ブーツの季節!「足のニオイ」は大丈夫?
足のニオイが気になって、ブーツが脱げなかった経験はありませんか?足裏の汗と古い角質が細菌によって分解されると、ツンとする独特な「足のニオイ」が発生します。そんな時のために手軽に足のニオイをケアできる方法や、ニオイの発生をおさえる対策などをご紹介します。まずは、「足を清潔に保つ」ことが、ニオイ対策の基本ですよ!
冬に気になる「足のニオイ」
秋冬ファッションとして定着しているブーツは素敵だけど、実は「足のニオイ」が気になって…という声をよく耳にします。アフター5の飲み会や合コンの会場で「まさかのお座敷!今、靴を脱ぐとマズい!」なんて経験をされた方、案外多いのではないでしょうか?「足のニオイ対策」には、いくつかポイントがあります。今回は、ニオイ発生の仕組みと、適切な対策をご紹介します。
「足のニオイ」の原因とは?
足裏は、「エクリン腺」という汗腺が多く分布していて汗をかきやすい上に、靴によってムレやすく、細菌が増殖しやすい部位です。足裏の汗と古い角質が細菌によって分解されると、ツンとする独特な「足のニオイ」が発生します。発生した足のニオイの成分は低級脂肪酸類が多く、中でも「イソ吉草酸」 という成分が、主なニオイの成分といわれています。
足の「ニオイ対策」
足の「ニオイ対策」の基本ポイントは、次のとおりです。
1.足を清潔に保つ
足のニオイ対策は、清潔が基本。入浴時に足の指の間までよく洗って清潔にし、入浴後はていねいに水気をふきましょう。足の水気は浴用マットなどに吸い取らせるだけ、という方が多いと思いますが、足のニオイが気になる時は指の間まで水気をふき取り、しっかり乾燥させるようにしましょう。また、足の古い角質は細菌のエサになるので、定期的に角質ケアをしましょう。ただし、角質を取りすぎないように気を付けてください。
2.足用の制汗デオドラント剤を活用する
ニオイの原因の1つである足汗をブロックしましょう。
「足用の制汗デオドラント剤」を朝のお出かけ前に使ってみてはいかがでしょうか。ニオイのほかにも、不快なムレ、ベタつきなどの原因でもある足汗を、汗が出る前におさえてくれます。使用感がサラッとしたものや、速乾処方の直塗りタイプの足用制汗デオドラント剤も出ていますので、「直塗りタイプは足に使うとベタつきそう」と敬遠していた人や、朝の時間がない時にもおすすめです。
3.靴の中のムレをおさえる
靴のケアもニオイ対策に有効です。靴に湿気がこもるのを防ぐため、通気性の良い靴下を着用したり、靴に吸湿・消臭効果のある中敷を入れたりして履きましょう。また、靴は続けて履かず、3足以上をローテーションすること、履いたあとの靴は陰干しするようにしましょう。
上記の写真の通り、靴をローテーションして履くことで、細菌の増殖がおさえられていることがわかります。足のニオイ対策には、足と靴の両方をケアすることが効果的です。急なお誘いを受けた時には、手軽な足用の制汗デオドラント剤でササッと対処しましょう!
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秋・冬でも「ブーツの中」は真夏並みの環境なの?
靴内の温度・湿度が上がって「細菌」が増殖しやすくなる
暑くてジメジメした季節だけでなく、寒い時期でも、靴やブーツを長時間履くと、靴内の温度・湿度が上がって「細菌」が増殖しやすい環境になり、これが足のニオイの発生につながります。
秋・冬でも「ブーツの中」は真夏並みの環境
ライオンで行った実験の結果、冬場にブーツを1時間履いた時の靴内の湿度は85%以上にもなることがわかっています。これを不快指数に換算すると、80~85(暑くてたまらない)にも達し、秋・冬でも「ブーツの中」は真夏並みの環境といえそうです。
この記事を作成・監修した
マイスター
衛生マイスター
浅野 ほたか
あさの ほたか
界面活性剤の基礎研究14年、身体洗浄・消毒(手、身体、毛髪)や台所用洗剤、調理分野の製品開発17年と、およそ30年間研究に携わってきました。
これまでの経験を活かし、生活における様々なシーンでの衛生に関わる情報をわかりやすく発信していきます。
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