運動会や修学旅行と生理が重なっても慌てずに!小中学生の「生理痛対策」
「生理痛」で悩む小中学生は、意外と多いようです。小中学生の生理痛は、なぜ重くなりがちなのでしょうか?生理を迎えてから数年間は子宮が未成熟なため、10代特有の生理痛を感じるようです。生理痛を和らげるためには、腰とお腹を温め、血行を良くしましょう。バランスの良い食事と軽い運動も大切です。
意外と多い「生理」で悩む小中学生
秋は、運動会や修学旅行など、学校行事も多いですよね。
そんな時に「生理」で悩む小中学生は、意外と多いようです。
なぜ、小中学生の生理痛は重くなりがちなのでしょうか?また生理痛を和らげるには、どのような方法があるのでしょうか?
そこで今回は、小中学生の「生理痛対策」についてご紹介します。
「10代の生理痛」の原因と特徴
生理を迎えてから数年間は子宮が未成熟なため、子宮口が狭くかたくなっています。そのため、生理の時に子宮の外へ血液をスムーズに送り出すことができません。子宮の筋肉が強く収縮して血液を押し出そうとする時に、痛みを強く感じることがあり、これが「10代の生理痛」の特徴です。この痛みは子宮が成熟すると自然とおさまっていきます。
とはいえ、学校行事のほかにも部活や塾、習い事などで忙しい小中学生。少しでも痛みを和らげて、生理の期間をラクに乗りきりたいですよね。
生理痛を和らげる「方法」
そこで、普段の生活の中でできる生理痛を和らげる「方法」をいくつかご紹介します。
1. 腰とお腹を温める
生理痛は、からだを温めて血行を良くするとラクになります。
使い捨てカイロなどで腰とお腹を温めると効果的です。生理中はシャワーではなく浴槽に浸かる方が、からだが温まるのでおすすめです。
合宿や修学旅行など、自宅以外の場所でお風呂に入ることがありそうなら、その時はシャワーやお湯をかける程度ですませておきましょう。
2. 食事をきちんととる
からだに必要な栄養が足りないと血行が悪くなり冷えやすくなって、生理痛を招きやすくなります。
また、無理なダイエットはホルモンのバランスを崩し、その結果、生理が止まってしまうこともあります。10代は、からだが成長する大切な時期です。毎日3食きちんと食事をとるようにしましょう。
3. 適度にからだを動かす
運動不足は、冷えや血行不良の原因となってしまいます。軽い運動は血行を良くし、気分転換にもなるので、できるだけからだを動かすようにしましょう。ストレッチなども効果的です。
体育の授業は、体調が良ければ参加しても大丈夫です。
ひどい生理痛は「医師」に相談
10代の頃は子宮が未成熟なため、強い痛みを感じることもあります。起き上がれないほどのひどい生理痛で、学校に行けなくなったり、日常生活に支障をきたしたりする場合には、婦人科で「医師」に相談することをおすすめします。
それでも痛みがつらい時には「鎮痛薬」を!
痛みがつらい時や、大切な試験や部活の試合、運動会などで休めない、という時には、「鎮痛薬」を服用するのも1つの手です。
鎮痛薬は大人向けのものではなく、「子ども向けの薬」を選び、用法、用量をよく確認してから服用しましょう。服用させる際には、保護者の方がお子さんにも服用方法をきちんと理解させるようにしてください。
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量を減らせば「大人用の鎮痛薬」を小中学生が使っても大丈夫?
大人用の鎮痛薬は、「15歳未満」には飲ませない
大人用の鎮痛薬の量を減らせば、子どもに飲ませても良いというのは誤った認識です。子どもは、肝臓や腎臓などの機能が未発達です。大人用の鎮痛薬には、15歳未満には服用が認められていない成分が含まれていることがありますので、「15歳未満」のお子さんには大人用の鎮痛薬を飲ませないようにしてください。
この記事を作成・監修した
マイスター
ヘルスケアマイスター
芳賀 理佳
はが りか
くらしを彩る製品の香りの研究・開発、および身体洗浄剤・制汗剤の開発に約25年携わってきました。
快適な毎日が過ごせるよう、からだの健康・美容に役立つ情報をご紹介していきます。
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