食洗機の購入を検討している皆さんが気になるのは、ほかのご家庭が食洗機を使い始めた「理由」。もちろん食器洗いの「労力軽減」や「時間節約」をあげた方が半数近くともっとも多いのですが、最近では「水道代を節約できる」など、「経済性のメリット」を理由に購入した方も多くいらっしゃいます。
家事時間も食器洗いにかかるランニングコストもスリムにできるのは魅力的ですね。
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
杉本 美穂
すぎもと みほ
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
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