すすぎは少ない水で1回!「フッ素」配合ハミガキの上手な使い方
ハミガキに配合されているフッ素は、歯みがきをしたあとも口の中に残り、少しずつ唾液と混ざり合って効果を発揮します。フッ素の効果を高めるため、すすぎの方法にも気を配りましょう。適量のハミガキで歯をみがいたら、ハミガキをしっかり吐き出して、その後少量の水を含んで5秒ほどブクブクとすすぎましょう。すすぎは1回がおすすめです。
すすぎで「フッ素」の量が減少
ハミガキに配合されている「フッ素」は、歯みがきをしている時に作用するだけでなく、歯みがきをしたあとも歯や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合って効果を発揮します。
ところが、ハミガキを吐き出したあと何度も口の中をすすいでしまうと、口の中に残るフッ素の量が少なくなってしまいます。
今回は、むし歯予防に大切な役割を果たすフッ素の効果を高めるための、上手な歯みがきの方法についてご紹介します。
フッ素の効果を高める「上手な歯みがき」の手順
歯みがきをする時には、ハミガキの使用量や歯みがきをする時間、すすぎの回数などに気を配ることで、フッ素の効果を高めることができます。「上手な歯みがき」の手順は以下になります。
1. ハミガキを適量つける
年齢に応じて適切な量のハミガキを歯ブラシにつけます。3~5歳は5mm以下、6~14歳は1cm程度、大人は1~2cmが目安です。
2. 歯を3分間みがく
ハミガキを歯の表面全体に広げ、3分間みがきます。
3. ハミガキを吐き出す
ハミガキをできるだけ吐き出します。これにより、あとのすすぎが少ない水で行えます。
4. ブクブクと口の中をすすぐ
年齢に応じて5~15mlの水を口に含み、5秒間程度ブクブクとすすぎます。すすぎは1回程度がおすすめです。歯みがき後は1~2時間程度、飲食を控えるとさらに効果的です。
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「フッ素配合ハミガキシェア」と「むし歯」の関係は?
フッ素配合ハミガキが増えて「むし歯」は減少
日本で売られているハミガキのうち、フッ素が配合されている割合は、1985年では10%台でしたが、2012年には90%にまで増えました。それにともない、12歳児の平均「むし歯」本数(治療済み含む)は減少し、2012年には1.10本と、平均4.63本だった1985年の4分の1以下にまで減っています。このようなデータからもフッ素の効果が見えてきます。
この記事を作成・監修した
マイスター
オーラルケアマイスター
平野 正徳
ひらの まさのり
オーラルケア関連の基礎研究ならびに開発研究に20年以上携わってきました。 これまで得た知識と経験を活かして、歯とお口の健康に関する情報をお伝えします。
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