気になる脇汗!汗ジミが目立ちやすい服の色はこれだった!
脇の汗ジミ対策の1位は「汗ジミが目立たない服を着る」こと。汗ジミの目立ちにくい色や素材、デザインの服を選ぶと安心です。でも、できれば汗ジミを気にせず、着たい服を着たいですよね。脇汗対策には、肌に密着する「直塗りタイプ」の制汗剤がおすすめ。汗ジミや黄ばみを防ぐ夏物衣類のお洗濯のポイントもご紹介します。
脇の汗ジミが気になって、着たい服が着られない!
汗をかきやすく、薄着になる季節は「脇の汗ジミ」が気になりますね。近年は春や秋でも暑い日が増え、「毎日の服選びに困っている」という人も多いのではないでしょうか?
20~40代の「脇汗を気にしている」女性150名に調査したところ、春夏(4~9月)に「脇の汗ジミが気になって着たい服が着られない」という人は約8割にのぼりました。
「汗ジミが目立つかも…」という心配で、好きな服を着られないなんて、ちょっと残念ですよね。
- ※ライオン調べ、脇汗を気にしていて、良い制汗剤であれば多少高くてもお金を出すと答えた人、20~40代女性150名、2019年
脇の汗ジミのケアは、みんなどうしている?
多くの人が気にしている脇の汗ジミ、皆さんはどんな対策をしているのでしょうか。
20〜40代の女性750名を対象にした調査では、1位の「汗ジミが目立たない服を着る」をはじめとして、「汗を吸収するインナーを着る」「風通しの良いデザインの服を着る」など、「着る服」で対処していることがわかりました。このことからも、脇の汗ジミ問題が服選びに影響することがうかがえます。
ほかには、「制汗剤をつける」「出た汗をこまめにふき取る」など、工夫して汗ジミ対策をしているようです。
- ※ライオン調べ、20~40代有職女性、制汗剤使用者750名、2013年
実験!脇の汗ジミが目立つのはどんな時?
多くの女性が、様々な方法や工夫で脇の汗ジミに対処していることがわかりましたが、実際に汗ジミがどのくらい目立つのか、実験してみました!
色つきのTシャツを着た時につく脇汗のレベルを5段階に設定して、それぞれ色の変化を観察したのが下の写真です。
脇汗ジミ危険レベル1~3くらいまでは、それほど汗ジミは目立ちません。
レベル1は、真冬に厚手のコートを着て屋外でバスを待つくらいの状態。レベル3は、秋口にガスを使った調理を1時間した時を想像してみてください。服の色によっては、汗ジミがやや目立つものもあります。
レベル5になると、3色ともに脇の汗ジミが目立ちます。レベル5は、真夏に早歩きで15分程度歩いた時に出る汗の量を想定しています。皆さんもこのようなシーン、日常的にありますよね。外に出るとすぐに汗ばむような暑い日には、こうした事態にもしっかり備えることができたら理想的ですね。
汗ジミが目立ちやすい服の色、目立ちにくい服の色
先ほどの実験でもわかるように、「服の色」も汗ジミ対策のポイントです。
汗ジミが目立ちやすいのは、汗で色が変わった時に元の色と差がつきやすい色の服です。
どんな季節にも合わせやすいライトグレーは、残念なことに汗ジミが目立つ色No.1。ベージュやカーキ、薄めのブラウンも汗ジミが目立ちます。これらの色の服は濡れると色が濃くなるため、汗ジミが目立ちやすいといえます。定番として取り入れたいカラーですが、汗ジミのことを考えると注意が必要ですね。
また、パープルやグリーンなどさわやかな明るい色の服も、汗ジミが目立ちやすい色です。
一方、汗ジミが目立ちにくいのは、汗を含んでも元の色と変わらない色の服です。
黒やネイビーなどのダークカラーは元々色が濃いので、汗で服の色が濃くなっても元の色とさほど変化がありません。また、白も汗ジミが目立ちにくく、コーディネートにも取り入れやすい色です。
黒や白のほかに、赤や黄色、オレンジなどの鮮やかな原色も、意外と汗ジミが目立ちません。
ただし同じ赤系でも、えんじ色のような少しくすんだ色やTシャツの素材によっては、汗ジミが目立つ場合があるので注意が必要です。事前に、服を水で少し濡らしてみて、目立ち具合を確認してみるといいでしょう。
色のほかにも、素材や柄、デザインに注目して服を選ぶと、汗ジミが目立ちにくくなるので、参考にしてください。
<汗ジミが目立ちにくい素材や柄、デザインの傾向>
●素材
・汗ジミが目立ちにくい素材:速乾性が高いポリエステルや通気性の高いメッシュなど
・汗ジミが目立ちやすい素材:吸水性が高い綿など(汗を吸い込んで色が変わる)
●柄
・汗ジミが目立ちにくい柄:ボーダーやチェック、フラワー柄など、細かい柄の服
(柄の中に汗ジミが目立ちやすい色と目立ちにくい色が混在しているため、汗ジミがひとつの固まりとして目立ちにくい)
●デザイン
・汗ジミが目立ちにくいデザイン:腕や脇周りに余裕があるフワッとしたデザインの服
(脇汗をかいても洋服につきにくい)
服の黄ばみにも注意!
