換気扇の油汚れの落とし方〜換気扇の掃除は冬よりも「夏」がオススメ!〜
油でベタベタになった換気扇の掃除、年末の大掃除の時期にしている人が多いのではないでしょうか。実は、換気扇掃除がラクなのは冬より夏。油汚れは温度が高い方がより溶けやすく緩みやすいので、汚れも早く落とせるのです。温度の違いで油汚れの落としやすさがどれくらい変わるのか、実験結果も合わせて紹介しています。
こまめにお掃除したい「キッチンまわり」
皆さんは「キッチンまわり」のお掃除をどのくらいの頻度で行なっていますか?
キッチンはキレイにしておきたい場所なので、こまめにお掃除しているのではないでしょうか?
しかし、キッチンのすべての場所を普段からこまめに掃除しているかというと実際はそうではなく、場所によって異なっているようです。
普段から掃除している「場所」
当社で調べたところ、キッチンでは、「流し台」や「調理台」、「ガスレンジやIH調理器」、「排水口」周辺の「場所」は、普段からお掃除されています。
一方、「電子レンジやオーブンレンジ」、「冷蔵庫の庫内」、「換気扇・レンジフード」は、毎日使用しているのに、普段の家事の中ではあまりお手入れされていません。
特に「換気扇」や「レンジフード」は、汚れがガンコで落ちにくいから困っている上に、「ここの掃除は嫌い」と放置されがちのようです。
換気扇掃除の「負のサイクル」
汚れが目立った時などに、普段よりていねいにする「気合い掃除」でも、換気扇掃除はなかなか登場せず、なんと約3割の人が年に1回以下と答えています。
更にその年1回の掃除は、年末の大掃除の時期に行われているようです。
換気扇やレンジフードのベタベタ油汚れは、「汚れが落ちにくいから、億劫で掃除しなくなる」、その結果「放置するから、油汚れが固着して落ちにくくなる」という「負のサイクル」に陥りがちです。
夏の暑さを味方につけたラクラク「換気扇掃除」
イヤな「換気扇掃除」を少しでもラクにする秘訣は、「夏の暑さを味方につける」ことです。
油汚れは、温度が高い方がより溶けやすく緩みやすいので、その分だけ汚れを早く落とせます。
換気扇のベタつきを再現したモデル油汚れを使用して、夏場を想定し30℃で保管・掃除した場合と、冬場を想定し5℃で保管・掃除した場合の落としやすさを比較してみました。
レンジ用洗剤をかけて軽い力でこすると、30℃では、5℃の汚れの約半分の回数で落とせました。30℃では3回で完全に落ちましたが、5℃では黒く着色した油汚れがうっすらと残存しています。
この実験結果から、夏の暑さを利用すれば、寒い冬の時期のお掃除と比べると、より短時間でラクに換気扇の油汚れのお掃除をすませることができることがわかります。
温度差による汚れ落ちの違いは、動画でも確認できます。
こびりついた換気扇の油汚れを落す「ワザ」
長い間放置してこびり付いた油汚れをよりラクに落とすには、ちょっとした「ワザ」も必要です。
室内の空気を吸い込む換気扇のファンには、油だけではなく「ホコリ」が混ざった汚れが層状についています。その汚れをこそぎ落とすには、以下のような道具がおすすめです。
割り箸
斜めに削られている端の部分を、ヘラとして使います。
ホコリが混ざったやわらかい層状の油汚れは、洗剤をかける前に割り箸などでこそげ落としておくと、あとで洗い流す汚れの量も減り、掃除がラクになります。面白いように汚れをはがせますよ。
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
吉井 和美
よしい かずみ
掃除用洗剤の製品開発を約15年、技術者向けの情報発信を約5年経験してきました。
これまでの知識を活かし、掃除に前向きに取り組めるようなコツやノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
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