「ハミガキ」を使って上手に歯を磨こう!

「ハミガキ」を使って上手に歯を磨こう!

毎日使うハミガキには、さっぱりする以外にどんな効果があるでしょう?ハミガキには、歯垢を効率的に除去する、歯垢をつきにくくするなどの4つの基本的な機能があります。薬用成分配合(医薬部外品)と表示があるものは、その成分に応じてむし歯や歯周病(歯肉炎・歯周炎)予防などの効果も。目的に合わせてハミガキを選びましょう。

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なぜ「ハミガキ」が必要なの?

「ハミガキって、さっぱりする以外にどんな効果があるの?」「どれくらいの量を使ったらいいの?」という方のために、今回は「ハミガキ」の役割と使い方についてご紹介します。

ハミガキの基本的な「機能」

ハミガキの基本的な「機能」

上記のように、ハミガキには、「歯垢を効率的に除去する」「歯垢をつきにくくする」「本来の歯の白さを保つ」「口臭を防ぐ」といった4つの基本的な「機能」があります。また、配合されている薬用成分の働きも併せて期待できるのです。こうしたことから、ハミガキをつけて歯を磨くことをおすすめします。

「薬用成分」でむし歯(虫歯)や歯周病を予防

薬用成分配合(医薬部外品)と表示のあるハミガキには、その配合された「薬用成分」の働きに応じた効果が期待できます。例えば、「むし歯予防」「歯肉炎・歯周炎予防」「知覚過敏症状の予防」などです。これらの目的や症状に応じてハミガキを選ぶようにしましょう。

ハミガキの「使用量」の目安

フッ素配合ハミガキの年齢別使用量の目安

フッ素配合ハミガキの年齢別使用量の目安

※フッ素応用研究会編: 「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤応用マニュアル」2006を一部改変

フッ素などの薬用成分の効果を十分に発揮させるためには、大人の場合で約1~2cmを目安にハミガキを使うと良いでしょう。
フッ素は、歯磨きをしている時に作用するだけでなく、歯磨きをしたあとも歯や粘膜などに残って、少しずつ唾液と混ざり合うことで効果を発揮します。フッ素の効果を高めるためにも、ハミガキの「使用量」、そして、歯磨きをする時間やすすぎの回数にも気を配りましょう。

「目的」に合ったハミガキを!

ハミガキには、基本機能に加えて、配合されている薬用成分によってそれぞれの効果が期待できます。歯を磨く時は、「目的」に合ったハミガキをつけて磨くようにしましょう。

この記事を作成・監修した
マイスター

平野 正徳

オーラルケアマイスター

平野 正徳

ひらの まさのり

オーラルケア関連の基礎研究ならびに開発研究に20年以上携わってきました。 これまで得た知識と経験を活かして、歯とお口の健康に関する情報をお伝えします。

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