汗ジミが目立ちにくい白や薄い色の服も、脇汗がついたまま放っておくと黄ばみができてしまうので気をつけたいところ。20~40代女性を対象にした調査※では、「1シーズン着用した夏物衣類に汗ジミや黄ばみができていた」「衣替えで去年の夏物衣類を出したら、汗ジミや黄ばみができていた」という人がともに7割近くに達しています。
- ※ライオン調べ、脇汗を気にしていて、良い制汗剤であれば多少高くてもお金を出すと答えた人、20~40代女性150名、2019年
着用中はもちろん、シーズン終わりや1年後の汗ジミ、黄ばみを防ぐためにも、しっかり脇汗対策を行いたいですね。
脇汗対策には「直塗りタイプ」の制汗剤がおすすめ
思っている以上に、汗ジミが気になる場面はよく訪れます。脇汗対策には、ロールオンやスティックなど肌に密着する「直塗りタイプ」の制汗剤を試してみてください。しっかり汗対策ができます。
直塗りタイプはコンパクトなものが多く、バッグに入れて持ち歩きやすいのもポイント。気になった時にサッと塗り直してケアできます。
来年も気持ちよく着られる!夏物衣類の汗ジミや黄ばみを防ぐお洗濯のポイント
衣類の汗ジミや黄ばみを防いで長持ちさせるには着用後のお洗濯も大切です。ここでは、衣類のお手入れのポイントをご紹介します。
1.汗をかいたらこまめに洗濯をする
衣類についた汗をそのまま放っておくと、汗ジミや黄ばみの原因になります。基本的なことですが、脱いだ衣類は放置せず、早めに洗いましょう。
2.衣替えの時は「しまい洗い」をしてから保管する
衣類の黄ばみを防ぐためには、衣類をしまう前に皮脂汚れをしっかり落とすことが肝心です。脇の下やエリ、袖など黄ばみが出やすい部分には、シミ用の部分洗い剤や、液体酸素系漂白剤を直接塗ってからお洗濯するのが有効です(事前に酸素系漂白剤が使用できるかどうか、洗濯表示を確認してください)。特に白や薄い色の衣類は黄ばみが目立ちやすいので、「しまい洗い」をしっかりしてから収納しましょう。
3.黄ばんでしまったら「出し洗い」
もし「去年の夏物衣類を出したら、汗ジミや黄ばみができていてがっかり」ということになってもあきらめないで!そんな時は、事前に洗濯表示を確認して、衣類に合った方法で上手に「出し洗い」して黄ばみを落としましょう。
これまで脇の汗ジミが気になってファッションを自由に楽しめなかった人も、汗ジミが目立たない服を選んだり、直塗りタイプの制汗剤を活用するなど、小さな工夫で、おしゃれを思いっきり楽しみましょう!
この記事を作成・監修した
マイスター
衛生マイスター
浅野 ほたか
あさの ほたか
界面活性剤の基礎研究14年、身体洗浄・消毒(手、身体、毛髪)や台所用洗剤、調理分野の製品開発17年と、およそ30年間研究に携わってきました。
これまでの経験を活かし、生活における様々なシーンでの衛生に関わる情報をわかりやすく発信していきます。
下記のコメントを削除します。
よろしいですか?
コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容コメント内容