「生理(月経)」をめぐる異常やトラブル

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LION ヘルスケアマイスター

芳賀 理佳はが りか

「生理(月経)」をめぐる異常やトラブル

「生理(月経)」のトラブルには注意が必要な場合も

生理(医学用語では月経)中は、下腹部に痛みを感じる「生理痛」の症状だけでなく、様々な肉体的・精神的トラブルが起こります。生理周期の「期間」や「経血量」など、一部の症状には注意が必要なものがあります。

今回紹介する事例に該当する方は、婦人科の診察も検討してみましょう。

「生理周期」の異常や「無月経」

生理は、開始日から次の開始日までの1サイクルの期間が、25日~38日が正常の範囲内だと考えられています。「生理周期」が39日以上と長く、年間に10回以下しかない場合を「稀発月経(きはつげっけい)」といい、反対に、周期が24日以内と短く、年間に15回以上ある場合を「頻発月経(ひんぱつげっけい)」といいます。

1.生理周期が長い「稀発月経」

生理周期が長い「稀発月経」は、初潮後や、閉経前の女性によく見られる現象で、あまり気にする必要はありません。ただし、排卵が起こっていないために、生理周期が長くなっている可能性もあります。また、排卵していても、その回数が少ないため、妊娠の確率が低くなります。

2.生理周期が短い「頻発月経」

生理周期が短い「頻発月経」は、閉経前の女性によくみられる現象で、貧血がなく、日常生活に問題がなければ治療する必要はありません。ただし、若い女性の場合、卵巣の働きが不十分だったり、子宮筋腫が原因の可能性もあったりするため、気になる場合は、婦人科の受診をおすすめします。

3.生理がこない「無月経」

毎月あるべき生理がないことを「無月経」といいます。無月経には2種類あり、妊娠・授乳・閉経期を除き、3か月以上生理がない状態を「続発性無月経」といいます。原因として多いのは、ダイエットのしすぎや、拒食・過食症、ストレス、激しい運動などが考えられます。

もう1つは、18歳以上になっても初潮がこないことで、「原発性無月経」といいます。原因は様々ですが、長い間、無月経が続くと正常な状態に戻りにくく、妊娠しづらい状況になりますので、婦人科できちんと診察、治療を受けてください。

経血量が「多い」時の症状

正常な「経血量」は50~100ccといわれています。自分でその量を判断するのはむずかしいと思いますが、以下の8つのケースは要注意です。「子宮筋腫」や「子宮腺筋症」の疑いがあるほか、経血量が「多い」ために貧血を併発している可能性があるため、婦人科の受診をおすすめします。

1. 出血の中にレバーのようなかたまりが混じる

2. 夜用のナプキンを重ねて使わないとシーツを汚してしまう

3. 頻繁にナプキンを交換しないと漏れてしまう

4. タンポンとナプキンを併用しないといけない

5. 生理の期間が長くなって、10日経っても終わらない

6. 経血量が多すぎて、外出や仕事に支障がある

7. めまいや立ちくらみ、動悸や息切れが頻繁に起こる

8. 毎年の検診で貧血の状態が少しずつ悪化している

経血量が「少ない」時の症状

若い女性で経血量が極端に「少なく」、1~2日で生理が終わってしまう場合は注意してください。若い女性の場合は「子宮発育不全」や「無排卵」が原因のこともあり、「ホルモン療法」や「排卵誘発」などの治療が必要かもしれません。婦人科の受診をおすすめします。

また、出産後や更年期に、一時的に過少月経となる時期がありますが、これは生理的なものなので心配はいりません。

生理前後の精神的・肉体的「トラブル」

生理が始まる1週間くらい前から、精神的に不安定になったり、様々なからだの不調が起こったりする症状を「月経前症候群(PMS)」といいます。ほかにも、生理ではないのに生理痛のような症状が出る「排卵痛(中間痛)」や、出血がある「排卵出血」などの「トラブル」があります。

1.月経前症候群(PMS)

生理が始まる1週間くらい前から、腹痛、乳房痛、乳房緊満感、便秘、頭痛、むくみなどの肉体的トラブルや、イライラ、無気力、落ち込みなどの精神的トラブルが出ます。

これらの症状は、生理が始まると同時に消えるのが一般的ですが、症状がひどくて日常生活に支障をきたすような場合は、婦人科で相談することをおすすめします。

2.月経前不快気分障害(PMDD)

「イライラして感情をコントロールできない」「強い不安感や絶望感を感じる」など、精神的な症状が強い時は、「月経前不快気分障害」という病気が隠れていることあります。

婦人科で治らない場合、精神科でカウンセリングや抗うつ剤の投与などといった治療を受けると改善することがあります。

3.排卵痛(中間痛)

「排卵痛(中間痛)」は、排卵時に、卵巣から出る卵胞液や出血によって腹膜が刺激されて腹痛が起こります。軽い痛みですむ人や、鎮痛薬が必要なくらい痛む人など様々ですが、いつも同じ時期に同じ程度痛むのであれば、それほど心配はいりません。

ただし、生理中の痛みが徐々にひどくなり、生理後も痛むようになり、その期間がだんだん長くなる場合は要注意です。子宮内膜症が重症化している可能性が高いと考えられます。

子宮内膜症を我慢しているうちに、それが卵巣に発生して破裂し、緊急手術ということにもなりかねません。すぐに婦人科で診察を受けてください。

4.排卵出血

生理と生理の中間に、「排卵出血(中間出血)」と呼ばれる出血が発生する場合があります。これは排卵の時に一時的にホルモンのバランスが崩れるために起きる現象で、ほとんどの場合、出血量は少なく2~3日で終わります。毎月発症する人と、たまにしか発症しない人がいますが、子宮ガン検査の結果に異常がなく、いつも同じような時期に少量の出血がある程度なら心配はいりません。

ただし、これ以外の原因で出血が起こっていると考えられる場合は、すぐに婦人科の診察を受けてください。

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