目のかすみ・目の疲れの改善法〜疲れ目に効くツボなど、簡単ケアをご紹介〜
40代,50代と年を重ねるにつれて気になる、目のかすみや疲れ。目のピント調節機能は年齢とともに低下します。涙の分泌量も加齢によって減り、目に酸素や栄養分を補給する働きも徐々に衰えるため、疲れを感じやすくなるのです。目のかすみや疲れをできるだけ防ぐための5つの習慣や、疲れ目のケアをご紹介します。
40~50代はみんな悩んでる! 目のかすみ・疲れ「あるある!」エピソード
目のピントを調節する機能は、年齢とともに低下します。さらに、涙の分泌量も加齢によって減少し、目の乾燥を防いだり目に酸素や栄養分を補給するなどの働きも徐々に衰えるため、目の疲れを感じやすくなるのです。
ライオンが40代以上の男女24名を対象に目のかすみや疲れについてヒアリングを行ったところ、実にさまざまな共感を呼ぶ「あるある!」エピソードが集まりました。みなさんもうなずくことが多いのではないでしょうか。
とにかくスマホや本が見えづらい!
・スマホのニュースは、目がかすんで読みづらい。老眼と思われるのもシャクなので、電車では「私、姿勢がいいんです」風に背筋を伸ばし、手元をさりげなく離しています(笑)。
・SNSのスタンプを誤送信。笑顔のものを送るつもりが困り顔などを送ってしまうことも。
・満員電車での読書で目のかすみを実感。以前は人に押されて本が顔に近づいても無理やり読んでいましたが、いまはまったく読めないのでやめました。
仕事にも影響が……
・おしゃれなデザインの名刺をいただいても、電話番号やメールアドレスの文字が極小サイズで読めない。名刺の余白にサインペンで大きく書き直している。
・会議中に細かい字を見て目が疲れると、目を閉じて休むが、寝ているのではと疑われる。
中高年パパ・ママはつらいよ
・子どもが「ママ見て!」と顔の近くに本などを持ってくるのですが、何も見えません。「ママ、近くのものは見えないの!」とつい怒ってしまうのが、高齢ママのつらいところ。
・子どもの舞台や運動会のビデオ撮影はピントを合わせるのが難しく、わが子かもわからず撮影。家で見返してみて「これ、うちの子じゃない!」と妻に叱られることも……。
メイクやボディケアはあきらめた?
・アイメイクをサボるようになった。アイラインなんてもういらなし、できない! 私に見えないものは他人にも見えないはず(笑)
・手の甲や指に生えた毛がよく見えなくなったら気にならなくなり、お手入れを卒業。
虫にはご用心!
・床のゴミを拾おうとしたら「カナブン」でひぇ〜っ!以後、よ〜く見てから拾うように。
・ゴキブリを素足で踏んでしまったが、初めは何を踏んだのかわからず、顔を近づけて絶叫!
