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日常の子育てあるあるを現役保育士てぃ先生に相談してみた!〜おうちの中編〜

日常の子育てあるあるを現役保育士てぃ先生に相談してみた!〜おうちの中編〜

子育ては笑いあり、涙あり、ハプニングの連続。日々大変なこともあるけれど、ふとしたやりとりの中で子どもの成長を感じる瞬間は、親によって何よりの喜びになりますよね。今回は漫画家・モチコさんが、我が子の日常のワンシーンや子育てあるあるをお届け!現役保育士・てぃ先生によるワンポイントアドバイスも必見です。

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子どもの成長って、本当にあっという間!

はじめまして!関西人漫画家&イラストレーターのモチコです。
ひょうきんで夢見がちな娘・イチコ(8歳)と甘えん坊でシャイな息子・二太郎(5歳)を育てています。

モチコさんイラスト

お姉ちゃんが大好きな弟は、家でもよく一緒に遊んでいます

子育て、毎日バタバタですよね…。特に小学校に上がるまでの期間は子どもの好奇心も旺盛で気が付けば「あれ!?こんなことできるようになったん!?」「そういえば最近△△してないな…」と、我が子の行動を見て一喜一憂するなんてことも。

今回は、ふとした瞬間に感じた我が子の成長について漫画を描きました。ちょっとした悩みや疑問について、現役保育士のてぃ先生からコメントもいただきましたよ~!

モーニング子育てあるある:寝室から母を呼びまくる息子

モチコさん

寝坊した日はもちろん、寝坊していなくても、なぜか時間に追われる朝。そんなせわしない朝に息子の成長を感じたエピソードをご紹介します!

モチコさん漫画①

POINT

ほかにも、朝に子どもの成長を感じたシーンや子育てあるあるをご紹介!

あるある①目覚めがいい時はごく稀に、何もいわなくても着替えが終わっている。
あるある②運動会や遠足などのイベントがある日には、高確率で早起きして入念に準備を整えている。

このように、子どもの起床時の気分で行動が全く変わってきませんか?

息子の場合は寝起きが悪い日がかなり多く、そんな時はいつも寝室から「おかあさ〜ん」と叫び続けます。

しつこく私を呼ぶ二太郎への必殺返しは「お化粧してるから〜」。
こう返すと、「あ、呼んでも来ないな」と諦めます。
5歳にして、どんなに呼び続けても、「母はお化粧中には絶対来ない」と学んだようです。

そうよ…お化粧は手順もたくさんあるから1回途切れると再開するのがややこしいからねん…。本当の緊急事態じゃない限り、お母さんは寝室には行きませんよ…。

赤ちゃんの時はお化粧中でも手を止めてたことを考えると、お化粧中の10分間自立した行動ができるようになったのも成長やな~。あとはご機嫌に起きれるようになったら完璧なんやけど…。

ということで、どうやったら子どもはシャキっと起きてくれますか~!?教えてください、てぃ先生〜!

てぃ先生

てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数が50万人超え、子育てや保育に関する役立つ情報を発信したYouTubeチャンネルも登録者数が60万人以上で、SNS総フォロワー数は120万人を超え、保育士としては日本一のフォロワー数である。

保育園でもこういったことはありますね。家でも園でも同じようなことしてるんだな〜とかわいく思いました。子どもって、「説明してもわからないだろう」と思うことも、きちんと理由を話せば意外と納得してくれますよね。さて、ご機嫌に起きてもらうには、「添い寝起こし」がおすすめです。

てぃ先生
モチコさん

添い寝…起こし…!?(初耳です)

人と人は触れ合うと「オキシトシン」という、別名「愛情・幸せホルモン」が多く分泌されます。これは精神の安定にかなり役立っているんですよ。寝かしつけの時に添い寝をしたり、トントンしたりするのは、それだけで子どもが安心できるからですよね。

てぃ先生
モチコさん

機嫌をとるのではなく、安心させてあげることが大切なんですね!

はい。起こす時も寝かしつけの時と同様に、添い寝の状態で「肌と肌を触れ合わせながら起こす」ことによって、精神が安定した状態に近づくので、起床時の機嫌がよくなりやすいです。

てぃ先生
モチコさん

なるほど〜。添い寝起こしをして機嫌よく息子を起こしてから、お化粧などの自分の行動をするのがよいかもしれないですね。余裕のある朝にチャレンジしてみます!

食事での子育てあるある:好き嫌いがお友達に影響される息子

モチコさん

続いて食事中に息子の変化を感じたエピソードをご紹介します。ある日、夕食を食べている時にこんなことがあったんです…。

モチコさん漫画②

POINT

ほかにはこんな食事での子育てあるあるが……!

あるある①ご飯はゆっくり食べるのに、おやつは瞬殺で食べちゃう!
あるある②カチカチになったご飯粒がありとあらゆる所から出てくる(おしり、足、寝室などなど)

このように、ご飯に関する子どもの行動もなぜ?と思うことがありませんか?

つい先日も、友達が嫌いな食べ物を一緒に嫌いになっちゃったり。

ママが嫌いな食べ物は嫌いにならないのになぜ〜?
お友達の影響力が勝っちゃうのね~…。寂しいような、うれしいような…。
ずぼらな母の影響力は低くていいのよ…。うんうん。

そんなことは置いておいて、子どもの好き嫌いや食べムラで悩んでいるママも多いはず。
てぃ先生、子どもの好き嫌いにはどう向き合うのがいいですか?

