日常生活で注意したい「花粉対策」
目のかゆみやくしゃみがつらい花粉シーズン。花粉症の予防には、花粉の付着をいかに減らすかがポイント。外出時は、マスクやメガネの着用のほか、髪の毛を束ねたり、帽子をかぶると良いでしょう。帰宅後は、すぐのうがい・手洗いを習慣づけて。鼻粘膜を良好に保つため、規則正しい生活習慣を心がけることも大切です。
「花粉症」はどのように発症する?
大量の花粉に接触すると、からだが花粉に対する免疫反応を起こす可能性が高くなり、花粉症を発症しやすくなります。また、これまで軽症で花粉症に気付いていなかった方も、たくさんの花粉に触れることで、目のかゆみなどの症状が悪化してしまいます。花粉症の予防には、花粉の付着をいかに減らすかがポイントになりますが、そのためにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか?
花粉を避ける「日常生活」のポイント
花粉シーズンは、花粉の付着や吸収を減らすように心がけましょう。
以下に、「日常生活」で気を付けたいポイントをご紹介します。
1.花粉飛散が多い時は無駄な外出は避ける
花粉情報に注目し、花粉飛散が多い時には、ムダな外出は避けるようにしましょう。家にいる時でも、花粉飛散の多い場合は窓の開け閉めに注意をしましょう。
2.外出時は顔のまわりをガードする
外出時は、マスクやメガネを着用しましょう。マスクをつけるだけでも、吸い込む花粉の量が3分の1から6分の1にまで減り、メガネの着用も同様に、目に入る花粉の量が2分の1から3分の1に減るといわれています。
3.花粉が付着しやすい服装を避ける
外出時は、髪の毛を束ねたり帽子をかぶったりすることで、花粉の付着を減らすことができます。また、花粉がつきやすい毛皮や毛羽のあるコート、毛足の長いセーターは避けましょう。
4.帰宅後に花粉を洗い流す
帰宅後は、すぐのうがい・手洗いを習慣づけ、顔や目も洗浄すると良いでしょう。可能であれば、シャワーで全身を洗い流しましょう。
5.規則正しい生活習慣を心がける
鼻粘膜の状態を良好に保つために、悪化の因子であるストレス、睡眠不足、飲み過ぎなどをおさえましょう。花粉から身を守り、シーズンを快適に乗り切るために、セルフケアを上手に取り入れていきましょう。
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どうして「花粉症」が深刻になったの?
花粉症が深刻になった3つの「原因」
いま、日本における花粉症で、主な問題になっているのが「スギ花粉症」です。その「原因」として、以下の3点があげられます。
1.戦後に植林された杉が成長して大量に花粉を飛散するようになったこと
2.都市化が進み道路がアスファルトで舗装され花粉が舞い上がりやすくなったこと
3.大気汚染で人の粘膜自体が過敏になったことなど
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
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