日常生活にも何かと支障が……
・宅配便の伝票や手紙を書く時に焦点が合わず、字が乱れる。
・料理をする際、コショウや塩がどのくらい出ているのか、よくわからず、適当にふりかけて終了。その結果、毎回寝ぼけた味の料理を食べるハメに(涙)。
・薄暗い飲み屋などのメニューは、ほぼ無理。読めない。
・サッカーボールの動きに目がついていけず、年相応のチームでプレーするようになった。
- (ライオン調べ、調査期間:平成29年6月~7月、40代以上の男女、n=24、ヒアリング調査)
いかがでしたか? 中高年になると目の疲れやかすみは誰にでも起こること。自分だけではない!と勇気をもらった方も多いのではないでしょうか。
これ以上目を疲れさせない!5つの習慣
40~50代の方々のリアルな「目の疲れ、目のかすみ」エピソードを読むと、日々生活するうえで、目がいかに大事な器官であるかを改めて実感します。
これ以上、目を疲れさせず、目のかすみや疲れをできるだけ防ぐために心がけたい「5つの習慣」をご紹介します。
1.テレビやスマホなどを長時間見続けない
パソコンやスマートフォンなどデジタル機器は現代人のマストアイテムですが、画面から発するまぶしい光を長時間見続けることは、目にとっては大きな負担に。先のヒアリングでも、「パソコン画面を長時間見ると、夕方には目の疲れからか、頭痛が起こり、つらい」といった声が上がりました。パソコンやスマホを利用するときは、1時間ごとに10分は休憩を取り、遠くを見つめて目を休ませましょう。
2.遠くを見る時間を増やす
「目を休める」というと、「目をつぶればよい」と考える方が多いのですが、それだけでは十分な対策とはいえません。ピントを合わせるために働く目の筋肉(毛様体筋)のこわばりをほぐして目を休めるためには、遠くを見るのがおすすめです。窓の外を見るのが理想ですが、それができない場合は、3~5m先の室内を見るだけでも効果があります。
3.メガネやコンタクトは、自分の目に合った適正なものを使う
「メガネやコンタクトは見えれば見えるほどよい」と思いがちですが、矯正しすぎた状態だと目が疲れやすくなることもあります。「過矯正」というのは、近視を矯正しすぎた状態、つまり遠視の状態です。遠視では、ピントを合わせるのに目の筋肉をいつも使わなければならないので、目が疲れやすくなったり、頭痛などの症状が起こったりすることがあります。
メガネやコンタクトは、眼科や専門店できちんと選び、自分の目の状態に合ったものを使用しましょう。
4.加湿器などを使用し、目の乾燥を防ぐ
目が乾燥すると、疲れ目やかすみ目を招くことがあります。秋冬は空気がカラッとして、冬は暖房などで部屋の空気も乾燥しがちです。加湿器などを利用して適度な湿度を保ち、目をいたわりましょう。
5.十分な睡眠をとり、リラックスタイムをつくる
自律神経のバランスを整えると、目もリラックスできて疲労回復にプラス。
良質な睡眠は、自律神経のバランスを整えるのにとても有効です。
お風呂にゆっくり浸かり、リラックスするのも効果的。湯船につかっている間に蒸しタオルで目を温めると、温熱効果でピントを合わせるために働く目の筋肉(毛様体筋)のこわばりがほぐれ、上下のまぶたにある皮脂腺(マイボーム腺)からの油分の分泌を改善するので、目の疲労回復に効果的です。
翌日にはスッキリ!「ツボ」「食事」「目薬」で疲れ目ケア
目の疲れに伴う症状は、休息すれば軽くなり、多くの場合、翌日には回復します。目の疲れを感じたら、ひどくなる前に早めにケアしましょう。
1.目に効くツボを押して、目の疲れを和らげる
目の疲れを感じたときは、疲れ目に効くツボを指で刺激してみましょう。
下のイラストの●で示した場所を、指で2~3秒、気持ちよく感じる強さで押したり離したりを数回繰り返すと、目の疲れが軽減します。
<疲れ目に効くツボ>
2.目の健康によい「食事」をとる
目が疲れたら、栄養バランスのよい食事で、疲労回復を助けましょう。
肉や野菜に含まれるビタミン群やミネラル類、青魚に多く含まれるDHAなどは、目の健康維持にも大切な栄養素。また、ブルーベリーやなすなど紫色の食べ物に多い「アントシアニン」や、鮭、えびなどに含まれる「アスタキサンチン」も、目の健康によい色素として注目されています。これらの食品を積極的に食べましょう。
3.疲れ目には市販の目薬でケアする
市販の目薬には、様々な種類があり、用途に合わせて多くの有効成分が配合されています。疲れ目の改善に効果のある成分が配合された目薬もありますので、それを活用するのもおすすめです。目の健康維持に大切な「ビタミンA」などのビタミン成分や、目のピント調節機能に働く成分、目の栄養成分、角膜保護成分などを配合した目薬が効果的です。
目薬を選ぶ際には、成分をしっかりと理解し、自分に合ったものを使用しましょう。
セルフケアで改善されない場合は「専門医」へ
セルフケアで症状が改善されない場合は、自己判断せずに、早めに「専門医」の診察を受けてください。
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。
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