お友達の影響って本当に大きいですよね!今回は食べない方向に影響がありましたが、お友達が食べるから自分も食べるということもあります。それだけ自分以外の人間に興味が湧いているということなので、成長がとても微笑ましいですね。

てぃ先生
モチコさん

それ娘がよくあります!苦手なキノコ、給食だと完食できているみたいです!子どもっておもしろいですよね〜。

好き嫌いや食べムラに関していうと、本人が苦手だといっているものを「一口だけ」と無理矢理食べさせても好きにはなりません。食わず嫌いなら別ですが、基本的に無理して食べさせても意味はないです。昔と比べて今はいろいろな食材がありますから、苦手な食材以外からも栄養は十分に摂れます。特に就学前に関しては「食事って楽しい!」と感じてもらうことが何よりも大切なので、無理をさせ過ぎないことをおすすめします。

てぃ先生
モチコさん

我が家では、苦手なものは無理に食べさせないスタンスを取っていたんですが、そういっていただけて安心しました。

どうしても食べてほしかったら、苦手な食材に慣れ親しむことが効果的です。いきなり料理として食べるのではなく、調理前の食材を大人と一緒に観察して、匂いを嗅いでみて、それからお料理を手伝って…と工程を踏むと一気に食べやすくなりますよ。

てぃ先生
モチコさん

それは楽しそうですね!子どもたちと一緒に食材に触れる機会も作ってみようと思います。

おやすみ時の子育てあるある:寝る直前に本音をこぼす息子

最後は寝る前のエピソードです。我が家にとっては、子どもの報告を聞く場でもあるのですが、最近こんなことがあったんです…。

モチコさん漫画③

POINT

ほかにも、子どものおやすみ時にはこんな子育てあるあるが。

あるある①寝る前にスマホをいじっていたら「スマホ触らずに早く寝なさい」と叱られてしまった。
あるある②眠くなると自ら「布団に行こう」といってくれるようになった。ちょっと前までは不機嫌になるだけだったのに・・・。

息子の寝る前に注目してみると、少し前と比べて随分落ち着いて大人になったなぁと感じる瞬間が多くなりました。

その中でも漫画でご紹介したように、最近の息子は寝る直前によく本音を話してくれるんです。眠いのに一日を振り替えられるようになって、大人になったなぁ…!!と思いつつ、

ハッピーな気持ちで寝てほしいのに、イヤだったことの報告が止まらないのはなぜ…。
止めずに聞いてたらず~~~っとイヤだったこと話してるし。これ、イチコ(娘)も同じなんですよ!

2人とも競うようにず~っとイヤだったことを話してます。うれしかったことも思い出して~!私の聞き方が悪いんかな…。

てぃ先生、おやすみ前のコミュニケーションって何か大切なことってありますか?

先生たちにはいえなかったこと、お外では我慢したことをおうちで一生懸命話してるんですね。子どもの世界にもいろいろありますから、余裕がある時で構いませんので、お子さんのお話に耳を傾ける時間(とにかく大人が聞く側に回る時間)を設けてみてください。きっとお子さんとの関係がさらによくなるはずです。

てぃ先生
モチコさん

子どもたちも、お外でいろいろな思いをしているんですね…。

そうですね。だから、いきなり「あなたも悪かったんじゃない?」とか「しかたがないよ」というのではなく、「そうか、悲しかったんだね」「それがイヤだったんだね、ママすごくわかるな」と共感してみてください。悲しい時に自分の話を聞いてほしいと思うのは大人も同じですよね。

てぃ先生
モチコさん

私も夫に話し始める前に「否定せずに大変だったねっていいながら聞いてほしい」っていってます!一緒!

そんな時に否定されてしまったら「もう話すのやめよう」となってしまいます。何か聞きたいことやアドバイスしたいことがあったとしても、まずは最後まで聞いて共感する。そのあとに伝えたいことを話すことをおすすめします。

てぃ先生
モチコさん

てぃ先生のアドバイス、とても参考になりました。ちゃんと1日の出来事を一生懸命報告してくれているんですもんね。私も余裕がある時は一生懸命耳を傾けて共感してあげられるようにします。

てぃ先生、貴重なアドバイスをありがとうございました!

子どもの今だけの行動や言動を見逃さないで!

保育士のてぃ先生のアドバイス、とても参考になりました!てぃ先生、私の背後に立って常にアドバイスしてほしい~!「子どもだから」という見方ではなく、「オキシトシンが出る」とか「子どもも大人と同じ感覚」という考え方で、子育てって難しく考え過ぎなくていいのかもと思えました!気持ちが軽くなった~!

さて、次回は秋頃に「我が子とお出かけする時の子育てあるある(外出編)」を紹介予定です。

ちなみに我が家は子どもがもっと小さい頃は、あれこれ触りたがったり歩きたがったりで心休まらなかった外食が、今ではイスに座ったままリラックスして楽しめるようになりました。

もしよければ、「我が子とお出かけに行った時に変化や成長を感じた瞬間」や「我が子とお出かけする時ってこんなことありませんか?」などの子育てあるあるがあれば、コメント欄で教えてください。

気になるコメントがあれば、現役保育士のてぃ先生に解説していただける可能性ありです!それでは子どもの子育て中のパパママのみなさん、ともにがんばっていきましょう〜。

・当記事に掲載の情報は、執筆者、取材対象者の個人的見解で、ライオン株式会社の見解を示すものではありません。

編集:ノオト

この記事を書いた人

モチコ

モチコ

関西人漫画家・イラストレーター。二児の母。ひょうきんな長女・イチコちゃんと甘えん坊の長男・二太郎くんと過ごす日々を「親バカ」目線で綴ったコミックエッセイ『育児ってこんなに笑えるんや!』『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』(ぴあ)が好評発売中。
Instagram:https://www.instagram.com/mochicodiary/

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