歯の名称と役割・構造を知り、正しくケアしよう~永久歯と乳歯の違いも解説
歯には「食べ物を咀嚼する」「発音を助ける」「顔の形を整える」という3つの働きがあり、エナメル質、象牙質、セメント質、歯髄という4つの組織からできています。乳歯から生えかわったあとの永久歯は一生もので、おいしく食事をするためには20本以上の歯が必要。歳をとっても健康な歯でいるために大切にケアしましょう!
歯には「食べ物を咀嚼する」「発音を助ける」「顔の形を整える」という3つの働きがあり、エナメル質、象牙質、セメント質、歯髄という4つの組織からできています。乳歯から生えかわったあとの永久歯は一生もので、おいしく食事をするためには20本以上の歯が必要。歳をとっても健康な歯でいるために大切にケアしましょう!
「口内炎」があると、痛くて食べるのがつらくなりますね。口内炎はお口の中の粘膜に起こる炎症のこと。最も一般的なのは、「アフタ性口内炎」です。白っぽい円形にくぼんだ潰瘍が数個できるのが特徴で、体調不良や疲労、ストレスが原因といわれます。その他、口の中の衛生状態などさまざまな原因があり、症状もそれぞれです。
「口内炎」は、放置しておくと何らかの原因で悪化することもあります。正しい治し方で、回復を早めましょう。口の中を清潔に保つのはもちろんのこと、ステロイドや消炎剤が含まれている軟膏タイプの塗り薬などの市販薬を利用するのも良いでしょう。症状が長引く場合は、歯科医院で相談してください。
口の中が汚れていると細菌やウイルスが増殖して、口内炎ができやすくなります。毎食後の歯みがきやうがいで「清潔」を心がけましょう。「自浄作用」がある唾液が減ると細菌が増殖しやすくなるので、ガムを噛むなどして唾液の分泌を促しましょう。「栄養バランスのとれた食事」を心がけ、「疲れ」「ストレス」にも気をつけて。
歯の中で一番寿命が短いのは「奥歯」といわれています。奥歯はハブラシが届きにくく、歯垢が残りがち。そのため、むし歯や歯周病になりやすいからです。奥歯は「噛む」以外にも、発音や瞬発力、記憶力などにも関係しているため、奥歯を失うといろいろな不都合が生じます。奥歯を意識した歯みがき習慣を身に付けましょう。
ハブラシの基本的な持ち方は、鉛筆を持つように握って持つ「ペングリップ」と、手のひらで握るように持つ「パームグリップ」の2つ。「1~2週間でハブラシの毛先が開いてしまう」ような方には、「ペングリップ」がおすすめです。余計な力が入らず、小刻みに動かしやすいので、すみずみまでていねいにみがけます。
よく噛んで食べることの効用は、「ヒミコノハガイーゼ」という標語で表されます。「ヒ」は肥満の防止、「ミ」は味覚の発達、「コ」は言葉の発達、「ノ」は脳の発達など、よく噛むことは健康や生活の質を良くすることにつながります。食事の時は食べ物を飲み物で流し込まないようにして、よく噛んで食べるようにしましょう。
穴の開いたむし歯になる一歩手前の「初期むし歯」であれば、元の健康な状態に戻すことが可能です。フッ素にはその修復を助ける働きがあるので、フッ素入りハミガキの使用がおすすめです。フッ素の効果を十分に発揮させるため、大人の場合、1回の使用量は約1~2cmが目安です。すすぎは少量の水で1回程度が良いでしょう。