風邪を効果的に予防する「4つの習慣」
「風邪は万病のもと」とよくいわれます。風邪をひいてしまうと、様々な病気を引き起こしやすいからです。風邪は、ほとんどの場合、ウイルスによって感染するので、風邪の予防には、「ウイルスを避けること」「ウイルスに負けない健康なからだを維持すること」が大切。そのために心がけたい4つの習慣をご紹介します。
風邪の予防は「ウイルス感染」を防ぐことが大切
「風邪は万病のもと」とよくいわれます。風邪をひいてしまうと、様々な病気を引き起こしやすいからです。風邪は、ほとんどの場合、ウイルスによって感染します。すなわち、風邪の予防は、「ウイルス感染」を防げばよいわけです。では、ウイルス感染を防ぐためには、どのようなことに注意する必要があるのでしょう。そこで今回は、日頃から心がけたい「風邪の予防法」をご紹介します。
ウイルス感染を防ぐ「方法」
基本は「ウイルスを避けること」と、「ウイルスに負けない健康なからだを維持すること」です。以下に、ウイルス感染を防ぐ「方法」をご紹介します。
1.人混みを避ける
ウイルスは、くしゃみや咳などで飛沫感染します。ウイルスの感染を防ぐために、疲れている時は、外出は避けましょう。どうしても外出しなければならない時は、人混みを避けたり、マスクをつけたりするなどしましょう。
2.バランスのとれた食事と十分な休養の確保
からだが疲れていると、ウイルスに感染しやすくなります。バランスのとれた食事を心がけましょう。また、休日はしっかり休養してからだを休めるなど、日頃から健康管理に努めましょう。
3.適度な温度と湿度を保つ
ウイルスは、低温、低湿度に強いことから、気温が低く、空気が乾燥する冬は、ウイルスの活動が活発化し、感染リスクが高まります。風邪の予防には、からだを温かくして、加湿器などを使って乾燥を防ぐようにしましょう。また、のどのうるおいは、ウイルスの侵入を防ごうとする「のどのバイ菌バリア」と呼ばれる「線毛運動の活性化」に効果的です。のど飴をなめたり、飲み物を飲んだり、こまめなうがいをしたりして、のどのうるおいを保つようにしましょう。
4.手洗いとうがいの徹底
外出先から帰宅した時はもちろん、家族に風邪をひいた人がいる時は、手洗いとうがいを徹底して行ないましょう。手には、目に見えなくても、ウイルスや細菌がたくさんついています。そのウイルスや細菌が、鼻や口を通って体内に入って感染することもあるからです。風邪が流行している時期は、特にいつもよりていねいな手洗いとうがいを心がけましょう。
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「細菌」と「ウイルス」の違いは?
「細胞」があるかどうかが大きな違い
「細菌」と「ウイルス」の大きな違いは、細菌には「細胞」がありますが、ウイルスにはそれがないという点です。風邪の治療薬で主に処方される「抗生物質」の作用は、「細胞の増殖をおさえる」ことであるため、細胞を持たないウイルスには効き目がありません。
風邪はからだの「免疫力」で治す
風邪は原因となるウイルスの特定をすることができないため、適切な抗ウイルス薬もなく、根本治療もできません。つまり、ほとんどの風邪は、自分のからだの「免疫力」で治癒する以外に方法がないのです。
この記事を作成・監修した
マイスター
衛生マイスター
太田 博崇
おおた ひろたか
お口の中の細菌を中心に、感染症予防の研究などに携わり、その間、国立研究所や歯科大学との共同研究などもしてきました。
これらの経験を活かし、衛生的かつ健康的な生活を送るのに役立つ情報をお届けしていきます。
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