クッキングシート&クッキングペーパーで、料理の失敗を防げる上手な使い方

クッキングシート&クッキングペーパーで、料理の失敗を防げる上手な使い方

よくある料理の失敗をたった一枚の「紙」が防げるのを知っていますか。例えば「厚手のクッキングペーパー」で包んでレンジでチンして「豆腐の水切り」をすれば、麻婆豆腐が崩れてボロボロになるのを防げます。「クッキングシート」を鍋の大きさに切り、落し蓋としてのせれば、煮魚も短時間で仕上がり煮崩れを防げます。

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クッキングペーパー&クッキングシートで、いつもの料理がこんなにおいしく!

時間のないときに重宝する優秀アイテム

定番の料理をレシピどおりに作っても、なぜかうまくいかない、いまいちおいしくできない、そんな経験って誰にでもありますよね。また、効率的に食事の支度をしようと話題の時短テクニックにチャレンジしてみたものの、「失敗した!」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そんな失敗を防ぎつつ、いつもの料理をワンランク美味しくしてくれる優秀アイテムが、クッキングペーパー&クッキングシートです。

今回は、身近な失敗例を5つ取り上げ、よりおいしく作れる調理のコツをお伝えします!

こんな“あるある”も、調理用のペーパーを使った「紙ワザ」で解決

料理での失敗の原因は、ほんのちょっとしたことにすぎません。クッキングペーパー&クッキングシートを使って、その悩みをすっきり解決してしまいましょう!あなたはこんな経験ありませんか?

<よくある調理の失敗あるある>

①マーボー豆腐の豆腐がボロボロに
②野菜サラダが水っぽくなり、ドレッシングが薄まってしまう
③煮物の味がうまく決まらない
④煮魚の身が崩れてバラバラ……
⑤お刺身を電子レンジで解凍したら、色が変わった

失敗あるある①マーボー豆腐の豆腐がボロボロに

<失敗の原因>

豆腐が崩れてしまう原因の1つが、「豆腐の水切り」がきちんとできていなかったこと。

豆腐の成分は、約9割が水分です。調理前にこの水分をしっかり切っておかないと、調理中に豆腐から水が出て味が薄まりおいしく仕上がらないだけでなく、豆腐が煮崩れてしまうのです。また調理後も徐々に水が出てきて、味がさらに薄まってしまいます。

<カンタン調理ワザ>

豆腐の水切りは、ふきんで包んで「重し」をして30分程度置くという方法が一般的です。

でも、今回紹介するのは電子レンジでチンする方法。

厚手のクッキングペーパーで豆腐を包み、電子レンジで加熱するだけ。それだけで、豆腐からに含まれる余分な水分をクッキングペーパーが吸収し水切りができるのです。これなら、時短でできて失敗知らず!

※加熱時間の目安:1丁(350g)で4分(500W)、または3分40秒(600W)

失敗あるある②野菜サラダが水っぽくなり、ドレッシングが薄まってしまう

<失敗の原因>

ドレッシングが薄まっておいしくないのは、野菜を洗った際にしっかり水切りができておらず、余分な水分が残っているからです。

<カンタン調理ワザ>

洗った野菜を1枚ずつ、クッキングペーパーでふくというのも手間ですよね。

保存バッグに、洗ってざっと水を切った野菜と厚手のクッキングペーパーを一緒に入れてシャカシャカ振ると野菜の水切りが簡単にできます。

保存バッグに、洗ってざっと水を切った野菜と厚手のクッキングペーパーを一緒に入れてシャカシャカ振る

また、ドレッシングをかけて時間をおいてしまうと、ドレッシングの塩分で野菜から水分が出てしまうことも。食べる直前にドレッシングをかけるのもポイントです。

失敗あるある③煮物の味がうまく決まらない……

<失敗の原因>

何度も作っているはずなのに、なぜかいまいちな仕上がりになってしまう煮物。失敗の原因は、具材にしっかりと味が染み込んでいないことです。

<カンタン調理ワザ>

煮物には落し蓋をすると、煮汁が上の方の具材にまで回るので味の染み込みが良くなります。さらに、アクや余分な油をとると味も決まりやすくなります。アクと油を吸収するシートを入れて、落し蓋にしてみましょう。「味の染み込みを良くする」と「アクや余分な油をとる」という一石二鳥の方法です。

肉じゃがをさらにおいしくする風味づけには、即席のだしパックで。鰹節をクッキングペーパーに包んだ即席だしパックを入れて煮込みます。

しっかりと染み込んだ煮物は、お野菜の色も形も美しく決まります。

失敗あるある④煮魚の身が崩れてバラバラ……

<失敗の原因>

しっかり味を染み込ませようとして煮る時間が長くなりすぎることが煮崩れの原因です。

<カンタン調理ワザ>

まずは、加熱したときに皮が裂けてしまわないように、最初から皮に包丁を入れておきます。

煮汁が煮立ってから、魚を鍋に入れましょう。一気に加熱することによってたんぱく質が固まり、魚の身が締まるので煮崩れ防止になります。

クッキングシートを鍋の大きさに切り、中央に切り込みを入れて落し蓋をすると、短時間で味がしっかり染み込むので、長く煮る必要もありません。

切れ目もしっかり残り、ふっくらとした切り身が美味しそうな仕上がりですね。

失敗あるある⑤お刺身を電子レンジで解凍したら、色が変わった

<失敗の原因>

ラップで包んだお刺身を電子レンジで解凍するときには、加熱中に溶け出した水分(ドリップ)がラップの中にたまります。この水分が加熱ムラを引き起こし、加熱のしすぎで変色したり、半冷凍のままだったりするのです。

<カンタン調理ワザ>

解凍時にお刺身を包むラップを、厚手のクッキングペーパーに変えてみましょう。

解凍中に出るドリップをクッキングペーパーが吸い取ってくれるので、水分による加熱ムラを防ぎ、おいしく解凍ができます。

以上、一度知ってしまえばずっと役立つ、調理のちょっとしたコツをお伝えしました。さっそく今日から、毎日のお料理にクッキングペーパーなどを使った「紙ワザ」を試してみてくださいね♪

この記事を作成・監修した
マイスター

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。

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