花粉症などで目がかゆい、のどがイガイガする...すぐにできる対処法・予防法

花粉症などで目がかゆい、のどがイガイガする...すぐにできる対処法・予防法

花粉などによる目のかゆみには、目を洗い、かゆみの原因となるものを取り除くことが基本的な対策です。すぐに洗えない場合や洗ってもかゆみが続く場合には目薬をさすことが効果的。のどの不快感には、やっぱり「うがい」です!日常生活で注意したい花粉症対策も紹介します。

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「目のかゆみ」と「のどのイガイガ」を何とかしたい!

我慢できないほどの「目のかゆみ」に襲われた時、皆さんはどうしていますか?花粉シーズンなどに襲ってくる目のかゆみは、本当につらいものです。

今回は、不快な目のかゆみと、同じく花粉シーズンなどに感じやすい「のどのイガイガ」を鎮める方法をご紹介します。

「目のかゆみ」はどうして起こるの?

「目のかゆみ」は、目に花粉やハウスダストなどの異物が入った時の症状です。これは、入ってしまった異物を体外に出そうとするために起こる「自己防御反応」と考えられています。

「目のかゆみ」はどうして起こるの?

花粉などの異物が目に入って付着すると、目の粘膜にある「肥満細胞」から、「ヒスタミン」というかゆみの元となる物質が放出され、知覚神経を刺激します。この刺激が目のかゆみの原因なのです。

目のかゆみが続く時は「目薬」を!

目のかゆみが発生した時には、まずは水や洗眼薬で目をよく洗い、かゆみの原因となるものを取り除きましょう。すぐに目を洗えない場合や、洗ってもかゆみが続く時には、「目薬」を使いましょう。

目薬にはかゆみをおさえる成分のほか、炎症をおさえる成分が含まれるものもあるため、より効果的です。また、症状の悪化を防ぐためには、アレルギーの原因や乾燥から、目を守ることも大切です。

上手な「目薬の差し方」を動画で確認!

「目薬が上手く差せない!」そんな時には、この方法を試してみてください。

のどの不快感にはやっぱり「うがい」!

鼻の粘膜にある「線毛」といわれる微細な毛が、粘膜の上の異物をからだの外に運びます。「うがい」は、鼻から喉に流れた花粉やハウスダストなど、異物の除去にも効果的です。

風邪の対策にもなるので、外出から帰ってきたら、うがい・手洗いを習慣づけましょう。

上手な「うがいの方法」を動画で確認!

おすすめの「うがいの方法」は、まず口の中の汚れをとるための「ブクブク」、次にのどの「ガラガラ」です。

花粉症予防のために日常生活で注意したいことは?

花粉症の予防には、花粉の付着をいかに減らすかがポイントとなります。そのためにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

POINT

花粉を避ける「日常生活」のポイント

1.花粉飛散が多い時は無駄な外出は避ける

花粉情報に注目し、花粉飛散が多い時には、ムダな外出は避けるようにしましょう。家にいる時でも、花粉飛散の多い場合は窓の開け閉めに注意をしましょう。

2.外出時は顔のまわりをガードする

外出時は、マスクやメガネを着用しましょう。マスクをつけるだけでも、吸い込む花粉の量が3分の1から6分の1にまで減り、メガネの着用も同様に、目に入る花粉の量が2分の1から3分の1に減るといわれています。

3.花粉が付着しやすい服装を避ける

外出時は、髪の毛を束ねたり帽子をかぶったりすることで、花粉の付着を減らすことができます。また、花粉がつきやすい毛皮や毛羽のあるコート、毛足の長いセーターは避けましょう。

4.帰宅後に花粉を洗い流す

帰宅後は、すぐのうがい・手洗いを習慣づけ、顔や目も洗浄すると良いでしょう。可能であれば、シャワーで全身を洗い流しましょう。

5.規則正しい生活習慣を心がける

鼻粘膜の状態を良好に保つために、悪化の因子であるストレス、睡眠不足、飲み過ぎなどをおさえましょう。花粉から身を守り、シーズンを快適に乗り切るために、セルフケアを上手に取り入れていきましょう。

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目のかゆみを起こす「異物」ってどんなもの?

「目のかゆみ」の6つの原因

「目のかゆみ」の原因としては、以下の6つのようなものがあげられます。

1.ハウスダスト、ダニ、花粉、カビ、動物の毛などによるアレルギー

2.ウイルスや細菌による感染

3.アトピー体質

4.目の疲れ

5.ドライアイ(目の乾き)

6.コンタクトレンズの過剰使用や不具合

アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン(抗原)」といいます。

このアレルゲンが体内に入ると、アレルゲンを退治するための「抗体」が体内でつくられて、アレルゲンを排除しようとします。ところが、アレルギー体質の人の場合、この免疫機能がより敏感に働くため、過剰なアレルギー性炎症反応が起こってしまうのです。

この炎症反応が「結膜」で起こると「アレルギー性結膜炎」となり、目のかゆみが生じることになります。ハウスダストやダニ、花粉以外に、カビやペットの毛、フケなども「アレルゲン」となるため、アレルギー体質の人は特に注意が必要です。

この記事を作成・監修した
マイスター

芳賀 理佳

ヘルスケアマイスター

芳賀 理佳

はが りか

くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。

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