キッチンでCO₂削減!電子レンジ調理の活用などで、省エネ&光熱費の節約に
地球環境にやさしい生活を始める第一歩として、毎日の食事作りで使うキッチンのエネルギー消費から見直してみませんか?「冷蔵庫に詰め込まない」「ゆでる調理を電子レンジに変える」だけでも、地球温暖化の原因になるCO₂を削減でき、しかも節約にも効果あり!まずは簡単なことから実践するのがおすすめです。
家庭でできる工夫が、CO₂削減=節約にもなる!
地球温暖化は、今、世界中で様々な問題を引き起こされていると言われています。
温暖化防止のためには、温室効果ガスである二酸化炭素(CO₂)の削減が大切。そうわかってはいても、「省エネ生活は不便そう」「関心はあるけれど、実行できていない」という人も多いのでは?
電気やガス、水道のちょっとした「ムダ」や「使い過ぎ」を見直すだけでも、省エネになり、CO₂削減につながりますよ。また、これらの工夫は家計の節約にもなるので、一石二鳥!
ここでは、家庭でできる工夫の中から、「キッチンでのCO₂削減」について考えてみます。
【まずは簡単なことから♪】キッチンでのCO₂削減につながる3つのコツ
毎日、朝昼晩の調理に多くのエネルギーを使っているキッチンでは、CO₂削減のためにできることがたくさんあります。
無意識にしていることや、長年の習慣が、実は効率が悪かったり、エネルギーを使い過ぎたりしていることがあるかもしれないので、チェックしてくださいね。
- 以下の内容は、2023年3月時点の情報を元に作成しました
1.年中無休の「冷蔵庫」をまず見直し
キッチンの見直しスタートは、365日フル稼働している冷蔵庫から。
食品をギュウギュウに詰め込んでいる場合は、6~7割程度の収納量に減らすと、冷気がスムーズに通って効率良く冷やすことができます。食品は定位置を決めておくことで、パッと見つけやすく、ムダな開閉が減りますよ。
冷蔵庫の温度も、室温が低い冬は「強」ではなく「中」にするなど、調整してみてください。
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html#1
2.湯を沸かさず「電子レンジ」で省エネ
電子レンジで調理すると、光熱費が上がると思っていませんか?
実は、野菜やいも類をゆでる時には、ガス代>電気代。ガスコンロで鍋にたっぷりの湯を沸かすよりも、電子レンジで調理する方が省エネ&CO₂削減になり、光熱費もカットできます。
- 上記は100gの食材を、1Lの水(27℃程度)に入れ沸騰させ煮る場合と、電子レンジで下ごしらえをした場合(食材の量等により異なる)(360日、1日1回の想定)
- 出典:資源エネルギー庁ウェブサイト「省エネポータルサイト」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html#1
3.「食品ロス」を減らすことも大切
賞味期限を過ぎた食品、しなびてしまった野菜など、まだ食べられるのに捨てている食品はないでしょうか?
食品は、生産にも廃棄にも、多量のエネルギーを必要とします。家庭から出る食品ロスは、日本国内で発生する食品ロスの約半分。私たち1人ひとりが、買い物や食品の保存などを工夫して、ムダにせず食べきることで、CO₂削減に貢献できます。
【毎日の調理に】電子レンジを使った2つのコツで、CO₂削減しながらメリットもたくさん!
次は「毎日の料理」に活かせる「電子レンジ調理」をご紹介。実は、電子レンジは飲み物やお惣菜の「温め」だけではなく、野菜の「下ゆで」や、肉や魚を「蒸す」「煮る」「焼く」などの調理も得意!
「忙しくて料理に時間をかけられない」「効率良く作ってCO₂も光熱費も削減したい」という人にはもってこいの調理器具です。「温め」にしか使っていない場合は、ぜひ調理も試してみてください。
電子レンジで下ゆですれば、ビタミンをキープ!
電子レンジで下ゆでするには、お好みの野菜を、水で濡らした「リード クッキングペーパー」でくるんで加熱するのがおすすめ。水分をほどよく補って、上手に加熱できます。(野菜100gの場合、電子レンジ600Wで約2分加熱が目安)
電子レンジでの下ゆでは、ガスコンロで鍋に湯を沸かすよりも
●CO₂排出量を削減できる
だけでなく
●節水になる
●栄養成分(水溶性ビタミン)をキープできる
などのメリットがあります。
実際にブロッコリー100gをゆでる場合で比較※1してみると
- 1 ライオン調べ:ガス調理は水1L、450秒、電子レンジ調理は水50ml、リード クッキングペーパーを1枚使用し、600W100秒で100gのブロッコリーを調理した場合の比較
- 2 ガス調理をした際のCO2排出量と、リード クッキングペーパー(レギュラー品)の原材料調達からお客様の使用・廃棄までのCO2排出量の比較(22年時点での自社算出データ)
電子レンジで煮込み料理を作れば、大幅な時短に!
電子レンジでカレーや煮物を作る時は、水で濡らした「リード クッキングペーパー」を落し蓋のようにしてかぶせることで、水分の蒸発を防いでしっとり、やわらかい仕上がりに!
ガスコンロの調理だと、水分量の少ない無水カレーなどを焦がしてしまいがちですが、電子レンジなら、焦げつく心配もありません。
電子レンジの煮込みは、ガスコンロで長く煮るよりも、
●CO₂排出量を削減できる
と同時に、
●大幅な時短になる!
