掃除の基本をマスターしよう!おうちの「汚れ」の原因と対策

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LION リビングケアマイスター

杉本 美穂すぎもと みほ

お掃除
掃除の基本をマスターしよう!おうちの「汚れ」の原因と対策

「汚れの種類」によって「落とし方」は違う

突然ですが、あなたのおうちは、どこが汚れやすいですか?

きちんと掃除していても、こびりついた汚れにげんなりすることもあるでしょう。コンロまわりは「油」、湿気の多いところは「カビ」など、場所によって「汚れの種類」は異なります。

効率的なお掃除をするには、大がかりな掃除になる前に「汚れの種類」と相性のよい洗剤や落とし方を知ることが近道です。

そこで今回は、代表的な7つの汚れについて学んでみましょう。

チェックしておきたい!おうちの中の困った「汚れ」

今回ご紹介したいのは、以下の「汚れ」たち。あなたのおうちにもきっとたまりやすい場所があるはずです。発生しやすい場所はどこなのか、今すぐチェックしたいものばかり!

①「油汚れ」

②「カビ」

③「ハウスダスト・ホコリ」

④「水垢(みずあか)」

⑤「尿石」

⑥「ヌメリ」

⑦「ニオイ」

①「油汚れ」

原因

「油汚れ」と聞いてすぐに思い浮かぶのは、油煙や油はねによるキッチンのコンロですよね。油汚れは、時間が経つと、ベタベタした汚れに変質して、さらにそこにホコリがついて固まるのが特徴です。

対処法

油汚れは、上記のように汚れ自体がサラサラと分離している「汚れ発生の直後」に落とすのがカギ。しかし、油は水には溶けないので、水洗いだけでは落ちません。洗剤に含まれる界面活性剤の働きによる乳化(油を細かくして包み込み、水に溶け込ませる)によって落ちます。

界面活性剤では落とせないほどベタベタ、カチカチになってしまったら、油汚れと相性の良いレンジ用洗剤や重曹などのアルカリ性の洗剤で溶かして落としましょう。油は調理中の水蒸気にも混ざり、油煙としてキッチンに広がるので換気扇を使用すること、そして、ついたらすぐに拭き取ることが鉄則です!

詳しい掃除方法については、この記事をチェック!

「換気扇・IH調理器」のラクラクお掃除法

 

②「カビ」

原因

浴室やキッチンなど、「カビ」の胞子は私たちの生活環境のどこにでも存在します。カビは生育条件がそろった場所に付着すると、胞子(カビの種)が発芽して菌糸を伸ばし増殖するのです。

カビの増殖条件は「温度:20℃~30℃」「湿度:70%RH以上(浴室は85%RH以上)」「栄養源(ホコリやタンパク質、炭水化物、脂など)」の3つ。考えてみると、私たちが快適だと思うおうちの環境は、カビの温床となる好条件であることが分かりますね。

対処法

生えてしまったカビを除去するには、塩素系カビ取り剤を使うのが基本。カビに直接かけて数分おき、よく水で流します。洗い流せない場所には、消毒用エタノールを使用して拭き取ります。胞子自体を防ぐことはできないので、カビの生育条件を揃えないことが重要です。

こまめに水気をふき取り、換気をしたりして湿度を下げること、そして栄養源となる汚れを除去しておきましょう。浴室に関しては、浴室用防カビくん煙剤などにより、見えないところに潜んでいるカビ自体を除菌して、原因菌を少なくすることは効果的ですよ。

③「ハウスダスト・ホコリ」

原因

ハウスダストとは、室内のホコリのこと。非常に小さいので人が動くことで舞い上がり、床に落ちてたまっていきます。体内に入るとアレルギー症状やぜんそくなどを起こす原因になることがあるので、子どもいるご家庭では特に注意したいですね。

ハウスダストは、衣類や布団から出た繊維クズ、ダニの死がいや糞、ペットの毛、花粉、カビの胞子、砂ボコリなどさまざまなものが混じり合っています。すぐにたまってしまうので、放置しがちですが、しっかりお掃除しておきたい「汚れ」です。

対処法

果的な除去のタイミングは、人の動きが少なく、床に積もっているとき。掃除機や、拭き取り用の掃除用具で端から順に掃除しましょう。フローリングはホコリが移動しやすいため、人が通らない隅のほうに、カーペットなどはホコリが絡まりやすいため、人がよく通る場所のほうが、汚れがたまりやすくなっています。キレイを保つためには、こまめな掃除が何よりのポイント。

詳しい掃除方法については、この記事をチェック!

