「食器洗い」のコツをつかんで時短しよう!効率の良い食器の洗い方と手順

「食器洗い」のコツをつかんで時短しよう!効率の良い食器の洗い方と手順

毎日の面倒な食器洗いを手早くすませるには、コツがあります。汚れを広げない、汚れを乾かさないことがポイント。仕分け、前処理、洗う順番など、ちょっとした段取りの違いで、食器洗いの効率や節水にも差が出ます。大切に扱いたい「漆器」や「ガラス食器」の洗い方のポイントもご紹介します。

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「食器洗い」のコツをつかんで時短!

食後の「食器洗い」には、結構時間をとられるものです。時短のコツは、「仕分けすること」「前処理(汚れを広げない、乾かさない)」「すすぎはまとめてすること」です。そこで今回は、食器洗いを手早くすませるコツと手順を詳しくご紹介します。

最初の「仕分け」が肝心

汚れものでシンクがいっぱいになると、洗う時に手間取ってしまいます。洗い始める前に、効率良く洗えるよう「仕分け」することが肝心です。

形や材質、汚れの程度で分ける

食器の形や材質、汚れの程度を見て、洗う段取りを決めます。壊れやすいもの、汚れの軽いものから順に洗えるようにします。

汚れがひどいものは、前処理

汚れがひどいもの、ご飯粒など落ちにくくなってしまうものは、ほんのひと手間をかけるだけで、そのあとの洗う時間が短くなり、ラクになります。

POINT

食器の「汚れ」を広げない

汚れたままの食器を重ねてしまうと、汚れていない食器の裏にも「汚れ」がついて、洗う手間が増えてしまいます。汚れを広げないためのポイントは、次の3点です。

1. 汚れたままの食器を重ねない

汚れたままの食器を重ねないようにしましょう。汚れていない食器の裏に汚れをつけないようにします。

2. 油汚れはあらかじめ取っておく

油汚れを広げないために、ふき取れる汚れはあらかじめ紙やゴムベラで取っておきます。汚れ落とし用のゴムベラを1つ用意しておくと、写真のようにスッと簡単に汚れを落とせて便利です。集めた汚れはそのまま流さずに、紙でふき取りゴミとして捨てます。

油汚れを広げないために、ふき取れる汚れはあらかじめ紙やゴムベラで取っておきます

3. フライパンの汚れも調理後にすぐふき取る

フライパンの汚れも調理後にすぐふき取る

肉を焼いたあとなどのフライパン汚れは、調理後すぐに紙でふき取り、肉の脂が冷めて固まってしまう前に処理します。汚れをあらかじめ取り除いているので、余分に洗剤を使わなくてすみます。

食器の「汚れ」を乾かさない

食器の「汚れ」を乾かさない

ご飯粒などの「汚れ」は、乾くとカチカチになって落としにくくなるので乾く前に洗いましょう。

もし乾いてしまったら、洗う前に水につけて、汚れをふやかしておくと軽い力で汚れを落とせるようになります。

洗う前に水につけて、汚れをふやかしておくと軽い力で汚れを落とせる

効率が良い「食器洗い」の手順

準備がきちんとできたら、洗剤とスポンジを使って食器を洗います。手早く洗うために、以下の効率の良い手順を覚えておきましょう。手荒れが気になる方は、炊事用手袋を使ってください。

1. 最初にガラス類

まずは壊れやすいガラス類から洗います。

2. 油汚れの少ないもの、多いものの順に

油汚れの少ないものから始め、そのあとに油汚れのある食器類を洗います。

3. すすぎはまとめて

1つひとつ洗って、そのつどすすぐよりも、水を止めて、まずは洗いだけをまとめてすませます。そのあとまとめてすすぐ方が短時間ですみ、節水にもなります。

食器も傷がつくので注意して

スポンジのかたい面(研磨粒子付きのナイロン不織布の面)で食器を洗うと、表面に細かい傷がつくので、食器を洗う際はスポンジのやわらかい方の面を使いましょう。

TEACH ME, MEISTER!
教えてマイスター!

「漆器」や「ガラス食器」はどのように洗ったらいいの?

「漆器」の取り扱いにおける4つのポイント

おせち料理の重箱やお椀で、特にお正月の食卓に登場する機会の多い「漆器」。漆が傷ついたり、はがれたりしないように、以下のポイントに気を付けて上手に取り扱いましょう。

1.水やお湯に長時間つけない
2.ナイロン不織布の面(スポンジのかたい面)やたわし、クレンザーなどは傷をつけてしまうので使わない
3.洗ったらよく水気をふき取り乾かす
4.食器洗い機は使えない

「ガラス食器」の取り扱いにおける5つのポイント

「ガラス食器」は、衝撃に弱く割れやすく、傷もつきやすいので、ていねいに取り扱いましょう。

1.油やタンパク質など汚れが残っているとくもってしまうので、汚れはしっかり落とす
2.表面に細かい傷がついてしまうので、やわらかいスポンジで洗う
3.水滴を残したまま乾かすと、水滴あとが白く残ってしまうので、水切れが良いお湯ですすぐ
4.洗ったあとはきちんとふいておく
5.ほかの食器やお鍋などにあたって割れてしまうこともあるので、すすいだらすぐに片付ける

この記事を作成・監修した
マイスター

杉本 美穂

リビングケアマイスター

杉本 美穂

すぎもと みほ

家事関連の製品企画、マーケティングを約20年、生活者向け講習会などを約10年経験してきました。
毎日大変な料理や食事の後片付けなどを手早くラクにできるように、わかりやすくお伝えしていきます。

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