食中毒予防には「タオル」もマメな交換を!
見た目が汚れていないからといって、同じタオルを使い続けていませんか? ライオンの調査では半数近くの家庭で、キッチンの手ふき用タオルを2日以上使い続けていることが判明。しかし、2日間使用したタオルからは多数の細菌が...。一見汚れていなくても、マメな交換をおすすめします。
「キッチンの手ふき用タオル」の衛生
細菌やウイルスによる食中毒が気になる季節には、いつも以上にていねいに手洗いをされる方も多いと思います。でも、その洗った後の手をふくタオル、皆さんはどのくらいの頻度で交換していますか?
今回は、キッチン用の手ふき用タオルの交換頻度と、細菌を指標にした汚れ具合についての実験結果をご紹介します。
キッチンの手ふき用タオルの「交換頻度」調査
キッチンで使用している手ふき用タオルの「交換頻度」について実態調査を行った結果、半数近くの家庭で、同じタオルを2日以上使い続けていることがわかりました。洗面所やトイレで使用するタオルと同様、やはり「乾いていたり、見た目が汚れていなかったら、つい使い続けてしまう」ということが多いようです。
キッチンの手ふき用タオルには「細菌」がいっぱい!
では、実際にキッチンで使用した手ふき用タオルには、どのくらい「細菌」がついているのでしょうか?次の2種類のタオルを用意して調べてみました。
1.洗濯したてのタオル
2.キッチンで2日間使用したタオル(3世帯:手ふき回数24~34回)を1日室温で乾燥させたもの
それぞれの菌汚染状態を調べたところ、下の写真のように、2からは、一旦乾燥させたあとにもかかわらず、多数の細菌が検出されました。さらに、これらのタオルを使ってハンドソープで洗ったあとに手をふき、その手のひらについた細菌を調べた結果、2でふいたあとの手には、タオルから細菌が移ってしまっていることがわかったのです。
細菌の多い「キッチン」のタオルはマメな交換を!
いくら気を付けて手洗いしていても、このようなタオルで手をふいたのでは台なしです。実は、水と食べ物を扱う「キッチン」は、家の中でもっとも菌が多い場所。手を菌の運び屋にしないためにも、キッチンで使用する手ふき用のタオルはマメに交換するようにしましょう。
調理がすんだら手をキレイに洗い、手ふき用のタオルも交換しましょう。
この記事を作成・監修した
マイスター
衛生マイスター
太田 博崇
おおた ひろたか
お口の中の細菌を中心に、感染症予防の研究などに携わり、その間、国立研究所や歯科大学との共同研究などもしてきました。
これらの経験を活かし、衛生的かつ健康的な生活を送るのに役立つ情報をお届けしていきます。
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