初めてでも簡単!電子レンジでパパッと「手作りおせち」レシピ
おせちは1~2回で食べ切る量を手作りするなら、電子レンジを活用すると断然ラク!便利な調理アイテム「クッキングペーパー」「調理バッグ」「保存バッグ」を使えば、手間と時間を大幅カットして、簡単においしく作れますよ。おせちの定番15レシピをご紹介します。
手軽にワンプレートおせち!家のお皿で「銘々盛り」
最近のお重は三段が主流で、「一の重」に祝い肴・口取り、「二の重」に焼き物・酢の物、「三の重」に煮物を詰めます。
一方で「銘々盛り(一人盛り)」は、好みのおせちを数種類、重箱ではなく家にあるお皿に少量ずつ盛るスタイルなので、おせちビギナーさんにもおすすめ!「前菜グループ」と「おかずグループ」から、3~5品盛るだけで見た目も華やかなおせちが完成。
例えば、丸皿に5品を盛り合わせるだけでも、下の写真のように素敵な感じになります。
組み合わせるおせちは、お好みで追加したり、差し替えたりしてもOK!手軽な市販品を使っても、もちろんかまいません。色や味のバランスを考えて、選ぶといいですよ。
<差し替えるならこれがおすすめ>
1 栗きんとん →さつまいもの甘煮、だて巻き(市販品)、黒豆(市販品)
2 数の子 →たたきごぼう、かまぼこ(市販品)
3 紅白なます →たこのマリネ、ピクルス
4 牛肉の八幡巻き →えびのうま煮、ぶりの甘辛蒸し、如意巻き
5 煮しめ →福袋煮、高野豆腐の射込み煮
家にあるシンプルな丸皿でも、小鉢を組み合わせるなど、盛り付けを工夫するとぐっとおしゃれになります。記事の最後に盛り付けのテクニックも紹介しています。ぜひ、お正月らしい雰囲気を演出してみてくださいね!
前菜グループ(祝い肴、口取り、酢の物)のメニュー
酒の肴になる「祝い肴」や前菜的な意味を持つ「口取り」、さっぱりとして口直しになる「酢の物」のメニューです。食材にはそれぞれ、五穀豊穣や開運、健康長寿など、縁起の良いいわれがあります。
やさしい甘さの「栗きんとん」
【クッキングペーパーのレシピ】 (調理時間の目安 35分)
きんとんは「金団」を意味し、商売繁盛や金運アップを願うおせちです。
さつまいもは電子レンジで加熱して、しっとりやわらかに。茶巾にすれば見た目もかわいい!
<材料(30g×10個分)>
さつまいも 1本(約250g)
栗の甘露煮 5個
砂糖 大さじ1
塩 1~2つまみ
水 大さじ5
栗の甘露煮のシロップ 大さじ1
甘さ控えめなので、好みで砂糖やシロップの量を増やしてもOK。
<作り方>
(1)さつまいもは皮をむき、1㎝幅の半月切り(またはいちょう切り)にする。アク抜きのため10分程度水にさらす。
(2)栗の甘露煮は3個を粗く刻み、2個は飾り用として1個を6等分に切る。
(3)耐熱ボウルに水、砂糖、塩を入れ、混ぜて溶かす。水気を切った(1)を入れ、その上に水でぬらして軽くしぼったクッキングペーパーをのせ、電子レンジ600Wで7分加熱する。※1
- ※1 500Wの場合の加熱時間は8分20秒。
(4)クッキングペーパーを取り、さつまいもが熱いうちにフォークやすりこ木などでつぶし、なめらかになったら、栗の甘露煮のシロップを加えて混ぜる。さらに粗く刻んだ栗を加え、さっくりと混ぜる。
(5)(4)を30gずつ量る。水でぬらして固くしぼった半折りのクッキングペーパーで茶巾しぼり(包んでひねり、結び模様をつける)にし、上に飾り用の栗をのせる。
酸味がさわやか!「さつまいものレモン煮」
【リード プチ圧力調理バッグ専用のレシピ】(調理時間の目安 20分)
電子レンジ専用の圧力調理バッグに、材料を入れてチンするだけ。
レモン汁を入れるので、さっぱり味です。見た目は金の小判みたい!?
