ゴルフウェアの洗い方と、ゴルフグローブなどのアイテム別・適切なお洗濯法
ゴルフウェアのお洗濯は「泥汚れが落ちにくい」「おしゃれなウェアは型くずれや色落ちが気になる」などお悩みも多いもの。お気に入りのウェアは「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」を使用し、弱水流コースや手洗いで洗濯するのがおすすめです。ゴルフグローブやレインウェアなど特殊アイテムの洗い方も紹介します。
日本人プレーヤーの活躍もあり、ゴルフ人気が高まっているようです。ゴルフウェアはトップス、ボトムスとも様々なアイテムがあり、また、デザインがかわいらしいため、おしゃれなゴルフファッションを楽しむ女性も増えています。ここでは、お気に入りのアイテムを長く着用するために、家庭でできる適切なケアをご紹介します。また、グローブ、シューズなど、家庭で洗えるかどうかわかりにくい専用アイテムに対するケアも併せてご紹介します。
「ゴルフウェア」の基本のお洗濯方法
ポロシャツ・シャツ・トレーナーなどのトップス、カーディガン・ベストなどのニット類、そして、パンツ、スカート、ワンピース、アンダーシャツなどの代表的なゴルフウェアに共通する基本的な洗濯方法を紹介します。基本的には普段着用している衣類と同様の方法で洗濯すれば問題ありません。
1.洗濯表示を確認する
衣類のタグなどについている洗濯表示をチェックして、家庭で洗えるかどうかを確認します。
以下の表にあるマークがついていたら、自宅で手洗い、または洗濯機で洗うことができます。
- 2016年12月から洗濯表示が新しくなっています。
洗濯表示 | 旧絵表示 | |
---|---|---|
洗濯機で洗える | ||
手洗いできる |
- 正式には、上記マークの中心に「40」などの洗濯液の上限温度を示す数字が記載されている場合がほとんどです。ここではわかりやすくするために数字は省略しています。
下図のように、洗濯表示の洗濯桶マークに「×」がついている場合、家庭洗濯ができない衣類です。自宅では洗えませんので、クリーニング店に依頼することをおすすめします。
洗濯表示 | 旧絵表示 |
---|---|
2.洗剤を選ぶ
洗濯表示に従って、一般衣料用洗剤かおしゃれ着用洗剤のいずれかを選んでください。
旧絵表示 | 洗濯表示 | おすすめの洗濯の仕方 | おすすめの洗剤 |
---|---|---|---|
洗濯機による洗濯ができる。 洗濯機の弱水流又は弱い手洗いがよい。 | 洗濯機で洗濯処理ができる 洗濯機で弱い洗濯処理ができる |
洗濯機の「標準コース」などで洗濯する | 一般衣料用洗剤 |
洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる | 洗濯機の「弱水流コース」「手洗いコース」などの優しいコースで洗う 液温は30℃以下を推奨 |
おしゃれ着用洗剤 |
|
弱い手洗いがよい(洗濯機は使用できない)。 | 手洗いができる | 手洗いする。洗濯機を使う場合は、洗濯機メーカーの情報を確認して「手洗いコース」「ドライコース」などのやさしいコースで洗う。液温は30℃以下を推奨 | |
水洗いできない。 | 家庭での洗濯禁止 | 家庭洗濯禁止 | - |
なお、下記のマークがついた衣類であっても、色やスタイルをできるだけキープしたいお気に入りのゴルフウェアの場合は、おしゃれ着用洗剤(アクロン)を使用してやさしく洗っても問題ありません。
洗濯表示 | |
---|---|
柔軟剤には、衣類をやわらかくするほか、洗濯じわを減らしたり、香りが長続きしたり、汗のニオイがつくのをおさえたりする効果のあるものがあります。目的に応じて使ってください。
3.洗濯コースを選んで洗濯する
洗濯表示に従ってコースを選んでください(詳しくはこちら)。
ただし、下記のマークがついた衣類であっても、おしゃれ着としてやさしく洗いたい場合は、弱水流コースでの洗濯や手洗い洗濯をしても問題ありません(弱水流コースは、「手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コース」などコース名は各洗濯機によって異なります)。
洗濯表示 | |
---|---|
要注意!
