大葉(青じそ)が長持ちする保存方法|2週間後もピンピンの冷蔵&冷凍テク

大葉(青じそ)が長持ちする保存方法|2週間後もピンピンの冷蔵&冷凍テク

大葉は、乾燥が大敵。使った残りが数日でしなびてしまうなんてことも...。おすすめは、濡らしたペーパーで軸を巻きジッパー付き保存バッグに入れて野菜室に入れて保存する方法。2週間たっても葉先までピンピンですよ。いろいろな保存方法で鮮度の違いを試した実験結果も紹介しています。動画もぜひチェックしてくださいね。

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冷蔵保存は、軸に水を補って、葉の乾燥を防ぐのがポイント

香りのよい大葉は、料理の名脇役ですが、一度にたくさん使うものでもありません。
10枚ほどの束で買ってきた時、数枚を使った残りを、どのように保存していますか?そのまま元の袋に戻したり、ポリ袋に入れたりして、野菜室に収納していませんか?
それでは残念ながら、数日でしなびてしまいます。

大葉は、何よりも乾燥が大敵!だからと言って、水につかるのも苦手、葉っぱが黒くなり傷んでしまいます。
葉先までピンとした新鮮な状態で保存するには、

①軸に水を補い、葉を乾燥させない
②葉を水でぬらさない

が鉄則です。

おすすめの冷蔵保存方法はこれ!

<冷蔵保存>

「濡れたペーパーで軸を巻き、バッグで保存」

小さく切った厚手のクッキングペーパーに水を含ませ、大葉の軸部分に巻いて、ジッパー付き保存バッグに入れる。
軸の部分を下にして、野菜室で立てて保存。
保存中にペーパーの水が乾いたら、再度水を含ませる。

●保存期間の目安 冷蔵で2週間

試してみました!保存方法による鮮度キープの違い

保存方法によって、大葉の鮮度にどのような違いが出るかを試してみました。

「クッキングペーパー+ジッパー付き保存バッグ」は、2週間後もピンピン!

下の写真は、前述の保存方法の通り、大葉の軸の部分を水でぬらした厚手のクッキングペーパーで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて、野菜室に立てて保存したものです。この方法だと、1度もペーパーに水を補充することなく、2週間後も葉がピンピンの状態をキープできました。

葉の重量もほとんど変化なしです。

<1日目>

<2週間後>

<20日たってもこの通り>

「ポリ袋に入れただけ」は、4日後からしなびてきた

一方、ポリ袋にそのまま入れ野菜室で保存した大葉は、4日後には葉先がしおれてきて、1週間で水分がかなり抜け、葉の重量も最初の6割以下に。その段階でしおれて使えない状態になっていました。

<1日目>

<1週間後>

<2週間後はこんな状態に>

保存方法による鮮度の違いを動画にまとめてみましたので、ごらんください。

<保存方法で鮮度が変わる!大葉の保存テク>

ちなみに、ほかの保存方法でも試したところ、以下のような結果となりました。
実験のため、大葉をひたしたコップの中の水は、交換したり補充したりしていません。

「ジッパー付き保存バッグ」

ジッパー付き保存バッグに入れただけで、軸に水を補わずに野菜室で保存した場合、1週間ではピンピンしていましたが、2週間後には形は保っているものの、水分が失われ、しおれていました。

この保存方法では

<2週間後>

「水を入れたコップ」

コップに入れた水に軸部分をひたしただけで、上から何もかぶせずそのまま野菜室で保存すると、2週間後にはコップの水も蒸発し葉もカラカラに干からびていました。

この保存方法では

<2週間後>

「水を入れたコップ+ラップ」

コップに入れた水に軸部分をひたし、さらにラップをかけて乾燥を防いで野菜室で保存すると、2週間後にも葉がピンピンの状態をキープできました。
ただし、この方法のときは、葉が水にふれないように、「水を入れすぎない」「コップを揺らさない」など注意が必要です。

この保存方法では

<2週間後>

葉をピンピンに保つには、軸に水を補うだけでは不十分。葉の部分もジッパー付き保存バッグに入れたり、ラップをかけたりして、適度な湿度を保つことが大切です。
水に浸した場合は、コップの水は2~3日に一度取り替えます。

冷凍保存は、水気をふき、切ってジッパー付き保存バッグに

大葉は、冷凍保存もOK。「千切り」や「ざく切り」など使いやすい形に切って冷凍保存するのがおすすめです。

<冷凍保存>

「使いやすい形に切って」

水分があると霜がつきやすいので、必ず大葉の水分をよくふいてから切る。
ジッパー付き保存バッグに入れ、薄く平らにし、空気を抜いて冷凍保存する。凍って固まっても、袋の上から手でもめば、すぐにほぐれる。

●保存期間の目安 冷凍で1か月
●おすすめの利用法 凍ったままパスタやドレッシング、あえ物などに

「大葉オイルソース」を作り置きしても便利!

すぐに料理に使えるように、大葉をオイル漬けにして保存する方法もあります。
大葉とにんにくを刻んで、オリーブ油に漬けるだけで、和風ジェノヴェーゼソースに!料理にサッと使えて、彩りよく、香りよく、おしゃれな一皿が作れます。

香りのよい万能だれ!大葉オイルソース

<材料>
大葉 10枚
にんにく 1かけ
オリーブ油 大さじ4
塩 お好みで少々

<作り方>
(1)大葉とにんにくはみじん切りにする。
(2)ボールに(1)を入れ、その上にオリーブ油を入れ、よくかき混ぜる。好みで塩少々を加え、混ぜる。保存する場合は、煮沸消毒したガラスの空き瓶に移し、フタをして保存する。

●保存期間の目安 常温で2~3週間
●おすすめの利用法 チキンソテーのソースやカルパッチョのソース、パスタソース、トマトとモツァレラチーズにかけてカプレーゼ風にするなど、使い道いろいろ

この記事を作成・監修した
マイスター

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。

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