普段のお子さんのおやつや、お弁当のおかずにもおすすめです。
<材料(2人分)>
さつまいも 小1本(200gくらいのもの)
A
砂糖 大さじ7
レモン汁 大さじ1(レモン 1/2個分)
水 1カップ
<作り方>
(1)さつまいもは7~8mmの厚さに切り、アク抜きのため5~10分程度水にさらす。クッキングペーパーで水気をふきとる。
(2)ボウルにAを入れ、砂糖が溶けるまでよくかき混ぜる。
(3)調理バッグに(1)と(2)を入れ、ジッパーをしっかり閉める。
(4)表示のある面を上にして、できるだけさつまいもが重ならないように平らに整えて耐熱皿にのせ、電子レンジ600Wで9分加熱する。※2 加熱後、そのまま庫内に3分置いてから、耐熱皿ごと取り出す。
- ※2 500Wの場合の加熱時間は12分。(4)の後に冷凍保存をした場合の加熱時間は、600Wで11分、500Wで15分。
(5)冷めるまで調理バッグに入れたまま置き、冷めてから盛り付ける。
ごま衣が香ばしい「たたきごぼう」
【クッキングペーパーのレシピ】(調理時間の目安 15分)
地中に根を張るごぼうは、家の安定を象徴する縁起の良い食材。
たたきごぼうには「運を開く」という意味がありますし、たたくことで
繊維が崩れ、味がしっかりしみ込むのでおすすめの調理法です。
<材料(2人分)>
ごぼう 1/2本(約75g)
A
水 3/4カップ
顆粒だし 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ2
砂糖 小さじ2
みりん 小さじ1
塩 小さじ1/4
いり白ごま 大さじ2
B
砂糖 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
酢 小さじ1
<作り方>
(1)ごぼうはたわしで洗い、泥を落とす。太い部分は八つ割り、細い部分は六~四つ割りにし、4㎝の長さに切る。さっと水にさらしてアクを抜き、水気を切る。
(2)耐熱ボウルにAを入れ、よく混ぜる。ごぼうを加え、水でぬらして軽くしぼったクッキングペーパーをのせ、電子レンジ600Wで4分加熱する。※3 加熱後、ごぼうを煮汁から取り出して冷ます。
- ※3 500Wの場合の加熱時間は4分50秒。
(3)すり鉢にいり白ごまを入れ、すりこ木で半分ほどすり、Bを加えて軽くする。ごぼうを加え、すりこ木で軽くたたきつぶしてから、全体を混ぜ合わせる。
おせち料理に欠かせない「数の子」
【保存バッグのレシピ】(調理時間の目安 塩抜き・つけおきを除く 20分)
プチプチした食感が人気の「数の子」は、にしんの卵。
にしんは一腹にたくさんの卵を持つことから、子孫繁栄を意味します。
塩抜きをして調味液に漬けるだけなので、作り方は簡単ですが、
塩抜きに半日くらいかかるので、ちょっと早めに用意しましょう。
<材料(2人分)>
数の子(塩漬け) 100g
水(塩抜き用、1回の水の量は、数の子の4倍量)
塩(塩抜き用、水を取り替えるごとに、小さじ1/2程度)
A
めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ4
水 大さじ6
削り節 少々(お好みで)
<作り方>
(1)塩漬けの数の子は、うすい食塩水につけて、約半日くらい冷蔵庫で塩抜きをする。途中1~2回食塩水を取り替える。
(2)数の子のまわりの薄い白い膜をていねいに取り除き、流水で洗う。
(3)Aをまぜ合わせ、(2)の数の子とともにジッパー付き保存バッグに入れて、一晩漬ける。
保存バッグ1つで!「紅白なます」
【保存バッグのレシピ】(調理時間の目安 つけおきを除く 15分)