※濃い色の衣類は色落ちや色移りの可能性があるため注意してください。タグの注意書きなどに従うと共に、心配な場合は単独で洗います。
4.(必要な場合)前処理をする
目立つ汚れがある場合は、前処理をします。例えば、エリや袖口の皮脂汚れは「エリそで用の部分洗い剤」や「液体洗剤」を汚れに直接塗布します。また、ワキの汗ジミや食べ物のシミには「シミ用の部分洗い剤」か「液体酸素系漂白剤(漂白剤を使用できる衣類かどうか、洗濯表示を必ず確認してください)」がおすすめです。
おしゃれ着として扱う場合は、「おしゃれ着用洗剤(アクロン)の原液」を使用しても問題ありません。ニット類など、洗剤が染み込みにくい衣類は、塗布後にキャップの底で軽くたたいて洗剤をなじませます。
ただし、塗布したまま長時間放置すると、シミや変色することもあるので注意しましょう。先に目立たない部分に塗り、変色や色落ちする場合には使用しないでください。
5.(必要な場合)洗濯ネットにいれる
洗濯表示にネット使用の表記がある場合や、色あせや型崩れさせたくない衣類は、適度な大きさにたたんで洗濯ネットに入れてください。特にリボンなどデリケートな装飾がある場合は裏返しにして洗濯ネットに入れてください。
6.干す
アイテム別にひと工夫すると型くずれ予防に効果的です。ここでは代表的なアイテムについてご紹介します。
●トップス(ポロシャツ、シャツなど)、ワンピース、アンダーシャツなど
洗濯じわを防ぐため脱水後はすぐに取り出し、しわを伸ばして形を整えます。ハンガーにかけてエリや前立て、胸ポケットの形を整えて日陰に干します。
●トレーナー、ニット類など
水分を含んで重くなった衣類はハンガーにかけて干すと、重みで伸びて型崩れしてしまいます。平らな場所に平干しするか、竿に袖をたらさずにかけるなど水分を含んだ衣類の重みで型くずれするのを防ぎましょう。
●パンツ、スカート、キュロットなど
写真のように筒状に干します。型くずれ防止になるだけでなく、衣類の内部に風の通り道ができるため、早く乾かすことができます。
汚れ別のお洗濯方法
ゴルフ場に行った場合、少なくとも半日程度は屋外で活動するため様々な汚れがつきます。女性は運動する中で化粧品がついてしまうケースもあるかと思います。ここでは、汚れ別の洗濯方法を紹介します。
「泥汚れ」の落とし方
泥汚れは、普通の洗濯ではなかなか落ちません。洗濯機で洗う前にひと手間掛けるのがポイントです。
1. 泥を払って落とす
ついている泥や土を払って落とします。湿っている場合は乾かしてから払うと、泥や土が落ちやすくなります。
2. もみ洗いをする
泥などで黒ずんだ部分に液体洗剤(泥汚れが広範囲の場合は液体洗剤を希釈した洗剤液)や石けんを直接つけ繊維になじませます。次に、軽くもみ洗いするかブラシで軽くこすってください。毛羽立ちが気になる衣類の場合は、スポンジでたたくとよいでしょう。
液体洗剤のほか、「泥汚れ用のプレケア剤」、「洗濯用の石けん(固形)」もおすすめです。
3. 通常通りお洗濯する
洗剤液のついた衣類は軽くすすいでから、洗濯機に入れます。液体洗剤を新たに規定量入れ、通常通りお洗濯します。漂白剤が使用できる衣類の場合、「液体酸素系漂白剤」も一緒に使用すると効果的です。
要注意!