●目が離せる、その間に他のことができる
●無水調理も焦がさずおいしい
などのメリットがあります。
無水トマトカレー調理の場合で比較※3すると
- 3 ライオン調べ:ガス調理は中火で270秒、弱火で1,500秒、電子レンジ調理はリード クッキングペーパーを1枚使用し、600W8分で無水トマトカレー2人分を調理した場合の比較
- 4 ガス調理をした際のCO2排出量と、リード クッキングペーパー(レギュラー品)の原材料調達からお客様の使用・廃棄までのCO2排出量の比較(22年時点での自社算出データ)
とても簡単なので、ぜひ電子レンジ調理にもチャレンジしてみてくださいね。
※1 ここから先は外部サイトへ移動します。価格やサービス内容については、各サイトに記載されている内容をよくお読みになり、ご自身の責任でご利用ください。
※2 通販限定販売品は、「取扱店舗を探す」ではご案内しておりませんのでご了承ください。
簡単でおいしい!CO₂削減にもつながる電子レンジ調理のレシピ
煮込む時間がないから、手間がかかるから…と敬遠しがちな、カレー、肉じゃが、ポテトサラダの電子レンジ調理レシピをご紹介!
レトルトや市販のお惣菜を買ってこなくても、厚手のクッキングペーパーと電子レンジを活用すれば、簡単においしく作れますよ。CO₂削減にもなるからうれしいですよね♪
うまみをギュッと凝縮!無水トマトカレー
水を1滴も入れずに、トマトの水分だけで煮込むから濃厚!鍋のように火加減の調整がいらず、8分加熱するだけで、深い味わいのカレーができ上がります。
<材料(2人分)>
鶏もも肉 100g
玉ねぎ 1/2個(120g)
A
ホールトマト缶 1缶(400g)
カレールー 3かけ(60g)
にんにく(すりおろし) 小さじ1/2
ごはん 400g
<作り方>
(1)玉ねぎは薄切りにし、鶏もも肉は皮と余分な脂を取り除いて一口大に切る。
(2)大きめの耐熱容器に(1)とAを入れてよく混ぜる。
(3)「リード クッキングペーパー」を折りたたんでから水で濡らし、軽く絞って広げ、(2)に密着するようにかぶせる。
(4)ラップはかけずに、電子レンジ600Wで8分加熱する。取り出してペーパーを外し、カレールーが溶けて全体になじむまでよく混ぜる。
- 完全に火が通るまで、様子を見ながら加熱時間を調整してください。
(5)ごはんと一緒に器に盛る。
煮くずれしない!味しみしみ無水肉じゃが
肉じゃがが「汁だく」になっている人は、ぜひ試してほしい!水分を加えずに調味料だけで煮るから、甘辛味がこってりとからんで、汁っぽくならずに照り良く仕上がります。
<材料(2人分)>
じゃがいも 1個(100g)
玉ねぎ 1個(200g)
にんじん 1/2本(50g)
豚バラ肉(薄切り) 150g
A
しょうゆ 大さじ3
砂糖 大さじ2
<作り方>
(1)じゃがいもは皮をむいて一口大に、玉ねぎは2cm幅のくし切り、にんじんは皮をむいて乱切りにする。豚バラ肉は5cm幅に切る。
(2)耐熱容器に(1)と混ぜ合わせたAを入れ、全体を混ぜる。
(3)「リード クッキングペーパー」を折りたたんでから水で濡らし、軽く絞って広げ、(2)に密着するようにかぶせる。
(4)ラップはかけずに、電子レンジ600Wで9分加熱し、器に盛る。
- 完全に火が通るまで、様子を見ながら加熱時間を調整してください。
大人気!ほくほくポテトサラダ
じゃがいもを鍋でゆでて、湯をきり、粉吹きにする…という手間をオールカット。「ぬら・くる・チン!(水でぬらして・くるんで・チン)」なら約5分で火が通り、ほくほくになります。ポテサラが食卓に登場する頻度も増えるかも!?
<材料(2人分)>
じゃがいも 2個(300g)
きゅうり 1/2本
玉ねぎ 1/4個
ハム(薄切り) 2枚
マヨネーズ 大さじ3
塩・こしょう 各少々
ベビーリーフ(お好みで)
ミニトマト(お好みで)
<作り方>
(1)きゅうり、玉ねぎを薄切りにして、塩をふっておく。ハムは食べやすい大きさに切る。
(2)じゃがいもは皮をむいて2cm角に切る。「リード クッキングペーパー」を折りたたんでから水で濡らし、軽く絞って広げ、じゃがいもを包む。
(3)電子レンジ600Wで約5分加熱する。
- 完全に火が通るまで、様子を見ながら加熱時間を調整してください。
(4)やわらかくなったじゃがいもを温かいうちにフォークなどでつぶす。じゃがいもが冷めたら水気をしぼったきゅうり・玉ねぎ、ハム、マヨネーズと合わせてまぜ、塩・こしょうで味を整える。器に盛り、お好みでベビーリーフ、ミニトマトを添える。
キッチンでのCO₂削減と聞くと、「むずかしそう」「面倒では?」と思いがちですが、今回ご紹介した内容なら、今すぐ簡単に実践できそうですよね。上手に工夫すれば、調理の時間と手間をグンと省いて、同時に光熱費とCO₂をしっかり削減♪皆さんのレシピのレパートリーも広がり、毎日の食生活が楽しくなりますように!
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
杉本 美穂
すぎもと みほ
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
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