「なます」は、おせちに欠かせない酢の物の一つ。
せん切り大根とにんじん、甘酢をジッパー付き保存バッグで漬けるだけで、
おめでたい紅白の彩りに。ゆず釜(ゆず釜の作り方はこちら)に盛り付ければ、さらに鮮やかになります。
<材料(2人分)>
大根 3㎝(正味量として180g)
にんじん 3㎝(正味量として30g)
大根:にんじんの量を、6:1くらいにすると見た目がきれいです
塩 小さじ1/2
調理酢(すし酢など) 大さじ5
ゆずの皮 少々(ゆず釜は分量外)
<作り方>
(1)大根、にんじんは皮をむき、せん切りにする。厚さ1~2mmの板状の薄切りにしてから、重ねて1~2mm幅に切ると、きれいなせん切りに。
(2)ボウルに入れて塩をふり、軽くもんで5分ほどおき、しんなりしたら水気をよく絞る。
(3)ジッパー付き保存バッグに(2)と調理酢を入れ、軽くもみ混ぜて、漬ける。冷蔵庫で1週間程度保存できる。器に盛り、ゆずの皮を飾る。
おもてなしに喜ばれる「たこのマリネ」
【保存バッグのレシピ】(調理時間の目安 つけおきを除く 15分)
ゆでだこは、見た目が紅白の食材なので、おせちにぴったり。
おせちでは、酢だこやうま煮が定番ですが、洋風のマリネも新鮮ですよ。
「多幸」という漢字を当てることができるので、1年の幸せを祈願しましょう。
<材料(2人分)>
ミニトマト 7~8個
ゆでだこ(生食用) 1/2本(60g程度)
ピーマン 1個
玉ねぎ 1/6個
<マリネ液>
オリーブ油 大さじ2
酢 大さじ1
塩 少々
こしょう 少々
<作り方>
(1)ミニトマトはへたを除いて洗って半分に切る。ゆでだこは足先1㎝を切り落とし、食べやすい大きさに切る。ピーマン、玉ねぎはみじん切りにする。
(2)ボウルに酢、塩、こしょうを入れて混ぜ、塩を溶かす。オリーブ油を少しずつ加え、混ぜ合わせる。
(3)ジッパー付き保存バッグに(1)と(2)を入れ、軽く揉んで混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分ほど置いて味をなじませる。
身近な野菜でカラフル!「ピクルス」
【保存バッグのレシピ】(調理時間の目安 つけおきを除く 20分)
まろやかな酸味で、サラダ感覚で食べられるピクルスです。
好みの香辛料で味のアクセントをつけてくださいね。カラフルな彩りで、
おせちがパッと華やかに!お正月の野菜不足の解消にも役立ちます。
<材料(2人分)>
大根 3㎝(約120g)
きゅうり 1/2本(約50g)
黄パプリカ 1/4個(約25g)
赤パプリカ 1/4個(約25g)
A
酢 50ml
水 50ml
砂糖 大さじ11/2
塩 少々
粒こしょう・ローリエ・赤唐辛子など 各少々
<作り方>
(1)鍋にAを入れて火にかけ、沸いたらすぐ火を止める。
(2)大根、きゅうり、パプリカは長さ・大きさを揃えて切る。水でぬらした軽くしぼったクッキングペーパーで包み、電子レンジ600Wで3分加熱し※4、ピクルスの液をしみこみやすくする。
- ※4 500Wの場合の加熱時間は3分40秒。
(3)ジッパー付き保存バッグに、冷ました(1)のピクルス液を入れ、(2)の野菜を漬ける。冷蔵庫で1日置く。
ひと工夫で美しく!「かまぼこの飾り切り」
紅白のかまぼこは、切って盛り付けるだけで、おめでたい演出のできる食材。
ここでは飾り切りをすることで、さらに見た目を美しく変身させるテクニックをご紹介します。複雑に見えますが、実は簡単にできるものばかりなので、挑戦してみてください。
「市松」 並べ方を変えただけでかわいい!