大切な衣類の場合、もみ洗いしたりブラシでこすると型崩れする可能性があります。おしゃれ着用洗剤(アクロン)を泥汚れ部分につけてから、もみ洗いなどはせずに、スポンジで叩いて馴染ませてから洗濯機で洗ってください。洗濯機に入れる液体洗剤の量は、衣類につけた分を差し引いた分量でOK。
「ファンデーション・口紅汚れ」の落とし方
ファンデーションや口紅などの「油溶性のシミ」は、水だけでは落とせません。洗濯機で洗う前にひと手間掛けるのがポイントです。
1. (軽度な汚れの場合)液体洗剤を衣類に塗布する
液体洗剤を汚れに塗布してください。ニット類など洗剤が染み込みにくい衣類は、塗布後にキャップの底で軽くたたいて洗剤をなじませます。
2. (ガンコな汚れの場合)たたき洗いをする
汚れ部分を洗剤液の中に浸した状態で、手やスポンジでやさしく「たたき洗い」して、ある程度汚れを落とします。
3. 通常通りお洗濯する
その後、洗濯機で通常通りお洗濯します。
ニオイが気になる時
汗などのニオイが気になる時は、「液体酸素系漂白剤」などを用いた「つけおき洗い」が効果的です。
- 漂白剤を使用する時は、必ず洗濯表示を確認し、使用できるかどうかを確認してください。
- ただし、洗濯表示では漂白剤が使用可となっていても、「つけおき洗い」については禁止している衣類もあるため、注意書きなどを含めてご確認ください。
1. 濃い目の洗剤液をつくる
洗濯桶に、衣類が浸る程度(5L程度)のぬるま湯(40℃)と洗剤を入れます。洗剤は「使用量の目安」に書いてある水量30Lの時の洗剤量を入れます。
高濃度液体洗剤(トップスーパーNANOXなど)の場合は、10gが目安です。
2.液体酸素系漂白剤を入れる
液体酸素系漂白剤を、商品の使用量の目安に従って入れます。「ブライトSTRONG漂白&抗菌ジェル」の場合は、50mlが目安です(水1Lあたり10ml(キャップ1/4杯))。
要注意!
※濃色の衣類は色落ちすることがあるので、目立たない場所で確認してから行います。液体洗剤を別の白い布につけ、衣類の縫い目などの目立たない部分をたたいて、布に色が移らないか調べると良いでしょう。
※手荒れが気になる方は、洗剤や漂白剤を入れる時に炊事・掃除用ゴム手袋を着用してください。
※つけおき用の容器は、ステンレス以外の金属製の容器を使用すると金属が触媒となって、生地を傷めたりする場合がありますので使用しないでください。
3.衣類を入れて、30分~2時間つけおきする
洗剤液に衣類を浸し、汚れやニオイの程度に応じて、30分から2時間つけおきします。
- 長時間のつけおき洗いが心配な場合は、変色や色落ちなどがないか、途中で確認するとよいでしょう。
4. 洗剤液ごと洗濯機で洗う
つけおきした衣類は、つけおき液ごと洗濯機に入れて洗濯します。ほかの洗濯物と一緒に洗濯してもかまいません。衣類が増え、洗濯水量が30Lよりも増えた場合、増えた分だけ洗剤を付け足してください。
ゴルフアイテム別のお洗濯方法
ここからは、ゴルフグローブや帽子、シューズなど、アイテム別のお洗濯方法をご紹介します。
「ゴルフグローブ」のお洗濯方法
グローブは消耗品と考え、使用後に干す程度で洗わない人も多いようです。一方で、「汗のニオイが気になる」という声も。汗は時間が経つと黄ばんだりニオイが発生する可能性があるので、帰宅後できるだけ早くお手入れすると良いでしょう。
グローブの素材は、皮革(人工皮革、合成皮革、天然皮革など)と合成繊維が中心です。
製品によっては、タグやパッケージなどに洗濯表示や洗濯方法に関する記載があります。「家庭で洗える」と明記されているグローブは、お洗濯が可能です(天然皮革は洗濯できないと考えてください)。
1.洗濯に関する表示を確認する
