旅行やお出かけと「生理」が重なった時の対処法
旅行やお出かけなどせっかくの機会なら、生理痛を少しでも軽くして楽しく過ごしたいですね。そんな時は、からだを温める、「マグネシウム」や「ビタミンB6」などの生理痛を和らげる栄養素を摂取する、ゆっくり入浴する、市販の鎮痛薬を使う等、生理痛を和らげるセルフケアを行いましょう。
つらい「生理痛」を軽くするために
「旅行やお出かけの計画と生理が重なってしまった」。そんな時に「生理痛」に耐えて憂うつに過ごすのは、もったいないこと。生理痛を少しでも軽くするためのセルフケアをいくつかご紹介します。
生理痛を和らげる「セルフケア」
以下のポイントに気を付けて、生理痛を和らげるための「セルフケア」を行いましょう。
1. からだを温める
生理痛を和らげるには、からだを「温めて血行を促す」のがポイントです。保温性の高い下着やカイロなどを使って、お腹や腰を温めるようにしましょう。また、からだをきつく締めつける下着や服装は、血行の妨げになるので避けましょう。
2. 生理痛を和らげる栄養素を摂取
食事で摂れる栄養素のなかには、生理時の痛みを和らげてくれるものがあります。「マグネシウム」「ビタミンB6」「エイコサペンタエン酸(EPA)」「ドコサヘキサエン酸(DHA)」などです。また、アルコールやカフェインを含む飲み物は、これらの吸収の妨げになりますので、生理中は控えめにしましょう。
・「マグネシウム」を多く含む食材:
アーモンド、乾燥ひじき、大豆など
・「ビタミンB6」を多く含む食材:
マグロ、サンマ、鮭、さばなどの魚類
・「エイコサペンタエン酸(EPA)」「ドコサヘキサエン酸(DHA)」を多く含む食材:
青魚
3. ゆっくり入浴する
生理中は「入浴」を控えるという方もいますが、入浴でからだを温め、血行を促すことで生理痛を和らげることができます。また、ぬるめのお湯にゆっくり入ることで、リラックス効果も期待できます。浴槽の中は水圧がかかるので、月経の血液が流れ出すことも、子宮内にお湯が入ることもありません。ただし、浴槽から出ると急に経血が流れ出ることがあるので、公共の温泉や大浴場では浴槽に浸かるのは止めた方が良いでしょう。
4. 市販の「鎮痛薬」を服用
痛みがつらい時には、「鎮痛薬」でおさえるのも1つの方法です。「鎮痛薬はからだによくないのでは?」と抵抗のある方もいると思いますが、鎮痛薬は痛みを取るために開発された薬です。自分に合った薬を、用法・用量を守って使用していれば心配ありません。
TEACH ME, MEISTER!
教えてマイスター!
「鎮痛薬を長く飲み続ける」と効かなくなることはないの?
「服用量」を守って使用
生理痛の場合、鎮痛薬が必要なほど痛いのは、1か月のうちほんの数日だけです。「服用量」を守れば心配はありません。生理の初日から痛む人は、生理が始まると同時に、初日より2~3日目の方が痛む人は、2日目から薬を飲み始めましょう。
「早め」に服用
鎮痛薬には、生理痛の原因である「プロスタグランジン」の産生をおさえる効果があるため、「ちょっと痛くなった」という時に、「早め」に服用することがおすすめです。痛みを我慢して、耐え切れなくなってから薬を服用すると、プロスタグランジンが大量に放出されたあとになり、薬の効果が半減してしまいます。
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「経血」が下着についてしまったら?
まずは「下洗い」
「経血」が服や下着についてしまったら、乾く前に応急処置として「下洗い」をしておきましょう。血液が乾くと、血液中のたんぱく質が固まって落ちにくくなり、シミになってしまう場合があります。
「水か40℃以下のぬるま湯」で洗う
血液がついた部分を水道水でよく洗い流します。この時、お湯ではなく、「水か40℃以下のぬるま湯」を使うようにしましょう。水の温度が高いと血液中のたんぱく質が固まって落ちにくくなります。旅行中で手元に洗剤などがない時には、下洗いまで済ませた衣類をビニール袋などに入れて、ご自宅に持ち帰ってから本洗いをしましょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。
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