<切り方>
同じ厚さに切った紅白のかまぼこを真ん中で切り、たがい違いに並べる。
「結び」 端を通すだけなので、とても簡単!
<切り方>
(1)1㎝の厚さに切ったかまぼこの両端とまん中に切れ目を入れる。
(2)真ん中の切りこみに、片方の端を上から通す。
(3)もう片方の端は下から通す。
「松」 お正月らしい飾り切りにも挑戦!
<切り方>
(1)厚さ1㎝に切ったかまぼこの下を切り落とさないように8mmくらい残し、左半分は縦に、右半分は横に3mm幅の切込みを入れる。
(2)左半分は、切り込んだかまぼこを1本ずつ外から内側へ箸で折り込んでいく。
(3)右半分は、下から上に折り込んでいく。
おかずグループ(焼き物、煮物)のメニュー
「焼き物」や「煮物」は、主菜になるメニューです。もともとは、ぶりやえびなどの縁起が良いとされる海の幸が中心でしたが、今では肉料理も加わり、バラエティーに富んでいます。家族が喜ぶものを選んでみて!
市松模様がキレイな「牛肉の八幡巻き」
【リード プチ圧力調理バッグ専用のレシピ】(調理時間の目安 20分)
八幡巻きは、ごぼうの産地である京都の八幡にちなんだ、おせち料理。
牛肉で巻くからごちそう感があり、断面の根菜の彩りもキレイな一品です。
手間をかけたように見えるのに、実は調理バッグに入れてチンするだけ!
<材料(2人分)>
牛薄切り肉 3枚(1枚30g程度)
ごぼう 16㎝(7mm角×8㎝を6本)
にんじん 8㎝(7mm角×8㎝を6本)
小麦粉 少々
A
しょうゆ 大さじ1 1/2
みりん 大さじ1 1/2
砂糖 大さじ1 1/2
水 大さじ1 1/2
<作り方>
(1)ごぼうは肉の横幅に合わせ8㎝程度の長さに切ってから、約7mm角の棒状に切り6本用意する。水にさらしてアクを抜く。にんじんも同様に、約7mm角、長さ8㎝の棒状に切り、6本用意する。
(2)牛肉を広げて、片面に小麦粉少々をふり、端の方にごぼう・にんじん各2本を市松模様になるように交互に置く。(ごぼうの上ににんじん、にんじんの上にはごぼうを置く)その4本を芯にして牛肉をしっかり巻く。残り2枚の牛肉も同様に巻く。
(3)Aの調味料をよく混ぜ合わせる。砂糖がかたまりで残らないように注意する。
(4)調理バッグに(2)の牛肉を巻き終わりの部分が下になるように入れ、(3)を入れて全体にからませて、ジッパーをしっかり閉める。
(5)表示のある面を上にして、肉が重ならないように平らに整えて耐熱皿にのせ、電子レンジ600Wで6分加熱する。※5 加熱後、そのまま庫内に3分置いてから、耐熱皿ごと取り出す。
- ※5 500Wの場合の加熱時間は8分。(4)の後に冷凍保存をした場合の加熱時間は、600Wで8分、500Wで10分。
(6)冷めるまで調理バッグの中に入れたまま肉を煮汁に漬けておく。冷めたら両端を少し切り落とし、半分に切る。
焦がさず味がしみる「ぶりの甘辛蒸し ゆず胡椒風味」
【クッキングペーパーのレシピ】(調理時間の目安 10分)
ぶりは成長につれて呼び名が変わる、出世魚。立身出世の象徴です。
甘辛味は焼くと焦がしやすいですが、電子レンジなら失敗なし!