タグやパッケージに記載されている洗濯表示や注意書きを見て、家庭で洗えるかどうかを確認します。
詳しくは、こちらをご覧ください。
2.洗濯桶に洗剤液をつくる
洗濯桶に水と洗剤を入れ、洗剤液をつくります。水温は「30℃以下」が適切です。洗剤は、色あせや型くずれを防ぐ中性の「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」がおすすめです。タグなどに「中性洗剤で洗う」などの表示がある場合は、必ず中性洗剤を使用します。
洗剤の量はパッケージ裏面の使用量に従ってください。アクロンの場合は、水4Lに対し10mlが目安です。なお目立つ汚れがある場合は、必要に応じて前処理を行うことをおすすめします。
3.手で「押し洗い」する
グローブは、「汗や雨に濡れると色落ちする可能性がある」と表示された製品が大半です。そのため、必ず単独で手洗いをします。
グローブ全体を10回ずつ、手のひらでやさしく「押し洗い」します。
手のひらでグローブをはさむようにして軽く水を絞ったら、洗濯桶の水をキレイな水に変え、洗う時と同じ要領ですすぎを2回行います。
4.「タオルドライ」で脱水する
手のひらで軽く水を絞ったら、タオルの上にグローブを広げ、タオルをかぶせてはさみ、上からポンポンとやさしく押して脱水します。
5.陰干しする
干す前にしわを伸ばして、形を整えます。両手にはさんで全体をたたいてから、イラストのように指先の形を整え、風通しの良い日陰に干します。
「帽子」のお洗濯方法
帽子(キャップ、サンバイザー、ハット)は使ううちに、表面はホコリなどで、内側は汗やファンデーションなどで汚れてしまいます。汗は時間が経つと黄ばんだりニオイが発生する可能性があるため、家庭で洗える製品は、帰宅後できるだけ早くお洗濯すると良いでしょう。
1.洗濯に関する表示を確認する
タグやパッケージに記載されている洗濯表示や注意書きを見て、家庭で洗えるかどうかを確認します。
詳しくは、こちらをご覧ください。
2.「付属品」を取り外し、ホコリを払う
リボンなどの取り外せる付属品は、外しておきます。
帽子全体についているホコリは手ではたくか、洋服ブラシで払い落とします。
サンバイザーなど、面ファスナー(マジックテープ®・ベルクロ®)が使用されている帽子もあります。こういった帽子を洗濯する時は、必ず着用時と同じように留めてからお洗濯しましょう。開けた状態で洗ってしまうと、型くずれしたり、一部に強い力が加わっていたんだりする可能性があります。
3. 前処理をする
ひたいが触れる内側や、手で触るツバなどは汚れやすい部分なので、前処理をします。
洗濯前に汚れを確認して、「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」を直接汚れの部分につけ、キャップの角で軽くたたき、洗剤を汚れになじませておきます。ファンデーションなど汚れがひどい場合はスポンジでたたくと効果的です。
4.弱水流コースまたは「押し洗い」する
●洗濯機で洗う場合は「洗濯ネット」を使う
洗濯機で洗う場合は、「洗濯ネット」に入れましょう。刺しゅうやリボンなどがついている場合には、裏返してから洗濯ネットに入れ、ドライコースか手洗いコースなどの弱水流コースで洗います。面ファスナーを使用した帽子は、洗濯ネットに入れて洗うと良いでしょう。面ファスナーの突起面がほかの衣類とこすれて傷つけたり、突起面に糸くずなどが付着するのを防ぐことができます。
型くずれを防ぐため、脱水はなるべく短時間にします。洗剤の量はパッケージ裏面の使用量に従ってください。
●手洗いの場合は「押し洗い」する
洗濯桶に、30℃以下の水とおしゃれ着用洗剤を適量(アクロンの場合、水4Lに対して10mlが目安)入れ、帽子を静かにしずめ、手のひらで帽子全体をやさしく押し洗いします。
