【手洗い動画付き】感染予防のための「正しい手洗い方法」Q&A

【手洗い動画付き】感染予防のための「正しい手洗い方法」Q&A

感染症予防として手洗いの重要性を認識している人が多くなりましたが、それに伴い、「正しい手洗いができているのか不安」など、手洗いの疑問や悩みも多く聞かれます。そこで、Q&A形式で手洗いのポイントやコツをお答えし、動画で正しい手の洗い方もご紹介します。

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感染症予防で手を洗う機会が増えています。皆さんは「正しい手洗いができているのか不安」「手荒れを防ぐための手の洗い方を知りたい」と思うことはありませんか?手洗いの重要性が高まるなか、手洗いの方法や手指の衛生に不安を持つ人も少なくないようです。
そこで今回は、多くの方から寄せられた「手洗い」に関する疑問や悩みにQA形式でお答えします。正しい手の洗い方動画もご紹介しますので、ぜひ感染症予防にお役立てください。

Q1.今さらだけど、「正しい手洗い」ができているか心配!

A.ハンドソープはしっかり泡立て、手のすみずみまで洗って

感染症を予防するための手洗いの重要ポイントは「洗い残しがない」ことです。石けんやハンドソープを泡立てて、泡が細部に行き渡るように洗います。手のひらや手の甲だけでなく、ものに触れる機会が多い「指先」、見落としがちな「指の間」「手首」までしっかり泡で洗うことが大切です。泡立てることが上手にできない小さな子どもには、泡で出てくるハンドソープがおすすめです。
ここで「正しい手洗いの基本」をおさらいしましょう。

POINT

泡で汚れをしっかり落とす!手洗いの基本をマスター

1. 流水で汚れを落とす

流水で汚れを落とす  

まず手洗いの前に、洗い残しの原因となる指輪や時計などを外しておきます。
流水で手についた汚れをざっと落としたあと、石けんやハンドソープを手に取り、手のひらでよく泡立てます。

2. 手のひらと指を洗う

 手のひらと指を洗う

手のひら、手の甲をしっかりこすり、指の間は手を組むようにして洗います。
親指は、反対の手で持って、ねじるようにして洗いましょう。

3. 指先と爪を洗う

指先と爪を洗う

指先、爪の間は手のひらの上で指先をこするように洗います。爪ブラシを使うとより効果的です。

4. 最後に手首を洗う

最後に手首を洗う

手首を反対の手でねじるようにして洗ったら、最後に流水で石けんと汚れを十分に洗い流します。
洗い終わったら、乾いた清潔なタオルでふきましょう。

動画で確認!上手な手の洗い方

「上手な手の洗い方」の手順を、動画で確認できます。

上手な手の洗い方

Q2.水で手を洗うだけでも、感染症の予防効果はある?

A.水で洗い流すだけでもウイルスは減ります

水で洗い流すだけでもウイルスは減ります 手洗い

「水だけで手を洗うと、ウイルスを広げるだけになりそうなので、ハンドソープがなければ洗わない」という声も聞かれますが、ウイルスは水で洗い流すと、数をかなり減らせます。手指に付着しているウイルス量は、流水で15秒洗うだけで100分の1に減るそうです。さらに、手指に付着しているウイルス量は、石けんで10秒もみ洗いしてから流水で15秒すすぐと、1万分の1に減るそうです※1

石けんやハンドソープと流水による正しい手洗いをしっかりマスターしましょう。

手指に付着しているウイルス量は、石けんで10秒もみ洗いしてから流水で15秒すすぐと、1万分の1に減る 手洗い

  • 1 厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」令和3年2月8日時点版

Q3.手を洗う回数が増えて、手荒れに悩んでいます

A.「適切なタイミング」と「方法」で手をいたわりましょう

新型コロナウイルス感染症の流行で手を洗う回数が増え、「手荒れ」が気になっている方も多いようです。
感染症予防のために手洗いは欠かせませんが、「手の洗い過ぎ」は手荒れの原因の一つです。心配し過ぎて1日中手を洗っていると、手荒れにつながります。以下の「手洗いのタイミング」でしっかり手を洗うように心がけると良いでしょう。

ここだけは外さない! 手洗いの適切なタイミング

手洗いの適切なタイミング 外出先から帰った時 咳やくしゃみをしたあと、鼻をかんだあと 食事やおやつの前後 調理の前後 病気の人のケアをした時 外にある遊具などに触った時 トイレに行ったあと 動物に触れたあと

●外出先から帰った時
●咳やくしゃみをしたあと、鼻をかんだあと
●食事やおやつの前後
●調理の前後 
●病気の人のケアをした時
●外にある遊具などに触った時
●トイレに行ったあと
●動物に触れたあと

手荒れを防ぐための手の洗い方のポイント

手荒れを防ぐには、「手の洗い方」自体にもポイントがあります。肌のうるおいを守って、バイ菌バリアを壊さない手洗い方法のポイントは4つ。

①水の温度に気を付ける(基本は水で、寒い時期はぬるま湯で)

②保湿成分が配合されたハンドソープを使用する

③石けんやハンドソープの泡が残らないようにしっかり洗い流す

④手洗い後はこすらずに、しっかり水をふき取る

また、手洗い後のハンドケアや手洗い以外の「水仕事」をする時の工夫も大切です。手指の衛生を保ちながら「手荒れを起こさない工夫」も取り入れて、手肌をいたわってください。

Q4.手ふきタオルの取り替えの頻度は、どのくらいが適切?