クッキングペーパーが密着するので味もしっかりしみ込みます。
<材料(2人分)>
ぶり 2切れ(約150g)
A
しょうゆ 大さじ3
水 大さじ4
砂糖 大さじ3
ゆず胡椒 小さじ1
酒 大さじ1
小麦粉 適量
<作り方>
(1)ぶりはクッキングペーパーで余分な水分をふいてから、薄く小麦粉をまぶす。ぶりが重ならないように並べてクッキングペーパーで包み、耐熱皿にのせる。
(2)よく混ぜ合わせたAをペーパー全体と皿底に行き渡るようにたっぷりとかける。
(3)上から酒を振り、電子レンジ600Wで6分加熱する。※7 電子レンジから取り出し、クッキングペーパーに包んだまま冷まして味をしみ込ませる。盛り付けの際にたれをかける。※8
- ※7 500Wの場合は、7分10秒加熱。
- ※8 そのまますぐ食べる場合は、皿に盛り付けてたれをかける。
簡単なのに主役級!「えびのうま煮」
【リード プチ圧力調理バッグ専用のレシピ】(調理時間の目安 15分)
長寿のシンボルであるえびは、縁起物であり、おせちを豪華にしてくれますね。
圧力調理バッグで殻ごと加熱し、煮汁に漬けたまま冷ますことで、味もよくしみ込みます。殻をむいて食べやすく盛り付けました。
<材料(2人分)>
無頭えび(殻付き) 大4尾(全体で90g程度)
酒・塩 各少々
A
めんつゆ(2倍濃縮タイプ) 大さじ3
水 大さじ3
<作り方>
(1)えびは殻付きのまま尾を切り落とす。えびの殻の節目に竹串などを差しこんで背わたをとる。
(2)ボウルにえびを入れ、酒・塩をふり、もみこむように洗う。水洗いし、クッキングペーパーで水気をよくふく。
(3)Aを合わせ、よく混ぜる。
(4)調理バッグに(2)と(3)を入れ、ジッパーをしっかり閉める。
※えびは傷みやすいので、その日のうちに電子レンジで加熱をしない場合は、調理バッグごと冷凍保存する。
(5)表示のある面を上にして、平らに整えて耐熱皿にのせ、電子レンジ600Wで3分加熱する。※6 加熱後、そのまま庫内に3分置いてから、耐熱皿ごと取り出す。
- ※6 500Wの場合の加熱時間は4分。(4)の後に冷凍保存をした場合の加熱時間は、600Wで5分、500Wで6分。
(6)えびは冷めるまで、調理バッグに入れたまま煮汁に漬けておく。冷めたら殻をむき、形が悪ければ上下を少し切り落とし、形を整えて盛り付ける。
レンジでしっとり蒸す「如意(にょい)巻き」
【クッキングペーパーのレシピ】(調理時間の目安 30分)
如意巻きは、薄焼き卵で具を巻いて蒸した料理。
「意の如く」願いを叶えるといわれ、2つの渦巻きが出会う形が素敵!
