簡単にできる「口内炎の予防法」
口の中が汚れていると細菌やウイルスが増殖して、口内炎ができやすくなります。毎食後の歯みがきやうがいで「清潔」を心がけましょう。「自浄作用」がある唾液が減ると細菌が増殖しやすくなるので、ガムを噛むなどして唾液の分泌を促しましょう。「栄養バランスのとれた食事」を心がけ、「疲れ」「ストレス」にも気をつけて。
ぜひ予防したい「口内炎」
気付いたら口の中が口内炎だらけになっているなんて経験をしたことはありませんか?口内炎になると、食事の時にしみたり、うまく話せなくなったり、つらいことばかりです。そんなことにならないための口内炎の「予防」のしかたをご紹介します。
歯磨きやうがいで口内を「清潔」に!
お口の中が汚れていると、細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、口内炎ができやすくなります。日頃から、毎食後の歯磨きやうがいで、口の中を「清潔」にするよう心がけてください。
口の中の「乾燥」を防ぐ
唾液には、口の中の汚れを洗い流す「自浄作用」があります。そのほか、口の中の粘膜を保護・修復する作用や、歯を再形成する再石化作用、抗菌作用、むし歯(虫歯)を防ぐpH緩衝作用などがあり、口の中の環境を正常に保つのに役立っています。
そのため、口の中が乾燥し唾液が減ると、細菌が繁殖しやすくなり、傷もできやすくなります。つまり、「乾燥」した口の中は、口内炎ができやすい環境といえます。
口の中の乾燥を防ぐためには、お茶や水などの飲料や、ガムや飴などを利用しましょう。
「バランスのとれた食事」を心がける
口内炎の原因には、ビタミンやミネラルなどの「栄養不足」が関係しているともいわれています。口内炎の予防には、「バランスのとれた食事」が大切です。特に、口内の粘膜修復や疲労回復、免疫力向上に役立つ「ビタミンB群」や「ビタミンC」などの摂取が効果的です。
「ビタミンB群」を多く含む食品には、レバー、卵、大豆、乳製品など、「ビタミンC」を多く含む食品には、柑橘類、いちご、アセロラなどの果物類や、ブロッコリー、赤ピーマン、小松菜などがあります。
「疲れ」や「ストレス」に気を付ける
「疲れ」や「ストレス」によってからだの免疫力が低下することで、口内炎を始めとする様々な病気を引き起こす可能性があります。ゆっくり休んだり、気分転換したりするなど、疲れやストレスの解消を心がけましょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
オーラルケアマイスター
平野 正徳
ひらの まさのり
オーラルケア関連の基礎研究ならびに開発研究に20年以上携わってきました。 これまで得た知識と経験を活かして、歯とお口の健康に関する情報をお伝えします。
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