手のひらで帽子をはさむようにして軽く水を絞ったら、洗濯桶の水をキレイな水に変え、洗う時と同じ要領ですすぎを2回行います。軽く水けを絞ったら、帽子をタオルで包んでたたみ、上から軽く押してタオルに水分を移し取ります。
必要に応じて「消臭・防臭効果のある柔軟剤」を入れても問題ありません。手洗いの場合は2回目のすすぎ時に水に柔軟剤を混ぜたあと、帽子をしずめ、やさしく押して、柔軟剤が全体にいきわたるようにします。
5.陰干しする
日に当てると色落ちしやすいため、干す時は「陰干し」がベストです。室内の風通しの良いところに干します。
頭にかぶせるようなイメージで、洗濯ネットを帽子に詰めて形を整え、ペットボトルなどにのせて干すと、型くずれを防ぐことができます。
「ゴルフシューズ」のケア方法
ゴルフシューズは、素材により、合成繊維を主体の「スニーカータイプ」と、天然皮革や合成皮革の「革靴タイプ」に大別されます。
一般的にスニーカータイプは水洗いが可能です。一方、革靴タイプは水洗いができません。素材や汚れ具合に応じて、適切にお手入れしてください。
素材や洗濯の可否がわからない場合は、メーカーのウェブサイトなどでご確認ください。
スニーカータイプのお手入れ方法
1.洗濯に関する表示を確認する
タグやパッケージに記載されている洗濯表示や注意書きを見て、家庭で洗えるかどうかを確認します。
2.乾燥させ、ブラシで汚れを落とす
シューレース(靴紐)やインソールを取って乾燥させ、ブラシを使って、靴の底の細かな汚れなどを落とします。
3.ソール部分の汚れをブラシで落とす
4.全体の汚れを落とす
汚れ具合に合った方法でお手入れします。
●汚れが軽度な場合
タオルで汚れをふき取る
「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」を薄めた洗剤液を作り、タオルに含ませてかたく絞り、汚れをふき取ります。
革製の靴や、「シリコーン含有の洗剤は使用しないでください」と記載がある場合は、洗剤は使用しないで、かたく絞ったタオルで水ぶきします。
インソールは洗剤液でふく
洗剤液を含んだタオルをかたく絞ってふいたあとは、水で固く絞ったタオルでふきます。
●重度な汚れ
洗剤液をつけてズックブラシでこする
洗剤を水で薄めた洗剤液(2Lの水に高濃度液体洗剤(弊社の場合はトップスーパーNANOX)を2g(小さじ1/3程度)溶かす)、または「泥用の部分洗い剤」をつけて、ズックブラシでこすります。靴の内側も同様にこすります。
細部は小さなブラシでこすります。
靴を水で濡らす前に、洗剤液をつけることがポイントです。洗剤液をつける前に水で濡らすと、泥と水がいっしょに繊維の中に入りこんでしまい、汚れが落ちにくくなります。
ブラシでこすりながらすすぐ
ズックブラシでこすりながら、キレイな水で十分にすすいで洗剤を落とします。その後、乾いた布で包んで全体の水分を取ります。
すすぎの最後に「消臭・防臭効果のある柔軟剤」を使うと、ニオイを抑えることもできます。柔軟剤を溶かした水にシューズを浸し、数回軽く押します。
柔軟剤の使用量は、「使用量の目安」が水30Lに10mlの柔軟剤の場合、5Lの水に2ml(小さいスプーン1杯程度)程度です。
5.シューレース(靴紐)を洗う
「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」を薄めた液でやさしく揉み洗いしたら、キレイな水に変えて2回すすぎます。
6.陰干しする
シューズの形を整え、風通しの良い日陰で陰干しします。
水洗いした場合は、肩の部分を曲げた針金ハンガーにつま先をかけて干すと、水切れが早くなります。
「レインウェア」のお洗濯方法