水でぬらしたクッキングペーパーで包んで加熱すれば、
電子レンジ蒸しでも、しっとりおいしく仕上がります。
<材料(直径20㎝のフライパンで1本分)>
<肉だね>
豚ひき肉 75g
塩 小さじ1/4
砂糖 小さじ1/2
A
ねぎのみじん切り 大さじ1
しょうが汁 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ1/4
水 小さじ2
片栗粉 小さじ1
<薄焼き卵>
卵 1個
塩・砂糖 各1つまみ
サラダ油 小さじ1/2
<作り方>
(1)ボウルに卵を割りほぐし、塩・砂糖を加えてよく混ぜ、ざるでこす。直径20㎝のフライパンにサラダ油を熱し、こした卵液を流し入れ、両面を焼いて薄焼き玉子を作る。
(2)ボウルに豚ひき肉、塩、砂糖を入れ、こぶしで肉をつぶすように押し混ぜ、粘りを出す。Aを加え、よく混ぜ合わせる。
(3)薄焼き卵の色が薄い面を上にして置き、片栗粉(分量外)をまんべんなくふってから、肉だねの4/5量をのせ、平らになるように広げる。
(4)上下から中心に向かって巻く。巻き終わりのくぼみに肉だねの1/5量をのせ、くぼみを埋める。
(5)クッキングペーパーを水でぬらして軽く絞り、広げて(4)をのせ、しっかりときつめに巻く。巻き終わりを下にして耐熱皿にのせ、電子レンジ600Wで3分加熱し※9、加熱後、そのまま庫内に5分置く(余熱で火を通す)。取り出し、粗熱が取れたら7~8mm厚さに切る。
- ※9 500Wの場合の加熱時間は3分40秒。
根菜も短時間でやわらかく!「お煮しめ」
【リード プチ圧力調理バッグ専用のレシピ】(調理時間の目安 25分)
圧力調理バッグなら、いろいろな根菜を、たった10分のレンジ加熱で
味がしみしみの状態に。味付けもめんつゆを使うので簡単!
お正月だけでなく、普段の煮物にもおすすめですよ。
<材料(2人分)> ※材料の重さは、使う分としての正味量です
里芋 中2個(75g)
れんこん 35g
ごぼう 8㎝(25g)
にんじん 3㎝(30g)
こんにゃく(アク抜き) 3㎝(50g)
生しいたけ 2枚(30g)
A
めんつゆ(2倍濃縮タイプ) 大さじ5※10
砂糖 小さじ1
水 大さじ2
※里芋は量が多いとふきこぼれることがあるので、入れすぎないように注意する。
- ※10 めんつゆがない場合は、Aをしょうゆ大さじ1 と1/2、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、顆粒和風だしの素小さじ1/3(1g)、水大さじ5にする。
<作り方>
(1)里芋は厚めに皮をむいて形を整え、半分(大きい場合は3等分)に切る。よく水で洗ってぬめりを取り、水気をふく。れんこんは皮をむき厚さ2~3mmの半月切りにして、さっと水にさらし、水気をふく。
ごぼうは洗い、厚さ2mmの斜め薄切りにし、水にさらしてアクを抜き、水気をふく。にんじんは皮をむき、厚さ5mm程度の輪切りにする。野菜の抜き型があれば、花の形にする。
こんにゃくは厚さ5mmに切り、中央に2㎝程度切り込みを入れ、片方の端をその中に通して手綱こんにゃくにする。生しいたけは石づきと軸を取る。
(2)Aの調味料をよく混ぜ合わせる。砂糖の溶け残りがないように注意する。
(3)調理バッグに(1)を入れ、(2)を加えてジッパーをしっかり閉め、調味料が材料全体にいきわたるように軽くまわす。
※加熱時のふきこぼれを防ぐため、すぐに電子レンジで加熱をしない場合は、里芋は別に保存し、加熱する直前に加える。保存は冷蔵で2日程度可能。このレシピは食材の特性から冷凍に向かない。
(4)表示のある面を上にして、平らに整えて耐熱皿にのせ、電子レンジ600Wで10分加熱する。※11 加熱後、そのまま庫内に3分置いてから、耐熱皿ごと取り出す。
- ※11 500Wの場合の加熱時間は12分。
(5)冷めるまで調理バッグに入れたまま煮汁につけて、味をしみ込ませる。
お揚げの袋に詰める「福袋煮」
【クッキングペーパーのレシピ】(調理時間の目安 30分)
袋状に開いた油揚げに、野菜やしらたき、鶏肉を詰めて煮る「福袋煮」。
食べる側には、何が入っているかはお楽しみ。まさに栄養満点の福袋!
