冬だって体臭&汗対策が必要!一日中ニオイを気にせず過ごすための7つのケア
冬は、汗腺の機能が低下して、「ニオイ成分を多く含む汗」が出やすい季節。体臭や汗のニオイは、夏だけではなく冬もケアしていきたいですね。今すぐにでも取り入れられる対策として、ボディソープによるニオイケアや、シーン別の制汗デオドラント剤の上手な使い方、日常生活での工夫などをご紹介します。
家族のニオイが気になる人が増えている!?
在宅ワークやオンライン授業の浸透によって、家族で過ごす時間が増えたという人も多いでしょう。そんな中で、家庭内には意外な「問題」が持ち上がっているようです。ライオンのアンケート調査によると、「同居している人の体臭が気になるようになった」と回答した女性は約4割にものぼりました。
Q.同居している人の体臭が気になるようになりましたか?
新型コロナウイルス感染症流行前(2019年12月以前)と比べてどうかを教えてください。
- ライオン調べ、高校生〜69歳の男女720名(男性358名、女性362名)、2021年
「同居している人のニオイが気になる」と答えたのは全体では30.4%ですが、男女別に見てみると違いがくっきり。女性の方が「同居している人のニオイ」を気にしている割合が高いことがわかります。
さらに、「どんなニオイが気になるのか」について聞いてみると、次のような結果に。
1位 汗のニオイ
2位 加齢臭
3位 足のニオイ・靴のニオイ
また、「口臭」「皮脂のニオイ」「頭皮のニオイ」などをあげた人も。
ニオイが気になるタイミングは「仕事終わり」「帰宅後」が最も多く、ニオイが気になる場所やモノとしては、「閉め切った部屋の中に漂うニオイ」「衣類や寝具にしみ込んだニオイ」などが多くあげられました。
「リモートワークで部屋にこもるので、仕事が終わって部屋に行くとクサい」
「定年退職して家にいることが多くなり、体臭を感じることが増えた」
「服がクサい」
「入浴しない時にクサい」
「部活から帰ってきた時のニオイが気になる」
といった声も!
ただ、ダイレクトに「クサい!」なんて指摘したら、いくら家族でも傷ついてしまいますよね。また、汗のニオイは頑張っている証拠でもあるはず。ニオイを責めるのではなく、家族みんなが心地よく過ごせる工夫で対策していきたいですね。
知ってました?ニオイケアは一年を通して必要です
「汗などのニオイが気になる」のは、暑さで汗をかきやすい夏の問題と思われがちですが、実はそうとも言い切れません。
ライオンでは、「ニオイが気になる季節」についてもアンケート調査を行いました。
- ライオン調べ、高校生〜69歳の男女720名(男性358名、女性362名)、2021年
「自分の体臭が気になる」のは、やはり汗をかくことの多い夏が一番多い結果となりましたが、「同居している人の体臭」となると、データは少し変わります。「1年中気になる」と答えた人が、女性では51%と約半数を占めたのです。そして、女性は、「夏」よりも「1年中気になる」と答えた人が多くいました。
ニオイ問題は、決して夏限定ではなく、年間を通してのケアが必要であることがわかりますね。手軽にできるニオイ対策を取り入れてみましょう!
7つのニオイ対策
ここからは、手軽に今日から始められる7つのニオイ対策をご紹介します。
1.デオドラントボディソープで、家族みんなでニオイケア!
家族の間でも「クサい!」と指摘するのは気がひけるもの。そこでおすすめなのが、ボディソープによるニオイ対策です。家族みんなが使うボディソープを、デオドラントケアもできるものにさりげなくチェンジ!毎日のバスタイムで、気になる体臭や汗のニオイをケアすることができます。いつものボディソープを変えるだけなので、ニオイ対策をしなきゃ!と構えなくても気軽にケアができますね。
ライオンが「デオドラントボディソープ」について調べたところ、「使ったことがない」という人から多く寄せられたのが「ボディソープでニオイケアができるものがあるとは知らなかった」「男性向けのイメージが強い」「家族で一緒に使えなさそう」などといった声でした。
ただ、最近は家族みんなで使いやすいデザインのパッケージで、さらに保湿成分も配合されたデオドラントボディソープも登場。肌にうるおいを与えながら、ニオイの原因となる菌にアプローチしてくれます。いつも通りにからだを洗うだけで、ニオイ対策ができるのはうれしいですね。
ライオンのボディソープの詳細はこちら!
2.制汗デオドラント剤を上手に活用
一般的に「汗=臭う」ものと思われがちですが、実は汗そのものにはニオイはほとんどありません。ニオイの原因となるのは、汗が細菌によって分解された時に生じる「分解臭」や、汗に含まれる成分が変化してできる「酸化臭」です。
汗が臭うメカニズムを把握していると、汗のニオイへの対策がしやすくなります。シーンに合わせてデオドラントグッズを使い分け、上手にニオイケアをしていきましょう。
Point1 直塗りタイプの制汗デオドラント剤で汗をブロック!
