これで夫婦円満!?妻を笑顔にする「食事の後片付け」のコツ
夫の立場からすると「自分もそれなりにやっている」のに、なぜか妻からは認めてもらえない。家事の負担意識について、夫婦の意見が一番食い違っていたのが「食事の後片付け」。食器を洗うだけではなく、生ゴミを捨て、シンクの汚れも落として、周りの水滴をふき取って。スポンジ除菌まですれば、ポイントUP間違いなし!
家事をしない夫は、妻に愛想をつかされる!?
日頃、仕事や子育てなどでお互いに忙しくて、夫婦ふたりでゆっくり話す時間が減っていませんか。相手のことを理解しているつもりだけれど、本当にわかっているのでしょうか?
例えば、家事について話したことはありますか。妻がひとりで家事を負担しているのを、「やってもらって当たり前」「家事は苦手だから仕方ない」などと思っていると、妻の不満はたまっていく一方かもしれません。
ここで、男性がギクッとする調査結果をご紹介しましょう。
生まれ変わっても「今の夫と結婚したい」と思う妻の割合は、「家事を上手にシェアしている夫婦」のほうが高かったという事実!
家事をシェアすると、妻の愛情がグーンとアップするんです!
調査では、妻の7割近くが「家事の8割以上を自分が負担している」と答えており、家事分担に不満をかかえていることも浮き彫りになりました。
ギャップがもっとも大きいのは、「食事の後片付け」だった!
夫の立場からすると「自分もそれなりにやっている」のに、なぜか妻からは認めてもらえない。
このように家事の負担意識について、夫婦の意見が一番食い違っていたのが、「食事の後片付け」でした。
自分は「よし、やった!終わった!」と思っているのに、なぜ妻はやったと認めてくれないのだろうか。
それどころか、「ダメ出し」の嵐。「水がもったいない!」「食器、こんな置き方じゃ危ないでしょ!」「ゴミが残っているよ」などと、後からいろいろ文句を言われてしまう。
それは、「食事の後片付けの終了」のとらえ方が、夫と妻では違うからなのです。
上図のように、「食器を洗う」段階では、まだ「食事の後片付け」は終わっていません。多くの妻が当然のこととして、そのあとに「生ゴミを処理する」「排水口・ストレーナーやシンクを洗う」「スポンジを洗う」「シンクの周囲に飛び散った水滴をふく」などしているので、食器を洗い終わっただけでは「これで終わったつもりなの!?」と妻を怒らせてしまうことになるのです。
水滴やゴミや汚れを残したままだと、どうなる!?
キッチンに水滴やゴミが残っていると、妻の機嫌が悪くなるというだけではありません。
なぜなら「温度」「湿度」「栄養分」の3つは、菌の増殖を左右する条件。食べ物のカスが豊富にあるキッチンは、細菌やカビの栄養分の宝庫。そこに、適度な温かさ(20~30℃)とじめじめした環境が加わることで、細菌やカビは増殖しやすくなります。こうした条件がそろうと、たった1日放置しただけでも、さまざまな2次的な汚れやニオイを発生させるのです。
清潔・快適な「ドライキッチン」が、妻の笑顔を約束する
そこで、妻からのダメ出しを回避する、食事の後片付けの秘策が、「ドライキッチン」。
「ドライキッチン」とは飲食店などの清潔な厨房環境を指す言葉ですが、家庭でも「KEEP!ドライキッチン」の意識で、衛生管理をしましょう。
「ドライキッチン」に仕上げるには、「食器洗い」のあとの、5つのポイントさえ押さえればOK。簡単にできることばかりですから、今日から実践してみてはいかがですか。黙ってこれを実践していたら、妻に文句を言われないどころか、ほめられること間違いなし!
ドライキッチンをキープする5つのポイント
1. 生ゴミを処理する
食器をすべて洗い終わると、達成感がありますよね。「これで終わり!」と思いたくなりますが、三角コーナーや排水口のストレーナーに生ゴミをそのまま残していませんか?
生ゴミは嫌なニオイの発生源となるため、キッチンから、そのまま他のゴミ箱に移すだけではNG!水気を切りポリ袋などに入れ、密封してゴミ箱へ。特に生ゴミが腐りやすい夏場には、生ゴミ用の消臭スプレーを直接かけてから捨てると、腐るスピードを抑え防臭になるのでGoodです。
2. シンク・ストレーナーをキレイにする
食材や食器・調理器具を洗っている「シンク」も、汚れていることを忘れないでください。油汚れがついていると表面の水切れが悪くなるのは、ガラスのコップなどの場合と同じです。
食器を洗い終わったら、シンクも食器用洗剤を使ってキレイに汚れを落としましょう。シンクの底面だけでなく、壁面もしっかり洗ってくださいね。
三角コーナーやストレーナーの網目につまった汚れも落としておきましょう。
3. スポンジを除菌する
いつも濡れているスポンジには、1億個以上の菌がついているというデータもあり、これはトイレの掃除ブラシにも匹敵する数字。ついやってしまいがちなNG行動をチェックしてみてください。
<やってしまいがちなNG行動>
□スポンジにご飯粒や油汚れをつけたままにしていませんか?
□食器を洗ったときの泡や洗剤を残したままにしていませんか?
□水気を絞らずに、ビショビショのままにしていませんか?
<簡単なスポンジの除菌方法>
使用後のスポンジは水でよくすすぎ、水気をギュッと絞ってから、除菌ができる食器用洗剤を規定の量(写真の洗剤の場合は8ml)つけます。クシュクシュともんで、洗剤を全体に浸透させ、次に使うまでそのままおいておきます。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
実はトイレよりも汚い!?キッチンのスポンジ、まな板の除菌方法
4. シンクのまわり・調理台をふく
さあ、ここまできたら、あと一息!
シンクがキレイになったら、最後はシンクのまわりや調理台です。
食器を洗うと、かなりの水が周囲に飛び散っています。洗った食器を水切りカゴに移動するときにも、水滴がポタポタ落ちて、水切りカゴの周囲が水浸しになっているのではないでしょうか。
水は放置すれば菌の増殖を促すし、水垢として白く残ってしまうとこすってもなかなか落ちないので大変です。
シンクのまわりや調理台は、清潔なふきんや使い捨てのペーパーなどでしっかりふいて、清潔なドライキッチンを保ちましょう。
5. 水切りカゴの中の食器まで片付けたら、完璧!!
水切りカゴに食器が残っていると、すっきりと片付いた気がしないし、翌朝すぐに仕事に取りかかれない!
食器を棚にしまうところまでやったら、妻はびっくり!そして大喜びするでしょう。
洗った食器が早く乾く洗剤もあるので、洗剤選びもポイントですよ。
いかがでしたか?
食事の後片付けは「食器だけ洗えばいい」と思っていた方は、その後の工程がポイントだったと知って驚いたかもしれません。
食事の後片付けを「ドライキッチン」にして終わることは、次に調理をする妻に、清潔で気持ちよいキッチンをプレゼントするということ。その細やかな配慮は、きっと妻に伝わって、夫婦円満につながると思います。皆さん、がんばってください!
この記事を作成・監修した
マイスター
リビングケアマイスター
杉本 美穂
すぎもと みほ
家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。
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