油揚げの油抜き、電子レンジ加熱にクッキングペーパーが活躍します。
<材料(2人分)>
油揚げ (中がはがれるタイプ) 2枚
にんじん 3㎝(約30g)
生しいたけ 1枚(約15g)
ごぼう 5㎝(10g)
しらたき 40g
鶏もも肉 60g
三つ葉 5本程度
塩・酒 各少々
A
水 250ml
顆粒だし 小さじ1
砂糖 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/3
<作り方>
(1)水でぬらして軽く絞ったクッキングペーパーで、油揚げを1枚ずつ包む。三つ葉も、茎ごと水でぬらしたクッキングペーパーで包む。耐熱皿にそれらを重ならないように置き、電子レンジ600Wで50秒加熱して※12、油揚げの油抜きと三つ葉の下茹でを同時に行なう。
加熱後、油揚げは長さの1/3を切り落とし、破かないように中を開く。残りの部分は細く切り、中身にする。
三つ葉は、ペーパーから取り出し、水にさらしておく。
- ※12 500Wの場合の加熱時間は1分。
(2)にんじんは5~6mm厚さに切り、型で抜く。残った部分は細切りにする。生しいたけは薄切りに、しらたきは食べやすく切る。ごぼうはささがきにし、さっと水にさらす。鶏肉は2㎝角に切り、塩・酒少々をまぶす。
(3)細切りの油揚げ、にんじん、しいたけ、しらたき、ごぼう、鶏肉を混ぜ合わせ、油揚げに詰める。詰め終わったら、口をつまんで、つまようじで仮止めをしておく。
(4)耐熱ボウルにAを入れ、よく混ぜ、(3)と型抜きしたにんじんを入れる。水でぬらして軽くしぼったクッキングペーパーをのせて、電子レンジ600Wで9分加熱する。※13
- ※13 500Wの場合の加熱時間は10分50秒。
(5)加熱後、具材を包んだ油揚げを煮汁から取り出し、やけどをしないように少し冷ましてから、つまようじを外して糸三つ葉で口を結び、にんじんとともに器に盛る。
乾物がひと工夫で華やか!「高野豆腐の射込み(いこみ)煮」
【クッキングペーパーのレシピ】(調理時間の目安 25分)
買い置きのできる乾物は、おせちをあと1品作りたいときに便利!
高野豆腐は「射込み煮」にすると華やかになり、お正月らしいごちそうに。
レンジ加熱で煮汁がしみ込み、しっとり、ふっくらと煮上がります。
<材料(2人分)>
高野豆腐 2枚
<肉だね>
鶏ひき肉 80g
にんじん 2㎝(20g)
生しいたけ 1枚(15g)
しょうが汁 小さじ1
塩 3つまみ
A
水 300ml
顆粒だし 小さじ1
砂糖 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/3
<作り方>
(1)高野豆腐は水で戻してから、両手ではさんで水気をよくしぼる。長い辺の厚みの真ん中に切り込みを入れ、角の近くまで包丁を入れて袋状にする。
(2)にんじん、生しいたけはみじん切りにする。
(3)ボウルに鶏ひき肉、塩を入れてよく練り、白っぽくなってきたら、(2)としょうが汁を加えてよく混ぜる。
(4)高野豆腐の切り込みにテーブルナイフで(3)を詰める。
(5)耐熱ボウルにAを入れ、よく混ぜる。(4)を加え、水でぬらして軽くしぼったクッキングペーパーをのせ、電子レンジ600Wで10分加熱する。※14 取り出して、それぞれを包丁で4等分に切る。
- ※14 500Wの場合の加熱時間は12分。
盛り付けのおしゃれ度アップ!テク
おせちをワンプレートで盛る場合には、半月盆、木のトレイやかごなどを使っても、お正月らしい雰囲気になります。もちろん、家にある洋皿でも素敵ですよ。
3つ、5つ、7つなど「縁起がよい奇数の種類を盛る」ことを意識するくらいで、あとはルールにこだわらず、自分らしい盛り付けを楽しみましょう!