汗をかいても、すぐにふいたり、洗い流したりできればニオイは発生しづらくなります。ただ、仕事中や通勤通学の最中など、汗をかくたびにふき取るのがむずかしい時もありますよね。
そんな時は、汗をブロックする効果のある制汗デオドラント剤を活用するのがいいでしょう。肌に密着するロールオンやスティックなどの直塗りタイプがおすすめです。
Point2 汗ふきシートでふき取ってから、制汗デオドラント剤を使うのがおすすめ
寝起きやスポーツのあとなど、汗のベタつきが気になる時は、まず、汗ふきシートでふき取りましょう。手軽に肌をすっきりさせることができます。そのあとロールオンなどの制汗デオドラント剤を使用すると、しっかり塗ることができて、ベタつきもありません。外出先から暖房の効いた室内に入って、急に汗がふき出してきた時なども、まずは汗ふきシートでふき取り、皮膚を清潔にしてから制汗デオドラント剤を使いましょう。
3.忘れがちな衣類のケアもしっかり!
体臭・汗のニオイ対策で見落としがちなのが「衣類のケア」です。汚れやニオイは、時間が経つと落ちにくくなりますので、洗濯物はためこまず、できるだけこまめにお洗濯しましょう。お洗濯の時に、消臭効果のある洗剤や漂白剤、柔軟剤を使うと、汗のニオイをすっきり落とすことができます。
また、コートなど家庭では洗濯できない衣類は、「布製品用除菌・消臭スプレー」を使用してケアするといいでしょう。
4.食べ物で体の内側からケア
ニオイ対策には、体の内側からのケアも大切です。ニオイをおさえるのに効果的な食品として知られるのが、酸化を防ぐビタミンE・ビタミンC・カテキン・ポリフェノールなどを含む「抗酸化食品」、体内で乳酸の発生をおさえる梅干しや海藻類などの「アルカリ食品」、腸内でタンパク質やアンモニアなどのニオイ物質の発生をおさえる食物繊維やオリゴ糖などを含む「腸内環境を整える食品」です。これらはいずれも、日本食でよく使われる食材。伝統的な和食は、体臭予防食ともいえそうです。
5.良い汗をかけるように「汗腺トレーニング」
良い汗は、サラサラとして無色無臭です。汗腺がしっかり機能していれば、発汗前の汗からニオイの原因となるミネラル分をろ過し、体に再吸収させる働きをしてくれるのです。ただ、汗をかく機会が減ると、汗腺の機能が低下して「うまく汗をかけなくなる」という悪循環に。ミネラル分の多いベトベトした「悪い汗」をかくようになってしまいます。
特に汗をかきにくい冬は、汗腺の機能がうまく働かず、ニオイ成分を多く含む汗になりやすい傾向があります。汗腺の機能を落とさないためには、しっかり汗をかくことも大事です。適度な運動や入浴などで、汗腺トレーニングを行いましょう!
6.通気性の良い衣類や機能性インナーを着用
汗で衣類が湿っている時間が長いと、ニオイの原因となる菌が繁殖しやすくなります。適度にゆとりがある通気性の良い服を着たり、吸湿性や速乾性の高い機能性インナーを着たりするといいでしょう。
また、汗をかきやすい脇には、汗取りパッドを使うのもいいですね。汗とりパッドは長時間つけ続けていると、細菌が増殖して、かえってニオイの原因となってしまうこともあるので気をつけましょう。
7.睡眠や休息をしっかりとる!
疲労やストレスが蓄積すると、体内では活性酸素が発生します。活性酸素によって皮脂が酸化すると、汗と一緒になることでニオイを発することがあります。
睡眠、休息をしっかりとり、疲労やストレスをためないようにすることが大事です。
また、緊張したり、プレッシャーが高まったりして、汗をかくことがありますね。こうした緊張性の汗は急激に出るため、ミネラルの再吸収が間に合わず、ベトベトしたニオイの出やすい汗になる傾向があります。緊張しそうな予定がある時には、制汗デオドラント剤を使用して、汗ふきシートなどのケアグッズを持って出かけることをおすすめします。
この記事を作成・監修した
マイスター
衛生マイスター
浅野 ほたか
あさの ほたか
界面活性剤の基礎研究14年、身体洗浄・消毒(手、身体、毛髪)や台所用洗剤、調理分野の製品開発17年と、およそ30年間研究に携わってきました。
これまでの経験を活かし、生活における様々なシーンでの衛生に関わる情報をわかりやすく発信していきます。
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