A.湿ったタオルには細菌が!1日に一度は替えましょう

湿ったタオルには細菌が!1日に一度は替えましょう 手ふきタオル

手をふいた回数や、部屋の温度・湿度などにもよりますが、一旦湿ったタオルは長時間放置すると細菌が増殖し、乾いたあとでも細菌が残っている可能性があります。このようなタオルで手をふいたのでは、せっかくキレイに手を洗っても細菌をこすりつけているようなものです。タオルは、1日に1回を目安「こまめに取り替える」習慣をつけましょう。

ライオンの調査2では、自宅の洗面所のタオルを取り替える頻度は、「1日に1回以上」の人が8割近くを占め、多くの人がこまめに交換しているようです。ただ、20代は「1日に1回以上」の人は約5割にとどまり、「4~7日に1回」という人が約3割いました。タオル交換をつい忘れがちな方はご注意くださいね。

  • 2 ライオン調べ、20~40代小学校3年生までの子どもがいる既婚女性 300名、2020年6月

Q5.外出先では様々な共用物に触るから、手を洗っても意味がない?

A.共用物に触ったあとで手洗い・消毒を

ウイルスや菌が付着したモノに手で触ると、手にウイルスなどが付きます。でも、多くのウイルスは、触った途端に感染するわけではありません。その手で顔を触ったり食べ物を食べたりすることで、口や鼻、目などの粘膜からウイルスが侵入して感染します。

外出先で共用物に触った時は、まずはその手で口や鼻、目などに触らないように心がけましょう。そして、その後、しっかり手洗いや手指消毒をしましょう。携帯用の手指消毒剤を持ち歩くと便利です。

共用の電話機を使って実験!

オフィスで毎日使う電話機。知らず知らずのうちに、こういった共用物から接触感染する可能性も。今回は、共用の電話機を用いて、実験してみました。

<実験方法>
4人で実験。3人は蛍光剤入りのローション(蛍光剤は3色あり、それぞれ違う色のものを使用)を手に塗り、通常通り、オフィスで電話機を使います。もう1人は、手には何も塗らず、3人が電話機を使った後、電話機を使用。

<結果>

共用するものから接触感染する可能性もあります。共用物に触れた手で、口や鼻、目の粘膜に触れてしまう前に、手洗いや消毒をしっかりすることが大切

このように、共用するものから接触感染する可能性もあります。共用物に触れた手で、口や鼻、目の粘膜に触れてしまう前に、手洗いや消毒をしっかりすることが大切です。

Q6.子どもがちゃんと手を洗えているか心配です

A.子どもが手洗いしやすい環境を整えて、正しい手洗いの習慣化をサポートしましょう

小さい子どもが手洗い習慣を身に付けるには、時間がかかりますね。また、子どもが幼稚園や保育園、学校に通っている場合、「家族の目が届かないところでもちゃんと洗えているの?」と不安に思う人も多いようです。
そこで、まずは自宅で手洗いしやすい環境を整え、子どもが一人でもしっかり手洗いできるよう、サポートしましょう。

小さい子どもの場合は、洗面所に踏み台を置くなど、自分の手をしっかり見ながら手洗いしやすい環境に整えると良いでしょう。さらに、すすんで手洗いしたくなるアイテムを用意して、楽しく習慣付ける工夫をすると効果的です。例えば、子どもや家族が書いた絵やお気に入りのシールをハンドソープのボトルに貼ってマイボトルを作る、子どもの好きな香りのハンドソープを使う、手洗いができたらシールを貼ったりスタンプを押すことができるオリジナルカレンダーを作るなどで、手洗いのモチベーションにつなげましょう。

自宅で手洗いしやすい環境を整え、子どもが一人でもしっかり手洗いできるよう、サポートしてあげると良いでしょう こども ひとり 手洗い

子どもの年齢や好みに合わせていろいろ試してみると、喜んで取り組んでくれる方法がきっと見つかりますよ。

新型コロナウイルスと共に生きる「withコロナ」の今、いたずらに不安になるのではなく、正しい衛生意識を持って、大切な人を守るためにお互いを想い合い、適切な行動を心がけながら毎日を過ごせるといいですね。

この記事を作成・監修した
マイスター

藤井 日和

衛生マイスター

藤井 日和

ふじい ひより

衛生・健康分野やお洗濯分野の製品開発や生活情報の開発に約25年携わってきました。
これらの経験を活かし、日々のくらしで感じる衛生への不安を解消する情報をお伝えしていきます。

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