以下に、センスよく盛るポイントをまとめましたので、参考にしてくださいね。
ポイント1 汁気のあるもの、小さい物は、小鉢などに盛る
豆のような小さい物や、汁気のある酢の物などは、深さのある小鉢などに盛ります。ゆずをくり抜いて作った「ゆず釜」も素敵な器になります。
ポイント2 葉物などをアクセントとして使う
葉らん、笹、南天、ゆずり葉、たちかずら、うらじろ、松、菊の葉など、緑の葉物は少しあしらうだけで、おせちを素敵に演出できます。上記の写真は、左から、葉らん、南天、松の葉です。
ポイント3 盛るではなく、飾る感覚で
お料理は盛るだけではなく、飾りのようにあしらっても素敵です。市販の黒豆を松の葉に刺すだけでも、お正月風に見えますよ。
「便利な調理アイテム」をおせち作りの味方に!
大掃除をしたり、年賀状を書いたりと、ただでさえ大忙しの年末。おせち作りに時間をかけられない!という方におすすめしたいのが、便利な調理アイテムです。
加熱は電子レンジを活用すれば、鍋やフライパンを使わずに、パパッと作ることができますよ。
「リード プチ圧力調理バッグ」でレンジ加熱の時短おせち
電子レンジ調理専用の「リード プチ圧力調理バッグ」は、専用レシピのとおりに調理バッグに食材と調味料を入れて、加熱するだけ!食材から出る蒸気で「プチ圧力」がかかり、短時間で、本格的なおせちが作れます。
さらに、調理バッグのまま冷蔵・冷凍保存ができるので、忙しい年末にも早めにおせちの仕込みをして保存しておくことが可能です。
「リード プチ圧力調理バッグ」の基本の使い方
1.食材と調味料を入れる
調理バッグに入れる前に「調味料をしっかりまぜ合わせておく」のがポイント
2. 電子レンジで加熱する
「上下を間違わずに、耐熱皿に平らにおく」
「加熱終了後、庫内に3分おく」のが重要
3. 盛り付けて完成
「調理バッグを開ける際、蒸気によるやけどに注意」
専用レシピどおりに!
材料の分量や加熱時間等は、【リード認定専用レシピ】どおりに調理して下さい。
専用レシピどおりにしないと、過加熱で調理バッグに穴が開くことや、加熱不足になることがあります。
専用レシピは製品に添付しているほかに、Webでも公開しています。
※1 ここから先は外部サイトへ移動します。価格やサービス内容については、各サイトに記載されている内容をよくお読みになり、ご自身の責任でご利用ください。
※2 通販限定販売品は、「取扱店舗を探す」ではご案内しておりませんのでご了承ください。
「クッキングペーパー」でレンジ加熱の味しみしみおせち
「リード クッキングペーパー」は、厚手のフェルトタイプ。ただの紙ではなく、電子レンジを加熱する時の調理アイテムとして使えます!
クッキングペーパーは水でぬらし、軽くしぼるのがポイント。これを食材の上に広げてのせたり、食材を包んだりすると、水分が蒸発せずにしっとり加熱でき、味もムラなくしみ込みます。
「ジッパー付き保存バッグ」で漬けるだけの簡単おせち
電子レンジで加熱したり、つくった料理を冷ましたり、そんな合間の時間で、加熱のいらない「漬けるだけ」の簡単おせちを作りませんか?
保存バッグを使って漬ければ、ボウルは不要で後片付けがラク!さらに、食べる分だけ盛り付けて、残りはそのまま冷蔵庫で保存。年末の買いだめで込み合っている冷蔵庫でも、コンパクトに収納できますよ。
手作りのおせちを家族みんなで食べられると、新年から幸せな気持ちになりますよね!
今年は便利な調理アイテムを活用して、グンと手間を省いて、ラクして楽しい「わが家流おせち」を作ってくださいね。
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
杉本 美穂
すぎもと みほ
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
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