子どもの歯みがき意欲を高める!「全国小学生歯みがき大会」をレポート
「全国小学生歯みがき大会」は、小学生の歯と口の健康づくりを応援する、大型健康教育イベント。毎年6月4日~10日の「歯と口の健康週間」に合わせて開催され、第83回は全国約32万人の小学生、およそ3校に1校の小学校が参加!この記事では、歯みがき大会への主催者の想いや子どもたちが映像や実習の授業で楽しく学んでいる様子に加え、家庭で実践したい「歯みがきとお口のケア方法」などを紹介します!
「歯みがき大会」は、歯と口の健康を守る歴史のあるイベント
「全国小学生歯みがき大会」について知っていますか?お子さんが小学生の時に参加したことがある!という方もいるかもしれません。「全国小学生歯みがき大会」は、1932年(昭和7年)に「学童歯磨教練体育大会」という名称で始まりました。(公社)日本学校歯科医会、(一財)東京都学校保健会と共に、(公財)ライオン歯科衛生研究所、ライオン株式会社が主催しています。
現在は”大会”といっても、体操や競技をするわけではありません。小学生の歯と口の健康づくりを応援するために開催される、大型健康教育イベントです。2026年の第83回大会では、全国の小学校の3校に1校が参加する5984校、32万6213人の児童が参加しました。主に小学校5年生を対象としていて、参加費は無料です。
子どもたちは、映像で楽しく歯と口のケアについて学び、正しい歯みがき方法を指導してもらいます。ライオンは、この大会での経験が、子どもたちのむし歯予防や、生涯にわたって自分の歯と口の健康を守る意識づけにつながることを期待しています。
今回はなんと第83回!楽しい映像や実習で、学びも充実
「全国小学生歯みがき大会」の担当を務めるのは、ライオン歯科衛生研究所の歯科衛生士である田口さん。歯みがき大会への想いや、第83回での授業の内容、子どもたちの様子について話を聞きました。
――歯みがき大会で、子どもたちはどのような授業を受けるのでしょうか?
田口 それぞれの小学校で、歯科専門家が監修した教材をもとに授業を進めてもらっています。40分ほどの映像では、歯みがき博士とライオンちゃんがナビゲーターとして登場し、歯と歯ぐきの状態のセルフチェックや、健康な歯ぐきと歯肉炎になっている歯ぐきの違い、プラーク(歯垢)が細菌のかたまりであることなどを学びます。
田口 ちょうど小学校5年生頃になると、自分自身で健康をつくる意識が育ち始めるタイミングなんです。歯みがき大会では、自分で歯をみがく習慣が身につくよう、自律支援をおこなっています。歯肉炎になる子が増える時期ではあるのですが、「歯肉炎やむし歯になると怖いよ」という、恐怖心をあおるような伝え方はしていません。
「ちゃんと歯みがきをすれば、健康な歯ぐきに戻せるし、自分で予防もできるんだ!」という“気づき”を与えることで、自分からやる気になるように工夫しています。
- ※出典:令和4年 歯科疾患実態調査 厚生労働省
――子どもたちが実際にライオンのハブラシ(6~12歳用)とデンタルフロス(Y字タイプ)を使って、歯みがきをする実習もありますね。
田口 ハブラシだけでは、歯と歯の間の歯垢は約6割しか取り除くことができません。デンタルフロスを使うことで、約9割の歯垢を取り除くことができます※。だから子どもたちには、「ハブラシとデンタルフロスを使いこなしてこそ、歯みがきをやりきる!」ということを伝えています。
先生方からは、映像で歯みがき博士がフロスのニオイをかいで「くっさ~い!」と叫ぶシーンの反応がすごくいい、と感想をいただいています(笑)。子どもたちも自分でおそるおそるニオイをかいでみて、「本当にくさい!」と実感することで、やらなきゃ!という気持ちになりますよね。
- 山本他 日歯周誌1975
――子どもたちへのアンケートでは、どんなコメントがありましたか?
田口 「歯について初めて真剣に考えた」という素直な感想や、「自分も歯ぐきが赤くなっているので、元に戻したいと思った」「1カ所6回くらいでいいと思ったけど、やっぱり20回みがこうと思った」など、具体的に教えてくれた子もいました。
デンタルフロスを初めて使う子どもも多いのですが、2025年のアンケートデータでは90%以上が大会後に「デンタルフロスを使用しようと思う」と答えてくれています。
――小さいうちは親がみがいてあげていても、いずれは歯と口の健康の大切さを子ども自身が理解しなければなりませんね。
田口 実は私自身も、家ではつい子どもたちの歯をみがいてしまうので、自分から進んでやろうとしなくて。まさにわが家でも自律が課題で、「どんな声かけをしようかな?」と試行錯誤しています。
お子さんも保護者の方も、「歯みがきだけでなくフロスまでやるなんて、めんどくさいな」という気持ちになるのはよくわかります。でも、生涯おいしく食べる楽しみは、歯と口の健康があってこそ。早くからそれに気づいて、習慣化できたもの勝ちです。
歯みがき大会が、めんどくさいという気持ちを乗り越えて、歯みがきを楽しく習慣化できるきっかけになれるようにがんばりたいと思っています。
大会でも紹介!ご家庭でできる正しい歯みがき
ここでは、ライオンが「全国小学生歯みがき大会」で提供しているハブラシと、子どもでも使いやすいY字タイプのデンタルフロスについてご紹介します。
子どもの歯並びに合わせた、使いやすい商品を選ぶことも、ていねいな歯みがきを習慣化するポイントです。
6~12歳のハブラシは、ヘッドが薄くコンパクトなものを
小学生(6~12歳ごろ)は、乳歯から永久歯に生えかわり、歯並びが凸凹している状態が長く続きます。そのため、薄くてコンパクトなヘッドのものを使うと、凸凹の歯列や奥歯の奥までハブラシが入りやすく、みがき残しを防げます。
毛のかたさは、きちんとみがける「ふつう」を選びます。ハブラシの毛は、平らに切りそろえた「平切カット」が良いでしょう。ハンドルはまっすぐで、むし歯になりやすい奥歯まできちんと届く長さのハブラシを選びます。
デンタルフロスは、操作がやさしく奥歯にも使いやすい「Y字タイプ」を
デンタルフロスは、歯間の汚れを取るために使います。初めて使う子どもは、操作がやさしく奥歯にも使いやすいY字タイプがおすすめ。
デンタルフロスは、勢いよく入れると歯ぐきが傷ついてしまいます。ゆっくり横に動かしながら、歯と歯の間に入れ、上下に動かして隣り合った歯の両方をみがきます。取り出す時も、ゆっくり横に動かしながら取り出します。
歯みがき習慣づくりは、夢や目標の実現にもつながる!
「全国小学生歯みがき大会」のテーマは、未来に向かって「自分と歯をみがこう」です。
歯みがきだけではなく、スポーツや楽器の練習、毎日の勉強、それらはすべて、未来の自分のために「毎日やりきる」ことが大事。
毎日の歯みがきを習慣化して、コツコツ継続する力を身につけることは、夢や目標の実現にもつながるはず。その想いで、子どもたちには授業の最後に、「未来宣言カード」に夢や目標を記入してもらっています。
「歯みがきをちゃんとやりきる」という日々の積み重ねが、子どもたちの未来を切り拓く力になりますように!ライオンはこれからも製品開発や啓発活動を通じて、お子さまとご家族の健康を全力でサポートしていきます。
第83回 全国小学生歯みがき大会 | ライオン歯科衛生研究所
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