大人のむし歯・根面う蝕の原因とケア方法~歯ぐきが下がってきたら要注意!
「根面う蝕(こんめんうしょく)」とは、歯の根元にできるむし歯のこと。不適切なブラッシングや加齢、歯周病などが原因で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出すると、そこに新たなむし歯のリスクが生じます。根面う蝕は進行が早く、歯を失うリスクも高いので、適切なブラッシングやフッ素配合ハミガキなどで予防しましょう。
「根面う蝕(こんめんうしょく)」とは、歯の根元にできるむし歯のこと。不適切なブラッシングや加齢、歯周病などが原因で歯ぐきが下がり、歯の根元が露出すると、そこに新たなむし歯のリスクが生じます。根面う蝕は進行が早く、歯を失うリスクも高いので、適切なブラッシングやフッ素配合ハミガキなどで予防しましょう。
「きちんと歯をみがこう!」という意識が高い人ほど強くみがく傾向があり、力を入れ過ぎる「オーバーブラッシング」にならないよう注意が必要!強い力でみがくと歯や歯ぐきを傷つけたり、歯垢が効果的に落ちないことがあります。正しい方法は、毛先が開かない程度の軽い力でみがくこと。お口の状態に合わせたハブラシ選びも大切です。
知覚過敏とは、むし歯もないのに冷たいものやハブラシの刺激がしみたり痛い状態。歯の内側の象牙質が露出して、内部の神経に外の刺激が伝わりやすくなることで起こります。象牙質が露出する原因は、加齢や歯周病、不適切なブラッシングによる歯ぐき下がりのほか、病気以外で歯の一部が損傷する「tooth wear」等です。
矯正中は、装置周辺に汚れがたまりやすく、ケアもしにくいもの。「食べたらみがく」を習慣にし、みがけているか鏡で見ながらみがきしましょう。装置周り、歯など各部位に毛先をきちんと当てて小刻みにブラッシングし、タフトブラシやデンタルフロス、歯間ブラシ等の活用も必須。ハミガキはフッ素配合のものがおすすめです。
歯垢をきちんと落とすには、デンタルフロスの使用が不可欠。でも、「面倒で続かない」という声も少なくありません。デンタルフロスを習慣にするために有効なのが、使うタイミングを決めること。よく目につくところに出しておけば、うっかり忘れも防げます。いろいろな種類を試し、お気に入りを見つけるのもポイントです。
みがきにくい奥歯は、むし歯や歯周病のリスクが高い場所。奥歯をみがく時も「歯みがきの基本」は同じ。ただし、奥歯の頬側をみがく時には口を閉じ気味に、舌側をみがく時には歯の並びと平行になるようにハブラシを入れるなど、毛先をキチンと歯にあてる工夫が必要です。ハブラシはヘッドが小さく薄いタイプがおすすめです。
奥歯は前歯よりも失う割合が高い、という報告があり、むし歯や歯周病リスクに特に気をつけたい部位。奥歯のケアには、ヘッドの厚みが薄く、ネックが細いハブラシがおすすめです。みがきにくい奥歯の奥や頬側にも毛先が届きやすいのがポイント。奥歯にきちんと毛先が届くことで、歯垢除去率も高まることが確認されています。
「歯石」は歯垢が石灰化したもの。表面が凸凹しているので細菌がつきやすく、むし歯や歯周病などのリスクが高まります。「つきやすい場所」は、「下の前歯の裏側」や「上の奥歯の外側」。歯垢は歯みがきでは落とせないので、日頃から付きやすい場所を意識して歯みがきし、原因となる歯垢をしっかり除去することが大切です。
ハブラシの使い分けは、健康な歯と歯ぐきを保つためにもおすすめ。「朝はワイドヘッドで手早く、夜はコンパクトヘッドで隅々まで」「細かい部分をみがく時は、タフトブラシを」「職場用はキレイな色で携帯しやすいもの」など、シーンや目的に合わせてハブラシを選んでいる人も。マネしたくなる使い分けアイデアが大集合!
赤ちゃんは「歯が生え始めたら」歯みがきスタート。まずはハブラシでやさしく触れて、抵抗感をなくすことから始めましょう。自分でスプーンが持てるようになったら、ハブラシを持たせて。ブクブクうがいができるようになったら、むし歯予防効果のある「フッ素入りハミガキ」を使いましょう。最初は「切ったつめ程度」の少量でOK!