ハウスダストの専門家に聞く!アレルゲンにもなるホコリの正体と掃除のコツ
気が付くと、いつの間にか部屋の隅にたまっているホコリ。アレルギーやニオイの原因にもなる、ちょっと厄介な存在です。「なんでホコリって灰色なの?」「ホコリとハウスダストって同じ?」「ホコリって一体何者?」と疑問に思ったライター・斎藤充博さんが、専門家に取材を敢行。ホコリの正体や、アレルギー対策、お掃除のポイントについて教えてもらいました。
「ホコリ」についてなんにも知らないや
ホコリは身近なもの…だけど意外と知らない!その正体を専門家に聞く

阪口先生、今日はよろしくお願いします。ホコリって普段からよく目にするし、すごく身近な存在なのに、今まで何も知らなかったな……と思っています。
ホコリは、生活していれば必ず発生するものです。基本的な知識からホコリの特徴まで、なんでもお話しますよ。


楽しみです!たくさん教えてください!
ホコリはこんなものからできている!意外と知らないホコリの成分

まずお伺いしたいのですが、ホコリは主に何からできているんでしょうか?
ホコリは、様々な微粒子やゴミからできています。人や動物の毛、皮膚片、ダニの死骸や糞、衣類や寝具の繊維くず、カビの胞子、屋外から侵入する砂や土、花粉といった、ありとあらゆるものが集合してホコリができるんです。


繊維くず、ダニ、カビ……うーん、本当にいろいろなものが入っているんだなぁ。確かに髪の毛はホコリの中に入っていますよね。よく見かける気がします。
繊維くずや髪の毛は大きいので、目に見えますよね。しかし、そのほかの物質は微粒子なので、目視はしづらいです。


ずっと前から思っていたのですが……ホコリってなぜ灰色でフワフワしているんでしょうか?どうでもいい質問かもしれませんが。
ホコリは様々な色の物質が寄せ集まってできたものなので、色が平均化されて灰色に見えるのでしょうね。また、ホコリの中に繊維が多く含まれていると、感触はフワフワになります。ただ、すべてのホコリが灰色でフワフワしているわけではありません。土や砂もホコリになりますからね。灰色でフワフワしていないものは、皆さんホコリだと気付いていないだけなんです。


なるほど……。今までフワフワのホコリしか目に入っていなかったのかもしれません。すると、自分の認識以上にたくさんのホコリがあるってことになりますね……!
そうかもしれません。意外なところにもホコリはありますからね。それに、どんな生活をしていてもホコリは必ず出てくるもので、掃除をしないとどんどんたまっていきます。

ホコリの成分は場所によって変わる?

家の中で、特にホコリがたまりやすい場所ってあるんでしょうか?
ズバリ、寝室です。ほら、寝室の窓から日光が入ってくると、寝具から出た繊維が舞っているのが見えますよね。あれがホコリの元となって、比較的フワフワなホコリが生成されます。


ああ……。あれはいかにもホコリになりそうだと思っていました。家の中の場所によってホコリの成分って変わってくるものなのでしょうか?
多少は変わってきます。寝室は先ほど申し上げたように、繊維くずから成るホコリが多く、洗面所などの水まわりのホコリはカビを含んでいることが多いです。リビングやダイニング、キッチンなど食事に関わる場所では、食品のかけらを含んでいることもありますね。家族やペットなど、生き物が多ければ多いほど、フケや毛などが増えていきます。


家の中だけでも、ホコリはバラエティに富んでいるんですね!では、家の外の環境によってもホコリの中身は変わってくるのでしょうか?
若干違ってきますね。温暖な地域だとダニ由来の成分が多くなりますし、海沿いだと砂の割合が増えます。マンションの低層階や戸建てなど、地面に近い家では土が混ざることも多いですね。

トイレのホコリはニオイのもとになる?
※1 ここから先は外部サイトへ移動します。価格やサービス内容については、各サイトに記載されている内容をよくお読みになり、ご自身の責任でご利用ください。
※2 通販限定販売品は、「取扱店舗を探す」ではご案内しておりませんのでご了承ください。
ホコリは放置するとどうなる?アレルギーとホコリの関係性

ホコリをためたままだと、なんだか体に悪い気がして……。「がんばって毎日掃除しよう!」と思ってはいるのですが、どうしても後回しにしてしまうことが多々あります。実際にホコリを放っておくと、人体にどんな悪影響があるんでしょうか?
まず、ホコリの中には様々なアレルギーの元があります。これを吸い込むことによって、ぜんそくや鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が発症してしまう可能性が高まるのです。また、それほど多いケースではないのですが、ホコリの中のカビを吸い込むことで肺炎を起こしてしまうこともあります。


アレルギーに、肺炎…。
特に小さなお子さんがいる家庭ではアレルギーに気をつけたいですね。小児喘息の9割以上は、ホコリや布製品の中に潜むダニが原因だといわれています。


そうなんですね!うちにも小さな子どもがいるので、なおさら気をつけなければ…。ホコリの中のダニがアレルギー症状の原因になるとのことですが、ほかにもアレルゲンはあるのでしょうか?
ダニの死骸やフンのほかに、花粉やカビ、ペットに由来するものなどがアレルギー症状の原因になりえます。ですが、この中でアレルギーを引き起こしやすいのは、やはりダニです。特に日本の夏は高温多湿で、ダニが増えやすい環境なんです。ほとんどのご家庭は、WHOが定めた「ぜんそくの発作を引き起こす可能性がある」ダニの基準量を上回っているといわれています。


それは気を付けないと…。
日常生活で避けたほうが良い行動は?

