「生理時の頭痛」をなんとかしたい!予防&対処法

「生理時の頭痛」をなんとかしたい!予防&対処法

頭痛が繰り返し起き、しかも生理前や生理中に起こることが多ければ、「生理周期」に関係している頭痛かも!?生理周期による頭痛はエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が関係しています。頭が痛くなったら、早めに「鎮痛薬」を服用するのも1つの対処法。痛みを我慢する時間を減らして、自分らしい時間を過ごしましょう。

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〈目次〉
「生理周期」も頭痛の原因に
生理周期と頭痛の関係を認識していない女性は「8割以上」
どうして「生理周期による頭痛」は起こるの?
「生理周期による頭痛」の特徴
「生理周期による頭痛」を予防するための「3つの方法」
頭痛は我慢せず「鎮痛薬」を服用
間違っている人が多い!「鎮痛薬」を服用するタイミング
鎮痛薬を服用する時のポイント

「生理周期」も頭痛の原因に

頭が痛くなると、「私は頭痛持ちだから」と思い込んでいませんか? でも、もしその「頭痛」が繰り返し起こっていて、しかも生理前や生理中に起こることが多いようであれば、「生理周期が関係している頭痛」かもしれません。生理周期が関係する頭痛とはどんなものなのか、その実態に迫ってみましょう。

生理周期と頭痛の関係を認識していない女性は「8割以上」

ライオンの調査では、生理の前後に頭痛があると答えた女性は半数以上の53%。しかし、「頭痛が生理に関係している」と認識している女性は「19%」にとどまりました。つまり、「8割以上」の女性は頭痛と生理周期の関係に気付いていないということがわかりました。

どうして「生理周期による頭痛」は起こるの?

繰り返し起きる頭痛は、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が関係しています。
女性は生理周期によって、エストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が大きく増減します。エストロゲンの分泌量は排卵前にピークに達し、排卵が終わると急速に減少します。そのあと、再び増加し、生理前にまた減少します。このエストロゲンの減少により、頭痛が起こりやすくなるといわれています。

<生理周期と頭痛の関係>

「生理周期による頭痛」の特徴

「生理周期による頭痛」は、「拍動に合わせてズキズキと痛む」「からだを動かすとより痛む」といった特徴があります。場合によっては、頭痛の前に吐き気を催したり、目がチカチカしたりすることもあります。
「生理周期による頭痛」を引き起こす原因は、日常生活の中にたくさんの要素が存在します。日頃から意識して、頭痛の原因を自分から遠ざけましょう。

「生理周期による頭痛」を予防するための「3つの方法」

「生理周期による頭痛」を予防する3つの方法をご紹介します。

1.「寝不足」や「寝過ぎ」は要注意

ストレスや疲れが頭痛の原因となることがあります。日頃からしっかり睡眠をとり、疲れをためないようにしましょう。逆に、寝過ぎが原因で頭痛が起こりやすくなることもあります。休日であっても、なるべくいつもと同じペースで過ごすようにしましょう。

2. 外出時は人混みや強い光を避ける

外出先では、空腹、騒音、汚れた空気、ニオイ、乾燥など、実に多くのことが頭痛を引き起こす原因となります。強い光が原因となることもあるので、外出の際はサングラスを携帯して出かけると良いでしょう。

3. 熱いお風呂やサウナを避ける

からだが温まり過ぎると血管が拡張するため、頭痛が起こりやすくなります。頭痛が起こりそうだと感じたら、熱いお風呂やサウナは避けて、シャワーを浴びる程度ですませましょう。

頭痛は我慢せず「鎮痛薬」を服用

頭痛は我慢しているだけでは治りません。
頭が痛くなったら、「鎮痛薬」を服用するのも1つの方法です。鎮痛薬は、痛みの原因となる物質の生成と放出をおさえ、頭痛をやわらげます。

間違っている人が多い!「鎮痛薬」を服用するタイミング

生理の前後に頭痛を感じたことのある20~40代女性を対象に頭痛の対処法を聞いたところ、1番多い対処法は、「市販の薬(鎮痛薬)を使う」でした。

<頭痛の対処として行っていること>

  • ※ライオン調べ、2014年9月実施、生理の前後に頭痛を感じることのある20~40代女性284名

そこで、生理時の頭痛で「鎮痛薬」を服用している人に、どのようなタイミングで薬を服用するかを聞いたところ、47%の人が「痛みを感じ始めた時」と答える一方で、「我慢できないくらい痛くなってから」が29%、「我慢できるくらいの痛みの時」が16%と、約半数の人は痛みが強くなってから服用していることがわかりました。

<鎮痛薬を服用するタイミング>

  • ※ライオン調べ、2014年9月実施、1年を通じて頭痛を感じる20~40代女性の鎮痛薬使用者160名

それでは、なぜ我慢をしてしまうのでしょうか? 頭痛や生理痛を我慢している理由は、「耐性ができて薬が効きにくくなりそう(42%)」「からだに負担をかけたくない(25%)」「胃に負担がかかりそう(20%)」などの不安によるものであることがわかりました(ライオン調べ、2016年)。

鎮痛薬のからだへの負担で代表的なものは、「胃への負担」と「眠気」。「胃への負担」が気になる人は、空腹時を避けて服用することと、胃を守る成分が入っている薬を選ぶことがおすすめです。「眠気」が気になる人は、眠くなる成分が入っていない薬を選びましょう。

また、用法・用量を守って飲めば、一般的に効かなくなるということはありません。ただし、もともと鎮痛薬が体質的に合わない、効かないという人は、医師、薬剤師や登録販売者に相談してみましょう。

からだのために!という我慢が、からだに負担をかけることにもなりますので、痛みを感じたら「すぐ」のタイミングで服用するのがおすすめです。

また、鎮痛薬を服用する頻度を聞いたところ、9割近くの人が「1週間のうち1日程度」か、「それ以下」という結果になりました。一方で、少数ながら頻繁に服用している人もいることがわかりました。1か月に10日以上鎮痛薬を服用する状態が続くと、もともとの頭痛を悪化させる場合があります。鎮痛薬を頻繁に服用しないと頭痛が治まらない場合は、早めに医師に相談してください。

<鎮痛薬を服用する頻度>

  • ※ライオン調べ、2014年9月実施、1年を通じて頭痛を感じる20~40代女性の鎮痛薬使用者160名

近年は、女性の社会参加が増加し、毎日限られた時間の中で仕事や家事、育児を懸命にこなしている女性が増えていて、約9割の女性が「忙しい毎日だからこそ、時間を大切にしたい」と答えています(ライオン調べ、2018年)。一方、前述のように、頭痛や生理痛を我慢している女性も多くいます。鎮痛薬をタイミングよく飲み、痛みを我慢する時間を減らして、もっと自分らしい時間を過ごしましょう。

POINT

鎮痛薬を服用する時のポイント

1. 痛みを感じたら早めに服用する

2. 添付文書をよく読んで正しく服用する

3. 頻繁に服用しないと頭痛が治まらない場合は医師に相談する

いかがでしたか?生理周期による頭痛と上手につきあって、できるだけ笑顔で毎日を過ごせるといいですね。

この記事を作成・監修した
マイスター

芳賀 理佳

ヘルスケアマイスター

芳賀 理佳

はが りか

くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。

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