レインウェアは、雨に濡れたままの状態で乾燥させず(干さず)にいると、ニオイがきつくなったり、はっ水効果が落ちることもあるので、適切にお手入れしてから保管すると良いでしょう。
1.洗濯に関する表示を確認する
洗濯表示やパッケージを見て、家庭で洗えるかどうかを確認します。
詳しくは、こちらをご覧ください。
2. 洗剤を選ぶ
洗濯表示に加えてタグの注意書きも確認して、適切な洗剤を選びます。色あせや型くずれを防ぐためには、「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」がおすすめです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
3. 前処理する
目立つ汚れがある場合は、前処理をします。気になる部分汚れには「エリ・袖用の部分洗い剤」か「おしゃれ着用洗剤(アクロン)」の原液を、シミの部分には「液体酸素系漂白剤(漂白剤を使用できる衣類かどうか、洗濯表示を必ず確認してください)」か「シミ用部分洗い剤」をつけます。
4.洗濯コースを選んで洗濯する
洗濯表示に従って洗います。
詳しくは、こちらをご覧ください。
要注意!
通水性のないビニールやゴム引き製品、透湿防水性素材などは脱水時の水抜けが悪く、洗濯機の故障につながるおそれがあるので、洗濯機の使用は避け、手洗いをおすすめします。
●洗濯機で洗う場合は、「洗濯ネット」を使う
絡まりやいたみを防ぐため、洗濯ネットに入れます。大きめの洗濯ネットを用意し、2~3つにたたんで入れます。あまり小さくたたむと、しわができてしまいます。ファスナーやボタンは事前に閉じておきます。
●手洗いの場合は、「押し洗い」や「アコーディオン洗い」や「振り洗い」でやさしく洗う
通水性のないレインウェアは、手洗いをおすすめします。
洗濯桶に、水とおしゃれ着用洗剤を適量(アクロンの場合、水4Lに対して10mlが目安)入れ、レインウェアを静かにしずめます。
洗剤液の中で、手をハの字にして上下に動かす「押し洗い」や衣類をふわっと泳がせるように両手で寄せたり広げたりして洗う「アコーディオン洗い」や衣類の中心部を軽くつかみ、前後左右に振って洗う「振り洗い」で汚れを落とします。
軽く水を絞ったら、洗濯桶の水をキレイな水に変え、洗う時と同じ要領ですすぎを2回行います。
5.短時間で脱水して、陰干しする
脱水のしすぎは、しわのもとです。特に、薄手のナイロンなど合成繊維のレインウェアはしわがつきやすいので、水がたれ落ちない程度の短い時間にしておきます。
通気性のないレインウェアは、脱水機は使用せずそのまま干すか、バスタオルなどにはさんで水気を取ります。
しわを伸ばし、形を整えてから干します。ナイロンやポリウレタン素材は紫外線でいたむので、陰干しするのがおすすめです。
いかがでしたか。鮮やかな色やスポーティーなデザインのウェアで非日常のおしゃれが楽しめるのも、ゴルフの魅力の1つです。お気に入りのゴルフウェアを上手にお手入れして、次回も気持ちよくプレイしたいですね。
衣料提供/デサントジャパン株式会社(但し、ゴルフグローブ、シューズは他社品)
この記事を作成・監修した
マイスター
お洗濯マイスター
片木 徹也
かたぎ てつや
洗濯用洗剤などの製品開発に約15年携わってきました。
日々のお洗濯を楽しく、快適に行っていただけるよう、技術に基づいたノウハウをわかりやすくお伝えしていきます。
お洗濯の新着記事もチェック!
- トップページ
- お洗濯
- スポーツ・レジャー・登山・雨具
- ゴルフウェアの洗い方と、ゴルフグローブなどのアイテム別・適切なお洗濯法
下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容