「胃」の構造と働き~各部位の名称と食べ物が胃で処理される仕組み~
食べ物は胃の中でどうなるのでしょうか。胃の主な働きは「消化」と「殺菌」。食道から運ばれた食べ物は、胃の蠕動(ぜんどう)運動でくだかれ、胃液と混ざり粥状になるまで消化されます。胃液は強い酸性で、食べ物と一緒に入ってきたウイルスや細菌の増殖をおさえたり、殺菌する効果があるのです。
- INDEX
食べ物が「胃」で処理される仕組みとは?
食事をしたあと、食道を通って「胃」に達した食べ物は、そこでどのように処理されるのでしょうか?今回は、胃の主な働きと、そのしくみについてご紹介します。
胃の「働き」
胃は、筋肉でできた袋状の器官で、主な「働き」は、大きく分けると2つあります。
1.消化
胃は、食道から運ばれてきた食べ物を消化します。胃には伸縮性があり、満腹時には1.5L程度に膨らみます。食道から運ばれた食べ物は、胃独特のくねるような蠕動(ぜんどう)運動によってくだかれ、胃液と混ざり合い粥状になるまで消化したあと、十二指腸へと送り出されます。胃では、消化は行なわれるものの、栄養の吸収はほとんど行なわれません。ただし、水や糖分、アルコールなどのごく一部のものは吸収されます。
2.殺菌
胃液の性質は、ほとんどのたんぱく質を変性させるほどの強い酸性です。この胃液が、食べ物と一緒に入ってきたウイルスや細菌の増殖をおさえたり、殺菌したりする効果があります。
胃の「仕組み」
では、胃の「仕組み」を詳しく見てみましょう。
1.噴門と幽門
胃の入口を「噴門(ふんもん)」、出口を「幽門(ゆうもん)」といいます。噴門は、胃液や胃の内容物が食道へ逆流しないように、栓のような役割をしています。幽門は、普段は閉まっており、食べ物が消化されて十二指腸へ送られる時に開きます。
2.胃壁
胃の表面である「胃壁(いへき)」は、粘膜で覆われています。この粘膜には、「胃腺(いせん)」という3,000~4,000万個の小さな穴があいていて、そこから多量の「胃液」が絶えず分泌されています。
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。
下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容