床でゴロゴロしたい!気持ち良く過ごせる「床掃除」のポイント

④「水垢(みずあか)」

原因

シンクや水栓金具、洗面所の鏡などに付着する水垢は、水道水に含まれる「カルシウム」や「マグネシウム」「ケイ素」などのミネラルが固まったものです。

その中でもケイ素は、鏡の成分と一緒なので、時間が経つと水垢と鏡の表面が強く結合して、取り除くのが難しくなります。水は、金属やガラスの表面になじみやすいので、水アカが付きやすいのが厄介なところ。

対処法

クリームタイプのクレンザーとやわらかいスポンジや布を使い、傷をつけないように気をつけながらやさしくこすって落としましょう。クエン酸などの酸性の製品で溶かして落とす方法もあります。

キレイに洗い流したあとでも、その洗い流した水が汚れの原因となることも。使用後や1日の最後に水気を拭き取ることが予防の一手。また、油汚れなどがついていると、水が流れず汚れに引っかかり、水滴となって表面に留まりやすいので、より水垢が付きやすくなります。洗剤で汚れを落としておくことも大切ですよ。

⑤「尿石」

原因

トイレ掃除で最も苦労するのは、便器のフチの裏側などにこびりつく黄ばみ汚れではないでしょうか。

黄ばみ汚れの原因は、「尿石」といって、尿に含まれる尿素やタンパク質などが、菌の作用によって変化してガンコにこびりつき、石のように固まったものです。

こうした水の流れが届かない場所の汚れは、さらにニオイの発生にまでつながってしまいます。

対処法

尿石汚れを分解してしっかり落すには、酸性のトイレ用洗浄剤がおすすめ。直接汚れにかけた後、トイレブラシでこすって洗います。尿石は、飛び散った尿はねが汚れのもととなるので、水の流れにくい便器のフチ裏や、洗浄水の出口付近などは、トイレ用洗浄液をかけて掃除しましょう。

⑥「ヌメリ」

原因

主にキッチンの三角コーナー、ストレーナー、シンクの排水口などに残るヌメリ。シュードモナスという細菌が食材のカスなどを栄養にして増殖し、ヌメリの発生原因となります。

対処法

塩素系のヌメリ取り剤やスプレータイプの塩素系漂白剤をかけて5分ほど置き、水でよくすすぐだけで除去することができます。ストレーナーなどの生ゴミはこまめに取り除き、台所用洗剤で洗い、清潔を保つことが先決!浴室の排水口は、目皿につまったゴミや髪の毛などをこまめに取り除き、浴室用洗剤で洗い清潔にしておきましょう。

詳しい掃除方法については、この記事をチェック!

浴室などの「排水口周辺」のヌメリやニオイを断ち切る

⑦「ニオイ」

原因

微生物である「菌」が、栄養源となる物質を分解する際に、様々なニオイを発生させます。ニオイは、におうものが目の前にあるときに自然にただよってくるものと思いがちですが、その原因は実はおうちの中のゴミや汚れを栄養源としてミクロに発生したものなのです。

対処法

キッチンやトイレなど特に気になる場所もありますが、おうちのあらゆる場所で発生しますので、発生原因となる汚れや菌を、用途にあった製品を使って除去することが大切です。菌の栄養源となるもの(生ゴミや尿ハネなど)を除去し、菌を増殖させないことが予防につながります。

家族が笑顔で暮らせるおうち作りのために

毎日キレイにしているのに、いつもすぐに汚れてしまう……。その理由に、実は想像以上にガンコな汚れが発生していることがお分かりいただけたでしょう。家族が毎日帰ってくるおうちだから、できる限りキレイを保ちたいですよね。まずはこうした「汚れ」対策が、家族が笑顔で過ごせるおうち作りのカギになるかもしれませんよ。

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