家の中のホコリを、どうにか増やしたくありません。日常生活の中で、やらないほうがいい行動はありますか?
ソファに勢いよく座ったり、カーペットの上で運動をしたりするなど、ホコリを空気中に舞い上げるような行動はNGです。寝具、ソファ、床などについていたホコリが、部屋にたまりやすくなります。


何気なくやってしまいそうなことばかりですね…。小さな子どもは、カーペットの上でも平気で走り回ったり飛び跳ねたりするので、ほどほどにしなければ。
また、湿度が上昇するような行動をすると、ダニが増殖する原因となり、ダニの成分を含んだホコリも増えていきます。例えば、洗濯物の室内干しがそうです。致し方ない時もありますが、部屋の湿度を上げる行動には気をつけましょう。


ダニは湿度が高いのが好きなんですね。ホコリに関して、気を付けるポイントが段々とわかってきました。次は、ホコリを減らすための方法もお伺いしてきたいです!
ホコリを徹底除去&たまらせない!効果的なお掃除方法は?

ちょっとお伺いしたいのですが、もしも「掃除をサボる」としたら、どのくらいの頻度まで許されますか……?定期的な掃除、といっても、どのくらいの頻度かな〜と思って……。
床に掃除機をかけるのは「毎日」が理想ではあります。


やっぱり毎日か~!
でも、お子さまがいたり仕事がハードだったりして、忙しい人も多いですよね。毎日が大変な場合でも、「3日に1度」はかけておいてほしいです。


掃除を2日サボることを許されました……。ありがとうございます。
ホコリ除去には「寝具ケア」&「除湿」も欠かせない!
そして床掃除と同じくらい大事なのが、寝具のケアです。こちらにも掃除機をかけてください。布団専用の掃除機もありますが、なければ普通の掃除機でもまったく問題ありません。シーツと枕カバーは週に一度くらいは洗濯するのが望ましいです。できれば、3か月に1回は布団を丸洗いすると良いですね。


寝具のケア、けっこういい加減になりがちですね……。でもそのくらいの頻度であれば、なんとかがんばれそう!
あとは先ほども言ったとおり、ダニやカビを抑えるために湿度をしっかりと管理することも重要です。夏場は除湿機を使って、湿度を60%以下に保ちましょう。以前マンションの1階に住んでいたことがあるのですが、ああいった環境は湿気がたまりやすいですね。1日除湿機をかけたら一升瓶くらいの水が取れて、驚いた思い出があります。


想像以上に湿度が高いこと、あるあるですね!除湿機は一応あるんですが、面倒であまり積極化的には使っていませんでした。これを機に使わなきゃ……。
可能であれば、室内の布製品を可能な限り減らせるとベストです。我が家では、カーペットを撤去してフローリングで生活しています。ペットがいる場合は、寝室には入れない、週に一度はシャンプーする、ブラッシングは屋外でする、といった心がけをするだけでもだいぶ変わりますよ。


少しずつの心がけの積み重ねが大事なんですね。このほかにも、意外と見逃しがちな掃除ポイントはありますか?
意外な場所といえば、カーテンですね。できれば洗濯する。むずかしかったら掃除機をかけるだけでも効果はあります。


確かに、あんまり掃除したことないかもしれません!うちのカーテンは近寄るとちょっとホコリっぽいニオイがしますが、いつも見て見ぬふりをしていた……。

最後になりますが、僕のような掃除に関してズボラな人間を、どうか激励してください。阪口先生のひと言で僕の家がキレイになります……!
掃除をすれば、ホコリが減り、その中に含まれるアレルゲンも減ります。アレルギーを治すのはなかなか大変なこと。誰もがアレルギーになる可能性がありますが、特に小さなお子さんがいる家庭では気をつけてほしいですね。


住まいをキレイにするのって、自分だけじゃなくて家族のためにもなるわけですね。今日はありがとうございました!
掃除で家の中がキレイに。スッキリすると気持ち良いぞ~!
\斎藤充博さんの他の記事もチェック!/
ライオン社員約600人に聞いた!「あなたの推しハブラシ教えてください!」
毎日使っているハブラシ、どうやって選んでいますか?特にハブラシへのこだわりがなく、妻が選んでくれたものを何の疑問もなく使っているライターの斎藤充博さんが、ライオンの社員に推しハブラシ調査を決行!
記憶力アップの方法を専門家に聞いたら、「記憶の仕組み」がよくわかった
普段からスーパーでの買い物忘れや、人の名前が覚えられないと悩む、ライターの斎藤充博さん。「日々の暮らしの中で記憶力を鍛える方法は?」「そもそも記憶って何?」など記憶力にまつわる疑問を脳内科医・加藤俊徳先生に聞きました。
「めんどくさい」という感情はなぜ起こるのか?めんどくさがりなライター・斎藤充博さんが「めんどくさい」のそもそもを脳科学者に取材。人が人として生きていくためにも「めんどくさい」はあったほうがいい、という結論になりました。
・当記事に掲載の情報は、執筆者の個人的見解で、すべてがライオン株式会社の見解を示すものではありません。
漫画&イラスト&取材&執筆:斎藤充博
編集:ノオト
この記事を書いた人

斎藤充博
1982年生まれ。マンガを描く指圧師。はりきって仕事をしたいのに、食後の昼寝がやめられない。毎日気がつくと夕方になっている。もう動物園の動物になりたいです。
- トップページ
- ハウスダストの専門家に聞く!アレルゲンにもなるホコリの正体と掃除のコツ
LION おすすめの商品
※ ここから先は外部サイトへ移動します。価格やサービス内容については、各サイトに記載されている内容をよくお読みになり、ご自身の責任でご利用ください。
※ 通販限定販売品は、「取扱店舗を探す」ではご案内しておりませんのでご了承ください。






















下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容